井川遥セット(ハイボール×唐揚げ)1つ

こんばんは。ナカおおめです。

タイトルの井川遥セットは大阪の居酒屋に実際に合ったメニュー名です。

頼みたくなるメニュー名を考えるのは素晴らしい。


本日の戯言は食べ物の温度について。

私は熱いものはあっつあつで、冷たいものはキンキンにして食べたいし飲みたい。特にあつあつに対する情熱が強い。


風味が損なわれると知っていつつも味噌汁をぎりぎりまで温めてしまうし、餃子や小籠包など肉汁が容赦ない温度とスピード感で攻撃してくる料理を熱々のうちに大きくほおばっては毎回口内の上部をべろべろにしてしまう。(アホである)

猫舌と呼ばれる方々からすると、「あっっっっ!ふ…ぉ…あっ…ほぁ…!!」などと言いながら口をべろべろにしている私は

味わかってるの?

と言われても仕方ないだろう。


でもやっぱり私はあつあつが好きなのです。

暑がりなのに。関係ない。とはいえ“高温”という"温度“が好きというわけではないし、じゃあなんであつあつがええねん、と考えてみました。


私は唐揚げが大好きです。と英語の構文のようなことを書いてしまいましたが、何食べたい?と聞かれたら8割ぐらいの確率で唐揚げと答えます。そんな私なのであ~唐揚げ食べたい…とちょくちょく思っては、でも揚げ物するのはしんどいし…と冷凍やお惣菜の唐揚げを買ってしまいます。誘惑に弱い。技術の進歩や企業様の努力により、たしかに揚げずとも唐揚げを食べることが出来る、が毎回思ってしまう。


「唐揚げは揚げたてが一番うまい」


そして我慢の限界に達すると昼から井川遥セットをキメてしまうわけです。

しかし至福の時間を得るとまたすぐ唐揚げの誘惑に襲われ、いや揚げたてには劣ってもやっぱり唐揚げを食べたいと出来合いの唐揚げを買い…揚げたてに飢えて徘徊…の無限ループ(アホである)


唐揚げに限らず揚げ物や焼き物においてのあつあつは出来立てを感じられることが魅力だと思います。一人で飲むことも多い私は連れがいないという理由もありますが、カウンターをこよなく愛しています。なぜか。



"ライブ感"

が食欲と満足度をより高めてくれる気がするから。

焼く・揚げるなどの調理音や炭のにおい、入れ替わり注文を受けつつお客さんの表情や様子にも気を配るお店の方々。あ~あの今焼かれているのが私の注文したやつかしら、おっ!さっき頼もうか迷ったメニューあんな感じなのね!おいしそう…ん?このかぐわしいにおいはどのメニュー!?


そういう期待や発見やときめきが高まった中で運ばれてくるあっつあつの唐揚げ。まだかなどうかな、やっと来ました待ってました~~という期待感があっつあつの唐揚げにかぶりついて容赦ない肉汁で「あ…ふ…っっ‼」と発することで満足感へと昇華していくと思うのです。


あつあつから出来立てを感じ、出来立てから徐々に高まっていく期待感が報われたという気持ちを感じている。のであつあつを愛しているのではないかと。おなかがすいてきました。



一方味噌汁やあたたかい飲み物に関して、私があつあつに求めているのは

"湯気"です。

お味噌汁や冬のココア、ふわーっと顔にあたる湯気だけでわかる「これ絶対おいしいやつやん」の感じ。あういう湯気を加湿器から出して顔面びしゃびしゃに浴びたい。(アホである)


この湯気もあつあつが引き起こす、より一層おいしいへの期待感を高めてくれる一つだと思います。湯気からほんのり香るお出汁や甘いチョコレートのにおい、「…あち」っとのど元を過ぎるときは熱すぎるぐらいの液体が、お腹に入ると全体がほわーっとじんわりあったかくなって、内側から幸福感を感じさせてくれる。


もちろん味はとても大切ですが、季節や場所、お店の雰囲気や趣向を凝らしたメニュー、一緒に食べる人やその人との会話、いろんなことが重なり合っていつでも"おいしい"は変わるから食べることは楽しい。同じ食べ物でもどの一口も必ず違うから、食べることは楽しいと思うのです。



キンキンの良さについて語れませんでしたが何が言いたいかというと、寒くなってきてあつあつのおでんと熱燗でほっこりしたい気持ちもありますが、もこもこに着込んでじんわり汗ばんで、外は極寒なのにあったかい店内で


キンキンのジョッキに入ったキンキンのエクストラコールドを呑んで

火傷するほどあつあつの唐揚げを食べたい



今日はおとなしく家でチルドのおでん食べます。乾杯。

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