【バルサでの学び】 1ヶ月を終えて
バルサに入り、1ヶ月が過ぎました。
一番のサプライズは気づかないうちにナバーロと握手していたことです笑
体育館によく来るけど、ゆっくりと挨拶する機会はなかったので
多分偉いんやろうなー、よく見るおっちゃんやなーぐらいの感じでした。
そしてらホーム開幕戦の時にあのおっちゃんがナバーロやったことが判明しました😳
バスケを知っている方であれば、ほとんどの方が知っていると思いますが、
スペインのレジェンドの一人で元NBAプレイヤーです!
バルサの温かさ
バルサに入る前
約1ヶ月前に元々入るはずだったCB Pratの新しいHCから放置されて、
(スペインに来る前に連絡を取っていたコーチがヘッドコーチする予定だった。彼ははMaccabi Tel Avivのアシスタントコーチになることに)
異国、スペインの地でどうなるのか不安で夜も眠れない状況の時に
助けてくれたのがバルサでした!
事実は小説よりも奇なりとはほんまにこの事!!
スペインに到着した頃に書いたnote↓
なんで放置される状況になったのかはこの記事をご覧ください!
この頃はそんな大変な状況になるとは思ってなかった😂
当時、CB Pratの新しいHCとはいつ会うか、いつから練習始まるかなどは連絡を取り合っていましたが、
スペイン人特有かはわからないですけど、
まず、返信がめちゃくちゃ遅い。オレは ”忙しい” の連呼
連絡を取り合って、1週間後に会うことになったが、
その週になっても日時や場所の具体的な連絡はなく完全に放置状態でした😭
(こうゆうのが3週間ぐらい続いていた)
そして、スペインに来る前から連絡を取っていたコーチに
助けを求めたところ、いくつか候補をくれて、
最初にバルサを紹介してもらいました!
対応がめちゃくちゃ速い
最初に連絡すると、「 ”忙しい” から後で連絡する」と言われ、
また ”忙しい” かよと思って、こりゃ2週間ぐらい待たされるなと
すると、その夜には連絡が来て、翌日Zoomで話すことに!
その2日後には練習に招いてくれて、直接会ってくれました!
「異国に1人で来て、そのような状況は信じられないし、想像もできない。バルサが最大限のホスピタリティで対応するよ」と言ってくれ、本当に泣きそうになりました!
もちろん、
バルサが誰もが知っているビッグクラブであることが、
バルサで勉強することを決意した一つの理由ですが、
何よりも信頼できる人たちとバスケットボールができることが
最大の決め手でした!!!
バスケよりも大事なこと
バルサのコーチたちは各カテゴリで5人ずつコーチがいて、他にトレーナーが2人ずつ? 全カテゴリ合わせると3〜40人ぐらいいます。何人いるか数えるのはもうやめました笑
全員良いコーチであることは確かですが、みんな優しくて
聞いたらなんでも答えてくれるし、
バルセロナでの生活はどうだとか何か困っていることはないかなど
めちゃくちゃ心配してくれます!
U17のコーチ陣とユースディレクターには
めちゃくちゃお世話になっていて、
練習後に車で家の近くまで送ってもらっています!
ユースディレクターのAlexは日本にもクリニックしにきた事があります!
(帰りの車でAlexやコーチ陣に日本との違いや練習の内容などいろいろ聞きまくっています)
コーチである前に人として良くあることが大事だということを
よく耳にしたことがありますが、
その言葉を本当に体感しています!
バルサのU17の1週間の流れ
U17はJunior B、Cadet A、Cadet Bの3チームが
一緒に練習しています!
合計で25人ぐらい
U14の選手がこっちの練習に来ることもあるし、
U17の選手が上のカテゴリに行くこともあるので、
日によって人数は異なります!
練習は基本的に火曜、水曜、金曜の3回
時間:18:30〜 2人1組シューティング
19:00〜 フィジカルトレーニング
20:00〜21:40 チーム練習
土日は試合で少なくとも各カテゴリ1試合ずつある
(1試合以上ある週もある)
練習での学び
日本との違い
何回も言いますが、とにかく練習がクリエイティブです!
他の点としては多くの要素が同時に入っており、
トランジションが速い練習が多いです!
コーチとしては多くの要素が入ると、
目的としていることの再現性が低くなったり、
徹底できなくなるので、
コーチングはとても難しくなります!
スペインのクリエイティブな練習についてはこちらをご覧ください!
トランジションが速い!?
そもそもトランジションの速い練習ってなに?
ファストブレイクの練習?
メニューとメニューのトランジションが速いってこと?
違います!
もちろんファストブレイクの練習はありますが、
ここでいうトランジションとは
ひとつのメニューでの
ポゼッションとポゼッションの間
ということにします!
具体的には
3対3を使って説明します!
A、B、Cの3チーム
最初はAがオフェンス、Bがディフェンス
Cは次のオフェンスに入る
ポゼッションの終わりは以下の2つのうちどれか
・オフェンス(A)がスコアする
・ディフェンス(B)がボールを取る(リバウンド、スティール)
ポゼッションが終わると
ディフェンス(B)は
アウトレットパス → 次のオフェンス(C)にパス
そして、Bは次のオフェンスの準備
これを繰り返していく
※この練習の中に普通の3対3に加えて
アウトレットパス、ピッチアヘッドが入っている
このような練習方法を
クロススクリーン版で説明しています!
カオス!?
ここでいうカオスとはコーチが練習したい状況とは
別の状況のことが発生することとします!
多くの要素が入ることで、練習のカオス度が増します!
先ほどの3対3で考えてみます!
練習のゴールは
オフェンスがOn Ball Screenを使って、得点すること
とします!
基本的にはOn Ball Screenをするシーンが多くなりますが、
ポゼッションとポゼッションのトランジションが速いことによって
ピックアップミスが生まれる可能性が出てきます!
すると、
オフェンスはOn Ball Screenをするのではなく、
そのミスを上手にアタックする必要が出てきます!
つまり、オフェンスは
・トランジションでアタックする
・On Ball Screenを使う
この2つを判断する能力が求められます!
まとめ
バルサではこのような練習が非常に多く、
頭をとても使うので、練習後はヘトヘトです!
このような練習では、コーチングが非常に難しくなるので、
週のゴールを決めて、
その日の練習でのゴールはここまでと、
決めておくことなどが重要になってきます!
バルサのU17のヘッドコーチに
カオスで練習する意図を聞きました!
別の記事で公開しているので、ぜひご覧ください!
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