私的国内メタルアルバム10選
どうも皆さん、YU-TOです。
今年、国内メタルシーンが盛り上がりを見せていることに気が付いているのは自分だけでは無いだろう。
一昨年から始まったコロナ禍もようやく落ち着きを見せはじめ、もうそろそろライブハウスにも以前のような活気が戻るのではないかとも思われるこの時期に、"リリースラッシュ" とも言えるくらいに多くの国内メタルバンド達が続々と作品をリリースし始めている。
自分が所属するTHOUSAND EYESも、7月にバンドにとって4枚目となるアルバム『BETRAYER』をリリースすることが決定していて、再び熱量を取り戻し始めた国内メタルシーンの波に乗れている事は、単純に嬉しく思う。
他のバンドで言えば、例えば4月にリリースされたUnlucky Morpheusの『Evolution』は、彼らの真骨頂ともいうべきメロディックスピードメタルサウンドと、往年の歌モノJ-ROCKを彷彿とさせる聴きやすさ抜群のサウンドが合わさった安定のハイクオリティ作品で、とても良かった。
まだリリースから2ヶ月足らずというタイミングにも関わらず、早くもギタリスト紫煉氏がソロでボーカルを務める別プロジェクトのMVを公開するなどの斬新かつ攻めた活動を展開するその姿勢は、頼もしさにも満ちている。
また、Imperial Circus Dead Decadenceの『殯――死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える――。』も、まだリリース前の作品ではあるが、今年の国内メタルシーンのトピックになるであろう期待大なリリース。
DIR EN GREYにブルーダルデスメタルを大量に眩し込んで超高速で掻き回したような強烈なサウンドにはカリスマ性があり、全編日本語詞という点も彼らが持つ個性の1つ。
「一体いくつ声があるんだ!?。」と驚愕してしまうほど多くのスクリームを操るボーカリストのリブユウキ氏は、『BETRAYER』を含めたTHOUSAND EYES全作品のアートワークも手掛ける多彩な才能の持ち主で、彼独特の世界観が醸し出された詞世界に引き込まれているファンも多いのでは無いだろうか?。
もう一つ、個人的に注目している作品は来月リリースされるSABLE HILLSの『DUALITY』。
去年、THOUSAND EYES恒例の年末企画にも出演してもらった新世代メタルコアバンド。
00年初頭メタルコアの系譜を正当に継承した潔いストレートなサウンドが心地よく、要所要所で炸裂するメロディアスかつキャッチーなギターワークには思わず "ニヤリ" とさせられてしまう。
今年の夏には "Wacken Open Air" や、"Brutal Assault" といったヨーロッパを代表するメタルフェスへの出演も決まり、AS I LAY DYINGやDarkest Hourといったレジェンド達とも海を超えて鎬を削ることが決まっているSABLE HILLS。
そんな今の彼らの "イケイケっぷり" が十二分に収められているだろう今回の作品は、メタルファンもハードコアファンも必聴な1枚に仕上がっていることだろう。
、、、
とまあ、ものすごく前置きが長くなってしまったが、、、(笑)。
今回の記事では、そんな再びの盛り上がりを見せる国内メタルシーンにおいて、自分が個人的に影響を受けた作品を10枚選んで紹介していきたいと思う。
中には "メタル" の枠内に入るのかどうか怪しい作品もあるとは思うが、どの作品も個人的には昨今の国内メタルシーンの礎を築いた重要な作品であると感じているので、もし聴いたことが無い作品があったら是非ともチェックしてみて欲しい。
それでは、行ってみましょう!。
#1 X 『BLUE BLOOD』
正直、自分は彼らの音楽にそこまで夢中になっていたという訳では無いのだが、このアルバムを初めて聴いた時に感じた、未知の音楽に突如遭遇したかのような衝撃は未だ忘れられない。
