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出産前日の気持ち
いよいよ明日、予定帝王切開にて出産する。
今日から入院し、今は赤ちゃんの心拍やお腹の張りを測るモニターをとられている。
明日産むという実感がわかないくらい穏やかで静かな夜だ。
前回は計画無痛分娩だったため、同じく前日から入院したのだが、無痛分娩の準備で入院後すぐから背中に麻酔の管を入れたり点滴をしたりと色々処置があったので「明日産む人」というおおごと感があった。
今回はモニターはあるものの、点滴などの処置は朝なので体はいつもと変わらない。
ただこの大きいお腹でヒイヒイ言いながら寝返りをうつ最後の夜になるだろう、という感慨深さだけがぼんやりとある。
結構暇な時間が長く、LINEを返信したり動画を見たりネットショッピングをしたりして過ごしている。
普段の夕方以降は、上の子の夕食・お風呂・寝かしつけと忙しさのサビを迎える時間帯だが、それもない分、余計にゆとりを感じる。
帝王切開だと、笑って腹筋に力が入った時に傷が痛むと聞いたので急いでTVerでTHE MANZAIの見逃し配信を見た。
チュートリアルが面白すぎて腹筋がしっかり使われているのを感じながら2回見た。
人生2度目の妊婦生活、あっという間ではあったけれどやはり思い返すと長かったなと思う。
夫が忙しくほぼワンオペの中で息子の育児をしながら変わりゆく身体をかかえるのは普通にしんどかったが、育児に忙殺されており妊娠のことで不安になっている暇がなかったのでメンタル面はわりと安定していた。
前回は同世代の友達で妊娠してる子が全くおらず、子供を持つことがどんなものか想像もつかないし共有できる相手もいなくて今思えば孤独だった。
今回はだいぶ周りにも子供を産んだ友達が増えたし、ママ友もできたので、妊娠を経験した人ならではの実感を伴った声かけをもらえたりして心強かった。ありがたい。
すでに一児の親であるので、「親になる」というビビッドな自覚の変化は特にないが、今回は同性の親になるというところはちょっと緊張する部分ではある。
息子の時はどんなタイプの子なんだろうとはあまり気になってなかった気がするが、同性となると自分の中で解像度が高いのか、どういう子なのかすごく気になる。
仲良くしたいという期待も高いのだと思う。
自分と好みや感性が似てたりしたらいいなと思ってしまうし、それを押しつけないようにしなきゃと気が引き締まる。
実子だろうと異性だろうと同性だろうと、自分とは全く違う個人ということを改めて念頭におき、その違いを面白がりながら共存したい。
1人目の育児を通して、
・思い通りにいくと思わないこと
・遠慮なく人を頼ること
・ただし依頼と感謝はかならず言葉で示すこと
・お金で解決できるものはさっさとそうすること
・無理しないこと
・比べないこと
これらの大切さを身にしみて感じたので、もう一回肝に銘じておく。
2人目ということで気をつけたいのは、上の子に寂しい思いをさせないこと。
そのために一刻も早く復活したいので、産んだ後はしっかり休み回復に努めたい。
はー、いよいよだ。
ようやく会える、嬉しい!
頑張ってきます。