YU-TOの頭の中 "プロ"という言葉の曖昧な概念
どうも皆さん、YU-TOです。
新シリーズ、"YU-TOの頭の中"へようこそ。
妙に大それたタイトルが記事に付けられているが、言ってしまえば自分が普段頭の中で考えている事をつらつら書くだけの記事というか、普段書いている記事よりもちょっとばかし内省的なテーマを扱ったブログ的なシリーズと考えてもらえれば良いと思う。
割と好き放題に色々な事を書いていこうかと思っているので、"カギ"という意味合いも込めて有料定期購読という形を取らせてもらったが、別に特定の誰かを誹謗中傷したりする意は無いのでご安心を。
ただ、割とここでは色々"ぶっちゃけ"ます(笑)。
更新頻度はほぼ毎日更新していこうと考えていて(ネタ切れする可能性もあり 笑)、ミュージシャンが普段敢えて話さないようなこともバリバリに書いていく予定なので、そこら辺も楽しんで読んでもらいたい。
さて、第1回目となる今日の記事では業界で言うところの"プロ"という言葉についての自分の考えを色々と書いていこうかと思う。
音楽界においての"プロ"という言葉ほど、線引きが曖昧な言葉は無い。
"言葉"というよりは"概念"と言った方が正しいかもしれない。
「その道だけで食えなかったら"プロ"とは言えないよ」
音楽や楽器をやっていると、必ずと言って良いほど人から言われるセリフだ。
中には「少なくとも10年は音楽の道だけで食えないとプロとは言えない」なんていう厳しい言葉を言う人もいる。
結論をはっきり言ってしまうと、自分はその価値観があまり好きではない。
「好きな事でお金を稼ぐのは大変なんだぞ!」
「ギャラ貰えてても、食えてないお前なんてプロじゃない!」
そんな楽しくも何ともない事を、"音楽のプロ"の人達が若い世代に言い続けていたら、このご時世において音楽をやり続ける意味なんか誰も見出せなくなってしまうのではないかとも思っている。
昨日まで当たり前に演奏活動だけで生計を立てられていた"プロ"が、突然次の日からもうプロじゃなくなる事だって簡単に起こり得てしまう現代。
そんな中で、"食えてるか食えてないか"を"プロ"の基準にしてしまうのは、どうにも合点がいかないというか、個人的にはしっくりこない。
まあそんな話は、現代に限らず昔からあった事といえばあった事なのだが、、。
例えば、ずっと人気アーティストのサポートドラマーを務めていて、ドラムを叩く事だけで生計を建てれていたミュージシャンが、いきなり向こう側の都合でサポートを外され、路頭に迷ってしまったという話は数多く聞いたことがある。
所属バンドの人気が出て、数年はそれだけで食えてはいたけど、自分自身とは関係の無いことでバンドの活動がストップしてしまったり、怪我や病気などのやむを得ない理由で引退せざるを得ない状況になってしまった人も数多くいる。
このような事例が山のようにある事から、「音楽業界は厳しい世界なんだ!」という事がそこかしこで叫ばれているが、それはちょっと言い方が違うんじゃないかと思う。
"厳しい"のでなく、"曖昧"なんだと。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?