スラッシュメタルを凌駕するほどのスピード感と、胸を締め付けられるような悲哀に満ちたメロディが同居する音に、"Forever Love"くらいしか彼らの楽曲を知らなかった当時の自分は、「あの有名な"X JAPAN" ってこんなにカッコ良かったのかよ!。」と面を食らってしまった。
単純に音楽としてのクオリティが高いというだけではなく、その音楽が何世代にも渡って語り継がれ、現代を生きる若いミュージシャン達にも多大な影響を与え続けているという事実は、 "凄い" を通り越してもはや "脅威" にすら感じる。
ここ日本において、彼らを超えるくらいに後世にまで語り継がれる、名実共に伝説的な存在になれるようなメタルバンドは果たして今後出てくるのだろうか?。
音楽人としては「きっと出てくるはずだ!。」と言いたい気持ちもあるが、100%の自信を持ってその言葉を言うことは自分には出来ない。
ここまで "モンスターバンド" という言葉が似合う国内メタルバンド、そうはいない。
#2 Pay money To my Pain 『Another day comes』
「こんなに好きになった日本のバンドはいない!。」という言葉を以って、Xを評するミュージシャンは周りに多い。
だが、自分にとってのそれはXではなく、Pay money To my Pain(※以下 PTP)だった。
この作品を含めたほぼ全てのCDを "フラゲ" して、映像作品を含めた全ての作品を所有しており、ライブにも幾度となく足を運んだ。
彼らの音を "メタル" と呼んで良いのかどうかは賛否が分かれるところではあるが、少なくともこの『Another day comes』まではメタル要素の強いサウンドを彼らは提示していて、90年代のメタル・ハードコアとオルタナティブが混在したような独自の音世界を形成していたように思う。
現に、彼らの最後のリリースとなったボックスセットに付帯されているブックレットでのインタビューでは、SLAYER、BIOHAZARD、DEFTONESなどからの影響が多大にあることをメンバーは口にしている。
そんなバンド達から抽出したエキスたっぷりの荒々しくて棘のあるバックサウンドに、K氏の色気すら感じさせる切ない歌声が響き渡るPTPにしか出し得ないこのサウンドには、何度ノックアウトさせられてきたか分からない。
2012年にK氏が急逝し、バンドの活動は停止。
身内以外の死で涙を流すほど悲しかったことは、この後にも先にも無かった。
そのくらい自分は、K氏の歌声が、PTPの音楽が、大が何個付いても足りないくらいに大好きだったのだ。
このバンドが活動しているところは、もう2度と観られない。
しかし、ドラムを教えている10代の生徒が、ふとした瞬間に "PTP"という単語を口にしたことがあった。
「PTPとか知ってるの?。」と聞いたら、「いや!、普通に知ってますよ!。」と即答。
Xほどの規模感ではなくとも、彼らの音もまた、世代を超えて後世に語り継がれているのだ。
#3 SUNS OWL 『Recharged』
"新世紀到来!" と叫ばれた西暦2001年を迎えてから21年という時が立ち、その間に数々の良質なメタル作品が世に産み出されてきた。
だが、2001年にSUNS OWLが産み出したこの『Recharged』ほど、 "目の前にあるもの全てを薙ぎ倒す" という言葉が似合う国内メタルは出てきていない。
スラッシーでザクザクな剃刀リフと地を這うグルーヴ、トライバルな躍動感を持って突き進む変拍子をも取り入れた複雑な展開を聴かせる楽曲は、現代の機械仕掛けのエクストリームミュージックを秒で叩き潰すであろう程の説得力を持つ。
音質面においては、現代の感覚からすると少々 "いなたさ" を感じさせるこもった音になってはいるけれど、この音に宿る "凄み" はどんな現代のハイレベルなDAW技術を駆使したところで、おいそれと真似できるはずがない。
"人間が人間の力だけで出せる凄みある音"の限界を提示したかのような、正に "エクストリーム"と呼ぶのに相応しい激音。
#4 BAT CAVE 『He Who Can Not Be Named』
