YU-TOの頭の中 音源が打ち込みのドラマー
どうも皆さん、YU-TOです。
今日の記事は、若干センシティブな内容であるかもしれない。
読んでいて気分を害してしまったら申し訳ないが、あくまで1つの意見として受け取って、「そういう考えもあるんだな」という寛大な目を持って読んで欲しい。
いきなり暴露しよう。
一部例外はあるが、ここ最近のメタル、エクストリーム系の音源に収録されているドラムは、その殆どが実際に叩かれていない"打ち込み"で作られたものだ。
マイクを立ててレコーディングされた音では無く、PC上のDAWソフトでMIDI信号を使って作られたビートで、電子ドラムで叩くこともなく、もう最初から椅子に座ってPCでポチポチと打ち込まれたドラムがドコドコと鳴っているというケースも多い。
これが、現代エクストリームドラムの実情なのである。
自分が子供の時は、「こんなことが人間が叩けるようになるのか!?」なんて事をCDを聴きながら夢を膨らませたものだが、そんな事、今は一切思わない。
もう何を聴いても、「何かとんでもない事やってるけど、たぶん実際には叩いてないんだろうなぁ」と感じてしまって、”人力の限界” を感じさせてくれるような面白みは、少なくとも音源におけるエクストリームミュージックの世界には無くなってしまった。
でも、別にそれが100%悪い事だとは全く思わない。
別に打ち込みで作られていようとカッコ良い曲はカッコ良いし、実際に叩いてるか叩いてないかって、曲芸的というか、スポーティーな側面でもあるから、ちょっと音楽とはかけ離れた価値観にもなってくる。
そもそも、完全生ドラムでレコーディングされた音源のクオリティが高いとも限らないわけで、場合によっては打ち込みで作った方が音の細かい調整が容易だから、音抜けも良くなって迫力が出る場合もある、、、いやむしろ、そっちの方が確実に迫力が出しやすい。
それに、普通の一般リスナーだったら、打ち込みで録られた音でも生ドラムで録られた音でも、正直聴こえ方に大差は無いと思う。
実際にプレイしている自分でさえ見分けるられるか怪しい部分もあるから、一般のリスナーであったのならば尚更だろう。
プラグインドラムの音や、DAWの発展って、もうそこまでの領域に来てしまってるのだ。
だから、例え音源のドラムが打ち込みであっても、別に自分は何とも思わない。
ただ、1つだけ言いたいのは、"打ち込むのならばドラマー自身が打ち込むべき"ということだ。
もし仮に、作曲者や第三者が打ち込んだビートがそのまま音源で使われているのであったとしたら、その音源に ”ドラマー” としてクレジットされるべきではない。
そして、それは ”メンバー” ですら無いと思う。
それだったら、ただの ”ライブサポートドラマー” である。
自分の叩いた音はおろか、センスすら1mmも入っていない音源に、”ドラマー” としてクレジットされるなど、自分だったら絶対に嫌だ。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?