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社会人2年目がスクラム開発に携わってみて(ベロシティ編)
開発業務未経験、アジャイルの「ア」の字もわからなかった自分が、約1年スクラム開発に携わる中で起きた事象をもとにベロシティについて物語風にお話ししようと思います。
はじめに
この記事に出てくる言葉はスクラム開発で見聞きする言葉です。以降の物語で急に出てきたときに何に関する物語か伝わりにくいかもしれないので、こちらで簡単な解説をさせていただきます。
ベロシティ:スクラムチームでスプリントを回す際にスプリント内でどのくらいのストーリーポイントを消費できるかの指標(基準)のようなもの
スプリント:1週間や2週間といった、スクラムイベントを回す周期
ストーリーポイント:バックログアイテムの重み(数字が大きいほど時間がかかる)
バックログアイテム:いわゆる各メンバが担当する作業タスク
それでは、社会人2年目の物語をお楽しみください!
ベロシティとの出会い
それは、スクラム開発にある程度慣れてきた日中であった。
「チームのベロシティを教えてほしい」
ここでようやくベロシティと初めましてをしました。
今となってはとても大切な出会いだったと思っています。
しかし、初めは自分が人見知りな性格のため、仲を深めるのに苦労しました。
でも、ベロシティを知っていくうちに、より深く知りたい!
という気持ちが高まり、今では仲良くさせてもらってます。
やはり相手を理解するには相手の立場になって考えることが大切ですね、、、
ベロシティが教えてくれたこと
ベロシティとの仲を深めていく中で、とても大切なことを学びました。
以前からチームで活動をしていた自分が、チームの活動キャパシティがどのくらいかわからず悩んでいました。
するとベロシティは、
「それやったら自分らで決めた期間ごとでどのくらい活動できたか記録していって確認したらいいやん!」
と教えてくれました。
その時、
「確かに、1週間ごとで区切って活動キャパシティ確認してみたら見えてくるかも」
と感じ、実践することにしました。
それでもやってくる障壁とストーリーポイントの助言
ベロシティの言うとおりに1週間でチームの活動キャパシティを確認しようと試みたところ、メンバ毎の取り組んでいる活動が異なっている場合もあり、なかなかうまくデータが取れずにいました。
さらに、メンバ毎で活動内容に対する考え方や捉え方が異なっていたため、チームとして活動毎の共通認識が持てていませんでした。
このまま認識がずれた状態で活動を続けていても意味がないと感じていた時、ベロシティからストーリーポイントの存在を教えてもらいました。
ストーリーポイントは自分に対して、
「活動内容に対する重みづけがちゃんとできてない。
チーム内で共通認識を持つ機会を作るべき!」
という意識づけを促してくれました。
本当にその通りでした。
すぐにチーム内で共通認識を持つために別途会議を開き、過去の活動内容で大変だったものやスムーズに進んだものなど、いくつか活動をピックアップし、それらを今後の活動内容の重みづけの基準にしようとなりました。
その会議を行ったことで、活動の重みづけを行う際の基準が明確になり、メンバ間での認識のずれが減っていきました。
ストーリーポイントの助言が、チームの活動キャパシティを正確に測れるようになるための第一歩となったのです。
柔軟に対応していくことが大切だなと改めて実感させられる瞬間でした。
ベロシティ、ストーリーポイントとのその後
彼ら2人との出会いは、確実に自分の視野を広げ、チーム活動(スクラム開発)の難しさ・面白さを実感させるものでした。
今もなお、彼らとは友好な関係を築けており、さらに仲を深める予定です!
最後に
物語を最後まで読んでくださりありがとうございました!
わかりにくい物語だったかもしれませんが、自分なりにリラックスして読んでいただけるように書きました!
この記事を読んでくださった皆さんがスクラム開発について以前より興味を持ってくださっていることを願っております。