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高卒でメジャー挑戦!!

今回は、高卒で直接メジャーに挑戦した森井翔太郎について書きます。

そもそも森井翔太郎は何者かというところから。
森井翔太郎は、難関進学校とも呼ばれる桐朋高校出身。桐朋高校野球部の成績としては昨夏の西東京大会2回戦で、冨士森高校に敗退してしまいましたが、当時の試合球場にはメジャースカウトも含めNPBスカウトが来ており、かなり注目されていた選手だそうです。個人成績は、左打者として高校通算45本塁打を放つ一方で、投げる方では最速153キロを誇る右腕として注目を浴びており、投打で活躍する「二刀流プレーヤー」。そして昨年、桐朋高校から直接、メジャー球団「アスレチックス」と約2億7300万円でマイナー契約を結びました。

高卒で25歳未満のメジャー契約

高卒で25歳未満の国際FAは、2017~18年の契約期間以降はいなかったとのこと。それ以前では、エンゼルスと約3億6000万円で契約した大谷翔平のみ。ただ大谷翔平は、日本で5年間プレーしていたのに対し、森井翔太郎はNPBのドラフトを回避、日本のプロ野球界をスルーし、高校から直接アスレチックスと契約しています。昨年のドラフト会議で上位指名される可能性も大いに高かったのですが、森井翔太郎本人の、高卒で直接メジャー挑戦したいという思いから、NPB球団には「指名はしないでほしい」と要請していたそうです。また、このほかの25歳未満でのマイナー契約者といえば、千葉ロッテマリーンズからドジャースと契約を結んだ佐々木朗希です。佐々木朗希も大谷翔平と同じく、NPB球団での活躍を経て、23歳でメジャーに挑戦しています。25歳未満でメジャー契約を結ぶには、25歳ルールというものが存在します。これは契約金や年棒が制限されること、また佐々木朗希も結んでいるマイナー契約のみのスタートになるというものです。25歳未満でのメジャー契約かつ高卒でのメジャー挑戦をする人がなかなかいない中、勇気のある思い切った挑戦だと思います!これを機に、未来のプロ野球選手もどんどん若いうちから活躍していってほしいと思うばかりです。

なぜ高卒でのメジャー挑戦を決断したのか

ほとんどの選手がNPB球団の契約を経由する中、森井翔太郎はなぜメジャー契約という道を選んだのか。森井翔太郎は取材の中で「早いうちからアメリカに行って慣れた方が活躍できるのではないか。4~5年くらいでメジャーにあがれたら」と語りました。元々メジャーに挑戦することに強い希望があったみたいですが、そう思った根本的な理由の背景には鬼滅の刃の存在がありました。コロナ禍で全く練習ができなくて何もやる気が起きなかった状況の中、鬼滅の刃を見て「主人公が頑張ってトレーニングしている姿が自分自身と重なっていた。このままだとダメだと思い、積極的に素振りやピッチングをやるようになった。」と。主人公の困難に立ち向かう姿に勇気をもらい、影響を受けた。この思いが本人のメジャー挑戦への意識が高まるきっかけになっていったそうです。また「自分が死ぬときにこういう人生ができて良かったという風な人生にしたいのが1番」と、本人からはこれからの人生に対する熱い思いを語っていました。将来をしっかり考えて、自分で行動できるって素晴らしいですね。野球界では、メジャーに行くならまず日本で野球をしてからという考えが一般的で、ある意味普通であるとされていますが、その一般で普通の考えにとらわれない意志が生まれることで、さらに多様な考え方や意見が受け入れられるようになることでしょう。

NPB球団を経由してからメジャーで活躍する選手が多い中でも、高校を卒業してメジャーに挑戦したいという我が道を突き進んでいく森井翔太郎の姿は、これからプロ野球選手を目指す人たちにも、選択肢の幅を広げる大きなきっかけになると思います。
今後の活躍を期待し、これからも応援していきたいと思います!



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