雪国の人はまるで靴下のようにタイヤを「履き替える」と言う
はじめまして、タイヤ交換。
このまま何事もなく都会で生きていたら、一生20万円の高級身分証明書で役割を終えるはずだったわたしの運転免許証。
かくかくしかじかあって車社会すぎるど田舎に移住してしまったせいで、有無を言わせず通常の「運転免許証」としての役割を担うこととなった。
そして、ここは新潟県。雪国である。
師走、季節は真冬に突入、県内ではちらほら雪予報も目にするようになってきた。
そんなに歩いたことも滑ったこともない(スキーは人生一度きり)雪道を、初心者マークを引っ提げた車で走るなんて・・・怖すぎる。
周りの人の「タイヤ履き替えた~?」「先週やったよ~」という会話を何度か聞いて焦りが募った頃、すべてお任せしている頼れる町の車屋さんにタイヤ交換をお願いした。
スタッドレスタイヤを用意するところから、付け替えるところまで、すべてお任せである。わたしは車屋さんまで車で行っただけ。
ものの15分ほどで作業は終わり、「タイヤってこんな風に付け替えられるのか・・・」と終始感動しっぱなしであった。ちなみに、まだなんだか気恥ずかしくて、「履き替える」という動詞は使えずにいる。
ちなみに、雪道の運転が恐怖すぎて、町の人と「雪道の初心者マークとかほしいです!探してみたら売ってるかな?」と冗談半分で話しながら調べてみると、なんとありました、雪道初心者マーク!!!しかもかわいい。
さっそくネットで注文し、タイヤを交換したタイミングで貼ってみた。
見よ、この初心者マークコンボを。
しかも、極めつけの名古屋ナンバーである。
わたしがドライバーなら、こんな車の後ろはぜったいにぜったいに走りたくない。
でもこの場所で冬も生きていかなくてはならないので、なんとかかんとか頑張ろうと思う。
雪国にお住まいのみなさま、極稀に、都会から移住してきた超ペーパードライバーの雪道初心者も道路を走っている可能性があります。
そういう人もいるかもしれないと心の片隅で覚えておいて、どうぞお手柔らかにお願いいたします。
無事に生きて冬を乗り切ることが目標。
都会育ち、8年級の超ペーパードライバー、雪国の冬、がんばります。