体感記録をつけたら、思考中毒から抜け出せた話
前にアドバイスをもらってから、自分が感じた体感を記録するようにしている。
人間、感情を感じると「嬉しい!」「ムカつく!」「不安…」という言葉にするけど、それをいったん止めて、あくまで五感でどう感じたかを記録していくのだ。
例えば、「嬉しい!」だったら私の場合「胸のあたりが軽い感じがして、でもあったかくて、ふわふわ浮いてる感じ」だし、「腹立つ!」は「腰骨から背骨に向かって、マグマみたいな熱いものがうわっと湧き上がってくる感じ!」だったりする。
引き寄せとかスピリチュアルに詳しい人なら耳タコなメソッドかもしれない。
私も本で見かけたりしたことはあったけれど、いまいち食指が動かず実践したことはなかった。
ただ、直接「やってみて」と言われたこともあり、「じゃあ試しに…」と始めたのだけれど、
これが!!よかった!!
なんかね、言葉にしないことで余計な思考が働かなくなる感じがする。
「腹立つ!」とすると「あの人のいうことってなんか気に障るんだよね…あのときもさぁ…」と嫌な思考がどんどん芋づる式に出てくるのに対して、「身体でどう感じてるか」に注目すると思考の連鎖が起きづらい。
あと、『いい感情・悪い感情』のジャッジもなくなってくる気がする。
「これは悪い感情だから感じちゃダメだ〜」じゃなく、その境目がどんどん曖昧になる感じというか。
たまに「あ、この感情とこの感情、ポジとネガと対極かと思ってたけど、身体に残る感覚としては似てるな…」というのもあったりする。
と、いろいろ効果を感じて、一番の変化は自分の感情が怖くなくなったこと。
前は「こんなこと考えちゃいけない!」「こんなことを感じる自分は酷い人間だ!」とさえ感じていたんだけど、だんだんとそれがゆるまってきた。何を感じても怖くない。
オッケー。
なんなら、自分であることに愛おしささえ感じるようになってきた。
ここまでの作用があるなんて思っていなかったから、びっくりしつつも肩のあたりがほわほわして、口元がニヤニヤしてしまう感じがある。
考えすぎてしまう人、意外と『身体が感じてること』を切り口にすること、おすすめかもです。