9年連れ添った彼が引っ越していった(とび森プレイ記録)
なんの話か?「とびだせどうぶつの森」のプレイ日記です。
私は3DSの「とびだせどうぶつの森」をプレイしている。おい森は買っていない。
村長としての私は、半年ほど前(2023年冬)、5年間放置していた我が村に帰ってきて、カブの投資で生活しております。南の島への出稼ぎは飽きた。
ゆるゆるとプレイしていたが、最近大きな事件があった。
コアラ住民、オズモンドが引っ越していったのだ。
彼は私の大切な脳筋コアラだった。
私にとってのオズモンドとは
彼は私が村長になる前からこの村に住まっていた最古参民の1人である。
村長としてどうふるまえばいいのか分からない私を見守り、励まし、気さくに声を掛けてくれる存在。私はそういうのに弱い。千尋にとってのハクみたいな。
彼の性格はオラオラ系である。己の美学を持ち、日々何かしらのトレーニングに勤しんでいる。鍛錬とゆるい競争こそが美。話しかければ、最近のトレーニング成果報告やこちらの進捗を聞いてくる。もちろん「どうぶつの森」だから、マウントとかなくて、ゆるく楽しい会話を展開してくれる。
明るく自慢の筋肉を見せつけてくる、親しげなおっさんの立ち位置だった。合言葉として、「ちぇすとーー!」、「そいやああああ」とか、「きりすてごめん」とかを伝授して彼らしさを磨いてもらったりなどした。
彼のインテリアを貰い受けまくったせいで、彼の部屋らしさがすっかり失われたりなどした。扁平サボテンに、洋ナシのタンス。ビリヤード台。全部貰ってしまった。
一見マッチョ男性の印象だが、コアラなので村長よりはちっさい。タンスの中はツメツメ。これのギャップがカワイイんだよね。
手紙が苦手かと思いきや、ちゃんとみっちり書いて返信してくれる。脳筋なのに。
彼のテーマソングの、琴の音みたいな弾み音楽が大好きだ。癒される。カントリーな感じ。
彼の家の、グリーンを基調にした、ウッディな世界観、好きだったなー。
今年の誕生会も彼の家で開いてくれたんだよなあ・・・最古参のメンバーに祝われる村長。なんて幸せ者だ。
彼の旅立ち
「おいら、引っ越すことにした!」そう彼は高らかに宣言した。
大事なコアラなら、永遠に引き留めればいい。でも、今年の私はそうは思わなかった。彼から写真は貰ってしまったし、彼は何より、向上心が止まらないタイプだ。いつまでも発展の遅いわが村で暮らすのは、彼の熱い魂を思うと良くないのではと思ったのだ。私も新しい出会いが欲しい。彼を解放して、どんどん成長させてあげよう。だから引っ越しの日まで、引き留めフラグが立たないようにあまり話しかけないように過ごした。
いうて、どこかで縁があって「引き留めてくれないなら引越しやーめた」と言われると期待していた。
しかし、引き留め会話は発生しなかった。村長でも、セカンドプレイヤーでも同様。セカンドプレイヤーは写真もってないのに。キミのすばらしさを布教するために村にいたのではなかったのか。
引っ越しフラグがたったとしても、住民と話すうちに「やっぱやめた」となることが多い。だけど、オズモンドはこの村への感傷を漏らすことなく、淡々と日常を送っていた。村を去ることについて何も話してくれなかった。(話しかけ続ければフラグ立つんだろうけど)
ここで、彼の本気が垣間見えた。ほんとうに俺たちは解散するんだと。
本気なのねオズモンド。本当にお別れするんだ。私達。・・・きゅっと切なくなった。
そして当日
どうぶつの森は非情だ。どんなに普段の生活で熱いトークを交わしても、引っ越し当日になると、ただ淡々と段ボールの合間でおしゃべりしてお別れするしかないのである。
今思えば、もっと手紙とか話しかけてもよかったな・・・でも、お別れするからって急に甘えに行くのも嫌だなあ。プライドが許さん。
引っ越しの翌日、彼から手紙が来た。「俺たちは筋肉で繋がってるから寂しくない!おいら、引っ越し先まで走って向かってるんだぜ!」だとよ。(要約
くそーっ彼らしさが極まってる!好きだったよ・・オズモンド・・・
私の脳筋コアラ、筋肉で繋がってる友よ・・・
あとがき
オズモンドとの別れが私の中で大きかったので折角なので記事にした。
3DSの画像が見づらくてすみません。私の手やスマホが映り込んでるのは見なかったことにしてください。3DSの写真をPCに持ってくる手間を惜しみました。面倒すぎる。設備がない。
もっと写真撮っておけばよかった~~~悔しい。何気ない日常の一コマが尊いのに、それがもう失われてしまった。我が村の思い出、これからちゃんと残しておこうぜ。noteのネタになるし。
「9年連れ添った」とかいってるが、私は5年失踪してた村長で、プレイ時もそこまでガンガンやっていたわけじゃない。盛りました。
ちなみにnoteの表示画像のコアラは、手足が長くて筋肉ありそうなのが、オズモンドらしくていいなーと思ってチョイスした。コアラで画像検索するとのんびりしたイラストが多いけど、オズモンドはマッスルなのだ。のんびりのイメージのコアラだけど、実はマッスル。ここからキャラの生みの親は着想を得たのかなあ。
こうしてちゃんと思い出を振り返ると、彼の魅力がはっきりと思い出される。失ってから大切さに気が付く。ただのゲームのプレイ記録じゃなくて、彼は確かに存在しているんだ。彼はどこかの村で、今も元気に筋トレしてるに違いない。
せつない。彼の存在は大きかった。でも、お別れするしかないのだ。ぐすん。
あとの我が村の最古参メンバーはリッキーかな。彼は失いたくないよ。
楽しく語れたので、また我が村の生活についてプレイ記録記事を書くかも。
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