人生で初めて暮らす一軒家は、7LDK・蔵付きの長屋
はじめまして、一軒家。
27年間、6度ほどの引っ越しを経験したものの、マンションもしくはアパート暮らししか経験のないわたし。
せいぜい、父方の祖父母の家が庭付きの一軒家で、年に数回遊びに行くそこだけが、わたしの中での一軒家でした。
そんなわたしが移住し、新しく暮らすことになったのは
まさかの7LDK二階建て・蔵2つ付きの長屋・・・
長い人生の中でも、こんなこと、きっと滅多にないと思う。
文字面だけでも相当なインパクトだが、想像してみてほしい。
だだっ広い家に、たった一人で住むことを。
・玄関が広すぎて余裕で自転車が停められる(自転車ピカピカ)
・畳の上で大の字でごろごろできる(まだやってないけど)
・冷蔵庫も大きいしキッチンも広いので料理がめちゃくちゃしやすい
・洗面所もトイレも2つあるから気分で選べる♪(実際は決めたほうしか使わない)
・何人でも泊まれるので友だち大歓迎(ただし近隣に友だち皆無)
・駐車スペースも広すぎて、運転下手でも困らない
・何より、窓から海が見える
・そして家の裏に二階建ての蔵が2つある
いいやん。うらやましい。住んでみたい…
そんな声をたくさんいただきました。
いやはや。
もちろん、広々していて閉所が苦手なわたしにはもってこい。
狭いよりは広いほうがぜったいに良いと思う。
でも、大変なこともたっくさん。
・掃除
(廊下よ。なぜ、あれほど綺麗に拭いたのに2日で黒くなるのか。日々クイックルワイパー三昧)
・夜の闇
(晩ごはんを作り終え、廊下に出ると毎日後悔。いつの間にか日が沈み、廊下は暗闇と化す。(キッチン近くに電気のスイッチがない)寝る前、トイレに行きたくなると7つのスイッチを押して電気をつけないとトイレまでたどり着けない。往復14こ。ちなみに、全部つけてもなかなかに暗い)
・虫
(ふと気付くとそこにいる。気付くとクモの巣が生まれている)
・湿気
(これはきっと土地柄もあるけど、まじで洗濯物が乾かない。部屋干しするとちょっと臭う~♪というCMの意味をはじめて理解した)
そのほかにも、たくさん。
だけど、住み始めて2週間。
こんな暮らしが嫌いじゃないわたしがいたりする。
便利であることが正義ではない。
不便の中にも、楽しさやおもしろさがある。
日々出会う地元の方々とお話しする中で、
「あそこに住んでるの!あのお家、掃除しに行ったよ~」
というお言葉を何度かいただいた。
わたしが住むにあたり、掃除をしてくださった方がいること。
なんて有難く、素敵なことなのだろう。
すでに好きになり始めているこのお家とともに、まだまだ初心者な田舎暮らしを楽しんでいきたいと思います。