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旦那をちょっとええやつと思った話。

息子就活苦戦中。8月である。

今は会社説明会も第一面接もすべてリモート。何が悪いのか、マイナビの会社説明会の申込みですら上手く行かない。申込みをしたのに、上手く進まず、自動返信後の返事が来なかったりして、止まる(終わる)事が、何度もあるので驚いてしまう(ありえへん)。何社受けても第一面接の後が進まない。息子は落ちると半日は塞ぎ込んで寝て、半日は普通を装って部屋から出てくる。もう慣れた感じ。間近で見てるのでこっちまで落ち込んでしまう。

就活をずっと応援してきた私だけど、もうかけてあげる言葉も出し尽くした感があって、同じ事しか言えないので、時期的にももう23年度新卒が就活を始める時期になってきて、22年卒枠の就職は難しいと思った私は、旦那さん(D)に今の状況をはなし、息子の相談に乗って欲しいとお願いした。

最初、しばらく黙って考えていたDは、ゆっくりと口を開いた。今就活している会社路線で本当にいいのか。やりたいことがないと言う息子に対して、本当に自分がやりたいと思える仕事と出会ってないなら、今の会社路線はリセットして、新たに探してみるのもありだと。海外に旅に出ますと言われたらそれはちょっと嫌だけど、フリーターで色んなバイトをやってみるのもいい。やりたい仕事が見つからないのに焦って新卒採用にこだわる事はない。ハローワークなどを利用してどんな仕事があるのか、その仕事をするにはどんな資格がいるのか、その資格を取ってみるとかもあり。就労支援みたいなんもあるかもしれないし、5年位でやってみたらいいよと。子供の人工はどんどん減ってるのだから、就職出来ないはずはない。やりたい事ではない会社に無理して入っても苦しくなるだけだから、親の心配もすることないよと。できれば手に職を付けて、その技術職を求めている会社に就職するって手もあるよって。

さすがに、言うことが私と全然違う。

息子に響いたのかどうかわからないけど、Dの気持ちが聞けて私自身が安心したってのは大きい。そんな風に言える器があったのかと。子供の目線で物事が考えられる(世間体を考えない)人だった。ええとこあるやんって思った。

そんな話。

読んでくれてありがとうございました。

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