佑輔怪談×ごりんや ご挨拶
〜ごりんやさんの企画「佑輔、サプライズ」#4の特別編として
自作怪談を申し上げます。
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「人間の業をより深く表現できる噺家になりたい。」
人間の情けなさや、情念そういうものを
リアルに落語の中で表現することを目標としています。
大切なお話
昨年評判の「寝子」の前日譚。「女」この噺は江戸時代の設定ですが、
佑輔が書くことで自ずと現代の感覚に近いものになっていると思います。
妾の”春”を中心に人間関係が複雑に絡み合う。
噺に登場するどのキャラクターでも構いません。少しでも噺に
共感を持って、その登場人物を愛して頂けたら幸いです。
昨年きいていない方もご心配なく。休憩を挟んで
「寝子」「女」二席とも申し上げます。
佑輔のご挨拶
私は妖怪学の祖、井上円了創立の東洋大学出身です。
円了先生は全国にある不思議な現象、妖怪の類を迷信として
それらを解明するために、各地で講義を行なっていたところから
「お化け博士」とも呼ばれていました。
それらの出てくるお話はいつも不思議な魅力を持っています。
それはやはり、私達が大人になってからも「そういうもの」を恐れ敬い
私たちの生活のどこかにある「少し不思議な世界」を
垣間見れるからだと思っています。
私も円了先生の影響を受けて、在学中から
妖怪、幽霊の類にはとても興味がありましたし、
自作怪談に挑戦することは私の夢の一つでした。
今回このような機会を頂けたことを心より嬉しく思います。
どうか沢山の方に見ていただきたいです。
ご来場心よりお待ち申し上げております。(佑輔)