メタモルフォーゼを使いこなす #2
昨日の投稿に続き、早速2作目の登場です。
やっぱりメタモルフォーゼいいですね🌱
今までライティングの参考書というと個人的には「重いもの」でした。
試験に焦点を当てたものばかりやっていたので、結局は200-300字書く必要があり、疲れている時とかは特に乗り気にならず..。
その点、メタモルフォーゼは各表現が1-3ページほどでさくっとyet密にまとまっているので、表現ごとの復習がしやすいんです。
そんなわけで、またいくつかの表現で私自身に関する例文を作っていきます。
今回は文脈とセットのものが多めです。
▼ Only + 副詞 / 副詞句 / 副詞節
上記の構造で、その後ろが倒置になるパターンです。文法書では hardly / rarely などを例にとって紹介することが多いですが、今回のような only + 副詞系でも結構使われますよね。
スピーキング試験でさらっと使えると、ある種複雑な文構造を使っているということで配点は高くなりますし、そもそもそれ以前に深み・面白みのある伝え方になります。
特に英会話なんかやっていると、単に何を伝えるかだけではなく「どう伝えるか」で相手が抱く印象やその場の雰囲気も大きく変わるので、結構考えさせられます。
たまに英語流のジョークの伝え方なんかも考えるので、それはまた別の機会に譲りますね🌱
それでは本題の例文です。
書籍の中では副詞として then が使われていた(= その前の情報があってこそ意味が成り立つ)ことや、わざわざ特殊な文構造を使う(話の中でオチや重要な箇所で使用される)という性質からも、今回は文脈とセットです。
初めて訪れた海外、カンボジアでの現地人との経験が英語に対する意識を変えたというお話です。
During my time in Cambodia, I had the opportunity to converse with many locals who seemed to have much less familiarity of English than I did, at least in terms of vocabulary and grammar, yet who were capable of communicating way more effectively than I was. They successfully compromised grammatical inaccuracy and mispronunciation by using body language and facial cues. Only then did I come to realise that a language is simply a means of communication. We do not have to be overly worried about the mistakes we make when speaking, or rather, it is better to attempt to convey the message that we truly intend to communicate.
それまでは受験英語で正確性ばかりを重視していた私でしたが、現地で実践的に英語を使う場面に出くわしたことで英語に対する価値観が根本的に変わった場面です。
こういう時こそ、倒置表現を使ってその重大さを表現したいですね。
似たような考え(実践して初めて価値がわかる)を、より一般論っぽく話すとこんな感じでしょうか。
Only when you put theories into practice, will you truly appreciate the value of theories and the constant need to refine them.
それでは2つ目、こちらも言語学習に絡めたものになります。
受験期にそれがどれだけ重要かもわからず突っ走ってやっていた語彙・文法学習は、今になって初めてその重要性を認知できたという話です。
When I was a high school student, I had no idea why I needed to spend my time memorising words and understanding the grammatical structure when learning English. In those old days, what forced me to keep doing so was sorely my obedience to my reliable teacher. Only when I have come to where I am today and looked back to the past, did I realise the importance of learning vocabulary and grammar, both of which are apparently the foundation of the language.
英語力が向上して初めて、基礎が重要だったんだと認識できたという文です。
「英語力が向上した = 今のレベルになった」を 'I have come to where I am today' と表現したのですが少しわかりづらかったかな?
そんなわけで今回は例文ごとのボリュームが大きかったのでここまででおしまいです。
私の記事は表面的に紹介している程度で、本家 英文ライティングのメタモルフォーゼ は表現がより豊富に、練習問題などもセットについているのでとてもおすすめの一冊です🌱
ではまた次回☺️