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『鋼の錬金術師』はこの世界の縮図かも、、、

私はドラゴンボールヲタですが、ドラゴンボール以外にも思い入れのある大好きな漫画やアニメがいくつかあります。今回はその中から『鋼の錬金術師(通称ハガレン)』について考えてみたいと思います。

私は昔から、「ありえないことはない」と思っています。なので、日本のアニメ、漫画は隠されたこの世の真実をImply(暗示)している、私たちの世界の縮図かも!と思って作品に向き合うことがあります。そんな中でもハガレンは、コロナ禍の折、引きこもりながら久しぶりにハガレンのアニメを全話見返したところ改めて感慨深い作品だなと感じました、、、漫画・アニメいずれも終了から10年以上経過していますが、今なお色褪せない魅力のある作品です。

↓画像左:鋼の錬金術師 1巻(日本語版) 右:FULLMETAL ALCHEMIST  vol.1 (北米版)

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『鋼の錬金術師』は、月刊少年ガンガン2001年8月号から2010年7月号まで連載された荒川弘先生による漫画です。 アニメでは、2003年版『鋼の錬金術師』(『旧鋼』「無印」などと呼ばれています)全51話と2009年版アニメ『鋼の錬金術師FULLMETALAL CHEMIST』(略称『FA』)全64話があります。※『旧鋼』(無印)放送当時は原作が未完だったため、中盤からアニメオリジナルストーリーの展開となり、原作とは世界観や設定、ストーリーが一部異なっています。一方、『FA』は原作漫画に基づいたストーリーとなっています。 ストーリーや登場人物の詳細は↓↓↓のリンクで確認してください。

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↑画像:『鋼の錬金術師』3巻 登場人物紹介より

亡くなった母にもう一度会いたいという想いから、錬金術では禁忌とされる人体錬成を行った主人公兄エドワード・エルリックと弟アルフォンス・エルリック。その錬成に失敗し、兄は左足を、弟は全身を失ってしまう。エドは自分の右腕を代償にアルフォンスの魂を錬成して、鎧に定着させることに成功し、なんとか弟の一命を取り留める。絶望の中、兄弟は「元の身体に戻る」という決意を胸に、錬金術の等価交換の原則を無視した錬成ができるとされる賢者の石を探し求める旅に出る、、、

というのが 物語の発端で、二人は賢者の石を探し求める中、エドは国家錬金術師となり、国家(作品内ではアメストリスという国)に隠された恐るべき秘密にたどり着きます。

↓画像=賢者の石錬成陣:『鋼の錬金術師』3巻 P.119より

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彼らが求めていた賢者の石とは「たくさんの生きた人間の魂を抽出することによって生成される悪魔の物質」でした。「生きた人間の魂だけを抽出後、凝縮したもので、残った肉体と精神は残りカスのようになる」とのこと。賢者の石を使えば等価交換の法則を無視したあらゆる錬成が可能になります。※賢者の石とは、私たちの世界では、中世のヨーロッパで発展を遂げた錬金術の中で語り継がれる伝説の物質とされています。 ドラクエやハリーポッター、仮面ライダーシリーズなどゲームやアニメ、映画などにも度々登場しています。

『旧鋼(無印)』は賢者の石を求め、多くの人間(国民全て)の命を犠牲にし生成を繰り返す一人の錬金術師(ダンテ)の私欲によって軍部の上層部がホムンクルスによって支配され

『FA』では人成らざる存在-始まりのホムンクルスが神をも凌駕する完全な存在になるという欲望のもと、圧倒的な知識と力で人々を拐かし、国を統制している軍部そのものを掌握し、意図的に戦争を起こし、国や人命を好きなように操っています。

でも、国民は誰もそのことに気づいていません。。。エドたちが生まれ育ったアメストリスという国そのものが賢者の石を生成するために作られた国であるということも、、、

↓画像:2009年版アニメ『鋼の錬金術師FULLMETALAL CHEMIST』episode 58 「ひとばしら」より

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エルリック兄弟は、体術に長けていて錬金術こそ使えますが、ドラゴンボールの悟空のように、かめはめ波が打てるわけでも瞬間移動ができるわけでもなく、圧倒的強さを持つ主人公では決してありません。そんな巨悪の前ではアリンコ同然な二人の少年が、たくさんの人々と出会い、助けられ、学び、矛盾や葛藤と戦いながら世界を救う、、、、なんだか人生の教科書みたいですね( ;∀;)✨

冒頭でも述べたように、『旧鋼(無印)』と『FA』2つのアニメは展開が異なります。けれども、この作品の終着点はあまり大きな差がないように思います。私たちの知らないところで、私たちは知らぬ間に行動や思考をcontrol(制御)、oppress(弾圧)され、victimize(搾取)され、isolate(孤立化)し、divide(分断)されているかもしれません。

"Men In Black"という映画でトミー・リー・ジョーンズが宇宙人の存在を認めないウィル・スミスに怪しげなタブロイド誌のことを「一番の情報源だ。ニューヨクタイムズなんか目じゃない。;"Best investigator reporting on our planet."」というセリフがあります。※吹き替え版では「地球上で一番の情報源だ。ニューヨークタイムズなんか読んでもろくなことは書いてないぞ」と言っています^^

同様に、ハガレンや鬼滅の刃、約束のネバーランド、20世紀少年など、一見この世界とはかけ離れた世界観のように見えるような漫画の世界の中に、案外私たちの世界の真実を知る手がかりが隠れているのかもしれません、、、

2021年は200年に1度の水瓶座の時代、『風の時代』の始まりであると言われています。「風の時代」は、「目に見えない風」を感じるように、情報や知識など形のないものが人々の生活の中で重視され、人々は「知る」ことを求めていくことになるとされています。

都市伝説、陰謀論と見えないものをくだらない嘘と蓋をするのはもう時代錯誤かもしれません。

2020年、生活にさまざまな変化が起きたことは、多くの方がお気づきですよね。色々なことに弾圧され、我慢する日々を過ごす方々、風の時代は自分で情報収集する時代です。私たち一人一人はアニメでいうモブに過ぎないかもしれませんが、空に手をあげてほんの一部でも悟空が放つ元気玉にパワーを提供するくらいはできます^^

何とな〜く読んだり眺めて受け流していた漫画やアニメ、映画の中に新しい時代のヒントが散りばめられているかもしれませんよ(*´ω`*)

、、、と今回はちょっぴりスピリチュアルで真面目な記事になりましたが(^^;)この記事を読んでくださった方!他にも、改めて読む・見るとこんな深い考察ができそう!というような作品がありましたら是非ご教授くださいませ(^_−)−☆

[追記]ハガレンは旧鋼もFAもOP/EDがむっちゃくちゃかっこいいです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆そして漫画版は巻末に4コマまんがもあったりでシリアスな本編を読んだ後にクスッと笑えておすすめです\(//∇//)\

ハガレンをまだ観たり読んだことがないという方は、個人的には、『旧鋼』→『映画鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』→『FA』→『漫画 鋼の錬金術師』の順で見ていくのがおすすめです!!!







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