わたしとトランポリンについて。#8
#7の続き。
前十字靭帯って、なくても日常生活はできるの。
もちろん全力で走ったり
トランポリンを跳んだりするのは
膝が安定していなくて
ほかの怪我にも繋がるからできないんだけど。
だから怪我してから手術までの間に
日常生活は問題なくこなせる
ぐらいには回復していて
日常生活程度なら痛くもないから、
あれ、これこのままトランポリン
やめれば手術いらないんじゃ???
とか変なこと考えたりもしていたんだけど
まあすっぱりやめられるわけもなく
やめるなら手術してからでも間に合うか。
とか思いながら、いざ!人生初の手術へ!
長期入院とかしたことなかったから
手術室とかドラマとか映画みたい~
すごーいとか思って
なんだかんだちょっとわくわくしていたんだけど
手術が終わったら、
怪我をした時の何倍も痛くて。。。
なんか変な管通ってるしそれ抜くのすら痛いし
膝はもちろん1ミリも動かせなくて
また意味わかんないぐらい腫れてるし
きれいな足だったのにたくさん傷もできて
この先トランポリンをまた
跳ぶなんて想像もつかなかった。
だけど前十字靭帯って、
再建手術をしたらもう靭帯は
くっついてるから問題ないみたいで
翌日からリハビリ開始。
最初は、車いすに自分で乗って
自分でベッドに戻るていうところから。
そのあとはリハビリ室に通って
膝を曲げられるようにする。
一般的に2週間ぐらいで膝が90度以上
曲がるようになるらしいんだけど
わたしは移植した腱がとっても硬かったらしく
2週間たっても70度ぐらいしか曲げることができず。
膝が曲がらないって普通に生活していたら
全然想像がつかなかったけど
とにかく本当に本当に不便でした。
健康な体に感謝。本当に。
病院でのリハビリは同じ時期に
同じ手術をした方々がたくさんいて
励ましあいながら、
それぞれの競技の話をしたり
リハビリの時間以外でも一緒に映画見たり。
入院生活は退屈なんだろうなと思っていたけれど
実際はとっても楽しかった。
時間になったらご飯が出てきて、
夜はしっかり寝られて
リハビリだけに集中すればいいって、
もうちょっと入院生活でもいいな
とか思ったりもした。
そんなこんなで退院し、
今度はスポーツ施設でのリハビリ生活に。
他のスポーツのプロ選手もたくさんいて
どんなトレーニングをしているのか勉強もできたし
授業で難しかった分野を教えてもらったり
病院でのリハビリに続きたのしくできた。
大きな怪我をして
競技ができない時間は
もちろんない方がいいけれど
この経験がなかったらできなかった
経験や出会いがたくさんあって
それはそれで私の人生において
とても有意義な時間でした。