SUNS OWLの名をここで挙げたのならば、やはりBAT CAVEの存在も無視出来ないだろう。
海外メタルで言うのならばSLAYERとPANTERAのような、国内においてSUNS OWLと対になるような存在がこのBAT CAVEだったのだ。
SUNS OWLは技術的にも際立ったことを演る "メタルらしいメタル"なサウンドだったのに対し、BAT CAVEはもっとラフな、"バッドボーイズロック"的感触のあるサウンドだったのが特徴的で、ある意味SUNS OWLよりとっつきやすい印象があった。
この作品以降の『BATNESS』や『コウモリの唄』もかなりの名盤であることは間違い無いのだが、このEP1枚でしか実現出来なかった5人編成でのBAT CAVEサウンドには突進力があり、目の前で演奏しているかのようなリアリティある音質と相まって、ついつい頭を振り乱したくなる。
この作品を最後に脱退してしまったUP HOLDやUNDOWNなどでも活動していたKenji氏のドラミングは生々しくもタイト。
ギターリフに呼応するようなビートと、きめ細かく入れてくる派手なフィルインとキメには、現代メタルドラミングを彷彿とさせるものがあり、時代を先取りしたかのような先駆者的ドラミングを披露している。
楽曲で言うと、この作品のベスト曲は間違いなくS.O.Dのカバーである "Freddy Krueger"だろう。
もはや "オリジナル" と言っても過言では無いほどの大胆なアレンジが施されており、身体を揺らさずにはいられないセンス抜群のリズム展開は、本家を余裕で超えるほどのカッコ良さ。
配信もしていない、手に入りにくい作品ではあるが、見つけた際はすぐにゲットしておく事をオススメする。
#5 EDGE OF SPIRIT 『影と光』
ハードコアシーンに属するバンドではあるけれど、"メロディックデスメタル" と形容されても何らおかしくはないサウンドを提示しているのがEDGE OF SPIRIT。
特に、この『影と光』においてそれは顕著で、悲哀の旋律に満ちたギターリフに、絶望と希望が入り混じった複雑な感情を日本語詞で叫ぶボーカルが乗るそのサウンドは、正に"和製メロデス" といった感触。
"叙情ハードコア" とはまた違うドラマティックな曲展開や、曲の殆どにギターソロがあるという点も "メタル" を感じさせるポイントだ。
全体を通して日本人ならではの繊細なメロディ感覚があるような作品で、身体的なアグレッシブさよりも、胸抉られる悲壮感のようなものを多く感じさせる。
特に2曲目に収録されている "呪咀" は、イントロのギターフレーズから胸を鷲掴みにされる名曲。
怒りと悲しみを全て飲み込んだような劇的なメロディと曲展開が印象的な名曲だ。
また、この作品には彼らのライブ鉄板曲、"Glare"が隠しトラックとして収録されているのだが、この曲に関しては繊細さよりもハードコア特有の爆発力が際立っていて、本収録曲とは少し毛色が違う良さがあると思う。
#6 State Craft 『To Celebrate The Forlorn Seasons』
もはや "死語" と呼ばれてもよい言葉になっているが、"ニュースクールハードコア" と呼ばれるサブジャンルがシーンに存在していた時期がある。
メタルの影響を受けたメロディックなギターリフと、"ビートダウン" と呼ばれる重心の低いグルーヴが合わさったスタイルのハードコアで、国内におけるその代表格だったのが、このState Craftだ。
だから、彼らを"メタルバンド" として扱うことは間違っているとは思うのだが、この作品の楽曲が持つ暴力性よりもドラマ性に重きを置いた練りに練られた劇的な曲展開には、"メタル" を感じる。
ヨーロッパのメロディックデスメタルを彷彿とさせるリフや、躍動感ある縦ノリグルーヴには昨今のメタルコアに通じるものを感じ、この音が後世に与えた影響は大きい。
この作品をリリースした当時は、界隈で "宗教的" とも言えるくらいの人気があったそうだが、2001年にメンバーの1人が殺傷事件を起こしたことでバンドは消滅。
