【解説】CoE(センター・オブ・エクセレンス)について
プロセスマイニングの浸透に伴い、センター・オブ・エクセレンス(CoE)という言葉が脚光を浴び始めています。
今回はセンター・オブ・エクセレンス(CoE)について解説をしたいと思います。
CoE(Center of Excellence)とは
センター・オブ・エクセレンス(以下、CoEと呼称)とは、組織に点在する優秀な人材や設備、ノウハウを一ヶ所に集約した部署を意味します。
DXや業務変革においては、推進役となる部署が変革に関する全ての情報と権限を持つCoEの設置が必須です。CoEは社内から適切な能力を持つ人材と、業務プロセス及びプロセス情報を集約し、組織横断的な変革の推進を担います。
CoEの役割
CoEの役割は主に以下の5つです。
1.社内情報の収集・整理
社内の業務プロセス情報を集約し、一元管理がなされる必要があります。
2.イノベーションの推進
社内から多様なバックボーンを持つ人材をCoEに集めることで、
イノベーションの発生を促します。
3.企画・戦略の立案
CoEは集約した情報を基に経営戦略の立案と、変革の推進を担います。
4.新業務プロセスの構築
CoEは立案した施策を実行するために業務プロセスへの落とし込みと、
現場への展開を行います。
5.効果測定・フィードバック
CoEは新業務プロセスの実行評価を行い、経営・現場それぞれにフィードバックを行います。
CoEは効果測定の結果を基に次の改善施策を検討します。
CoEに必要なもの
CoEを実現するためには、経営層の決断はもちろんのことながら、以下の要素を満たすツールの導入が必要です。
業務プロセスを可視化し、一元管理する機能
業務プロセス情報(成果物、実行リソース、責任者・担当者情報、KPI等)を可視化し、一元管理する機能
戦略・企画を経営や現場と共有する機能
新業務プロセスの実行評価機能
企業の変革を推進するためには、企業を構成するプロセスと、付随する業務情報の可視化・管理・共有が必要です。
これらを実現するBPMツールはいくつか日本に存在しますが、全ての機能を持つツールはiGrafxしか存在しないのが実情です。
CoEの実現にお悩みの方は、ぜひ一度iGrafxをご検討いただくことをお勧めします。