人気絶頂の頃の彼らのライブを体験出来なかったのは残念の極みだが、この作品に関しては各サブスクリプションに楽曲が公開されている。
アルバム全体を通して聴くと、 "希望" を感じさせてくれるほどにメロディックな作品なので、もしかしたらメロディックスピードメタルなどが好きな人にも訴えかけるものがある作品かもしれない。
#7 King`s Evil 『Deletion Of Humanoise』
ある程度年を食っているメタルファンならば、誰もが一度は「日本のメタルなんて、大したことねーよ。」と感じてしまった時期があっただろう。
現代においては、そんな壁はとっくに無くなっていると思うのだが、90年代〜00年代初頭くらいまでの国内メタルは、技術面でも音質面でも海外メタルバンドに一歩及ばずな印象がどうしてもあった。
そんな自分の偏見を打ち砕いてくれた作品が、このKing`s Evilの『Deletion Of Humanoise』だ。
中学生時代、「金がなくて買えなかったんだけど、今日ディスクユニオン行ったらヤバいバンド見つけたんだよ!。」と兄から教えられ、後日御茶ノ水のディスクユニオンにこの作品を聴きに行ったのだが、再生ボタンを押して2秒でKOされた。
そして更に、CDに貼ってあるポップを読んでみたら何と日本人ということが判明。
「日本にもこんなサウンドを出せるバンドがいたのか!!。」と、身体がのけぞるくらいに衝撃的だった。
叩きつけるような荒々しい疾走感があるリズムと、触ったら切れそうな鋭いギターリフが創り上げる極上のデスラッシュサウンドは、今聴いても震えがくるほどに尖りまくっている。
かなり前に、数回対バンさせてもらったことがあったのだが、ギターの音が音源と全く同じでかなり驚いた。
メンバーが安定せず、今はもうあまり活動していないようなのだが、国内エクストリームメタルの隠れた金字塔的作品であることは間違いない。
#8 SABER TIGER 『SABER TIGER』
個人的に、"正統派メタル" と呼ばれるようなスタイルのメタルには、どうにも "イモ臭さ" のようなものを感じてしまって好きになれないことが多かった。
しかし、このSABER TIGERの『SABER TIGER』だけは、この手のメタルにおいては珍しいほどのアグレッションを放っていて大好きだ。
"スラッシー" という訳ではないにせよ、時に速弾きを盛り込みながら複雑で入り組んだリフ構成をこれでもかと畳み掛ける楽曲は "エクストリーム" とも形容できるし、下山 武徳氏の単なるハイトーンボーカルの枠には収まりきらない線の太い超絶的な歌声は、"ブルータル" とも形容できる。
そして何よりも、そんな強烈な楽曲を根底で支える礒田 良雄氏のドラミングが素晴らしい。
最小限のセット数、しかもツインペダルを使わずにほぼ全てシングルペダルでのアプローチで完結させるそのフレージングには良い意味で "無理矢理感" があり、その "ガムシャラ" とも取れるような叩きっぷりは、この作品が持つ他の正統派メタルとは一線を画すアグレッションを増幅させる鍵となっている。
かといってただ叩きまくっているだけではなく、重く、どっしりした説得力あるビートをしっかりと聴かせてくれる辺りも心憎い。
今現在の自分のプレイスタイルは、無意識的に彼からの影響も大きいかもしれないと、ここ数年で感じたりもしていて、あまり名前が挙がる事はないドラマーではあるけれど、全メタルドラマー必聴の隠れた超絶ドラマーの1人だと思う。
#9 Crossfaith 『ZION EP』
現在も熱烈な人気を誇る、国内を代表するメタルバンドの1つであるCrossfaith。
現在の彼らは "メタル" というよりは "激しいEDM" とでもいうような音楽性であるが、Lamb of GodやSuicide Silenceを手掛けたことでも知られる "Machine"がプロデュースしたこの『ZION EP』は、ドシっとした重量感がある彼ら史上最も "メタルらしいメタル" な音楽性を追求している一作だ。
デビュー間もない頃の彼らは、ライブでの爆発力を作品に昇華出来ていない印象が強く、どの作品もどこか線が細い印象があったのが、この作品はそんな自分の印象を完全に払拭してくれた。
ドデカいハンマーで殴りつけるようなやり過ぎなくらいに鬼気迫る音圧と、ぶっ飛んだエレクトロサウンドを突如入れてくる彼ら特有の斬新なアプローチが見事なほどマッチした傑作だと思う。
「さあ、思う存分暴れまくれよ!!。」と客を煽りまくる彼らのライブが目の前で展開されているような臨場感には中毒性があり、聴いた誰もが身体を縦に降らずにはいられなくなるだろう。
特に "Monolith" のイントロには、初めて聴いた時「こいつら殺りに来たな、、!」と武者震いさせられた程だった。
ロック的アプローチの強いパーティーソング "Jagerbomb"も、日本人離れしたドデカいスケール感があってカッコ良い。
この後に彼らが果たした大規模な世界進出も納得の、国内メタルのクオリティ底上げを実現した1枚。
#10 Metal Safari 『Prisoner』
あくまでも個人的な見解なのだが、"人間臭さが滲み出たメタル" の最後の世代にいたのが、このMetal Safariなんじゃないかと今になって感じている。
この作品でギター兼エンジニアを務めたバンドリーダーのHIRO氏が激人探訪で語っていたことだが、この作品は今やもう見かけることすら無くなったMTR1台で作り上げられたという。
ミュージシャンがこの作品を聴けば、それがどれだけ狂ったことなのかすぐに分かるのではないだろうか?(笑)。
雑然としていながらも、筆舌に尽くし難い物凄い迫力がある音で、身体全体にのしかかってくるような深い重みのある音作りには、いつ聴き返しても圧倒させられてしまう。
ギターリフにしろメロディにしろ、意外なほどにメロディアスな面があり、激しさだけを全面に押し出した作風ではないのだが、それが "聴きやすさ" に繋がっているのかといったら良い意味でそうでは無く、むしろこの作品が持つ聴き手にのしかかってくる "重み" を更にヘヴィなものにしている。
たまに、「こういうサウンドを提示してくる現代バンドが現れたらどうなるんだろう?。」と考えてしまうこともあるのだが、それはちょっと無理というか、あり得ない話だろう。
現代のバンドは、現代の技術を最大限に駆使して作品を作っていけば良いのだ。
別に無理をしてまで、非効率的なやり方で作品を作る必要はない。
ただ、"非効率的なやり方でしか出せない音もある" というのは、音楽における究極の事実だとは思う。
そこを追求していくかどうかは個人の自由ではあるけれど、自分自身も含めてその事実は頭の片隅に常に入れておいて、忘れないようにはしておきたいものである。
この『Prisoner』は、そんな "非効率的な音" が存分に詰まった作品。
時たま聴き返しては、しみじみと「良いなぁ〜、これ。」と感心させられる良作品。
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そんな感じで、久々なボリューム感でお届けしたこちらの記事。
誰もが一度は聴いたことがあるだろう作品から少々マニアックな作品まで様々な作品を紹介したけれど、どの作品も自分にとっては意味のある作品ばかり。
もちろん、ここで紹介出来なかったものの中にも好きな国内メタル作品は沢山あるが、「敢えて10枚に絞ってみるとこれかなー。」という感じ。
国内バンドの作品って、やはりミュージシャンとしてはどこか "ライバル心" みたいな感情を持って聴いてしまうものだけれど、今回紹介した作品にはそんな自分のしょうもない感情を取っ払ってくれるくらいの良さがある。
というか、もうここ最近はそんな "ライバル心" すらも感じさせる隙すら与えないくらいに良質な国内メタル作品が目白押しで、海外バンドと国内メタルの質の壁など、もうとっくに消え去ってしまっているように思う。
そんな質も量も活性化されはじめてきた国内メタルシーン。
共に盛り上げていきたいですね〜。