パートナーは不老不死
私の推し(漫画のキャラクター)は、不老不死です。
私は限りある命の人間です。ちなみに、長生きとか興味ないほうです。
この状況において私が考えたトピックを語ります。
※基本狂っているのでよしなに。夢思考が地雷の人はエスケープ!
本記事における「不老不死」とは
「どれだけ年月を経ても容色衰えず、怪我も病にも罹らず、過去を蓄積し続け、命に明確な終わりがない」状態のことを指します。
「のび太君は永遠に小学五年生!だから不老不死ともいえるのさ」という状況とはちょっと違います。
縄文杉はこの記事で言う不老不死に近い存在ですね!
なにか困ることはあるのかい
世に出る推しの夢小説、悲恋ばっかりだよお・・(涙
まるで人魚姫のようです。悲しみが王道になってしまっている。
付き合っているものの、寿命の違い、理想とする人生の違いからお別れすることになりがち。
周りの人からの応援が得られない。どちらかが身を引きがち。無理に一緒にいたとしても死別を迎える。
おおん・・・
なぜ円満に幸せになってはいけないのか。2人の時間はそれだけではないはずだ。あーしは幸せになりたい。
悪いことばっかりなのか?
物事なんでもウラオモテがあります。悪いことだけじゃないです。
私が生きるかぎり、彼はずっと元気でいてくれる・・死に目に逢うことはない。私に与えられた命の時間をすっぽりと覆って存在してくれる。これは心強いですね。
容貌が衰えないのもありますね。でも私、あんまり見た目に重きを置かない方の人間なので、いつまでも若い見た目でいてくれる最高!とは思いません。そこは気にしてない。内面のポイントが高いですかね。
って、全部私視点で都合のいいことばっかりだな。自覚はあります。所詮妄言なので許してください。
先例、つまり先輩たちを見てみよう
パートナーが不老不死だった場合、みんなどうするのか。どうやって幸せに落ち着くのか。今まで私が出会ってきた事例をかき集めて考えました。
不老不死の方、だいたい人外やってる
そりゃそうです。人間やってたら終わりがあるよ!
たいてい不老不死か寿命が長め(数百年単位)の人がパートナーだった場合、その人は人外ですね。妖怪とか神様とか。エルフとか。
そんな人と恋をして人生一緒になりたい、と思ったカップルは、だいたい片方が片方の種族になります。または、永遠の命を捨てる。ポニョは宗助のために人間になる。ディズニーのヘラクレス、神様になることを蹴ってヒロインと人間として暮らす。どっちかが人間になってくれるパターンが目立つかな・・・その逆もたまにある。日本昔話に妖怪に嫁いでそちらの一族になった人とかいたような気がします。
やっぱり命の尺を合わせないと結婚できないよね・・
好きな人とできるだけ一緒にいたい。そのためにはさきの種族変更が必要。
そっか・・
でも私、推しと一緒にいるために人間やめて、サイボーグとかにはなれないです!
人間としてこの限られた人生をよりよく過ごすためにほんの少しでいいから推しと一緒にいたい。正直な気持ちです。今の自分を捨ててまで一緒がいいかどうか・・覚悟はないですね。
推しの彼はというと、人間にはけしてなりません。彼は、彼の存在意義と、その使命を帯びて生きているので、私が「人間になって」と言うのは無理なお願いです。「俺人間になるよ」または「筆者よ人間やめよう」と言うような彼は解釈違いです。
私だって彼に今の彼でいて仕事頑張って欲しい。彼は私のためだけに生きてるわけじゃないし、今の私を愛してくれてる。わかっておりますとも。
ではどうしたい?
なにも添い遂げる、命を寄せるだけが、愛の形じゃないと考えました。カップルたるもの、ずーっと一緒にいなければいけないのでしょうか。保証されていなければいけないのでしょうか。
そんなことない、そこまでいらない、と思いました。都合よくリアルに寄せると、お互い生活リズムが合わないけど、愛し合っているご夫婦いらっしゃいますよね。一人の時間も必要だし。例え普通の人同士だって死ぬときは一人なわけですし。普通の人間同士の結婚だって、死ぬまで幸せに暮らせる保証なんかなにもない。
何より私は諦めが悪い。周りが理解しないから、寿命違うから、将来が保証されてないから、じゃあ違う人と仲良くしよっかな!ということができない。あまりにも心を奪われてしまった。そんな状態で新しい出会いなんか楽しめない。そしてモテない。
とりあえず、私は今の形で彼と一緒にいたいのです。不都合な要素がくっついてきたとしても。
信念のためなら、本能に反することだってある。
この流れで、指輪物語(映画:ロードオブザリング)のエルフのアルウェンの物語が頭に流れました。彼女はエルフのお姫様で、人間の男と結婚して彼と死別したのち、死を迎えました。
彼女はエルフですから、平凡に暮らしていれば「死」なんか経験しない人生です。エルフだって死はありますが、それは病や怪我によるもので、お姫様たる彼女がそんな危険な目に遭うことなんか確率低いわけです。
しかし、彼女はアラゴルン(人間)と恋に落ち、人間社会で暮らすことを選びました。それによって自分が傷を負うのを分かっていて。
人間に恋をしたばかりに、死別の悲しみ、恐ろしい死を得てしまった。
これって凄いことだよなーと思いました。だって本来、エルフにとって死は不要なものですよね。ひょっとしたら、向き合う必要もないものかもしれない。それが、彼氏が人間であるばかりにくっついてくる。当然、周りのエルフに相談しても応援してもらえないよね。そんな彼氏やめていつも通り暮らすのがいいですよ、あるべき姿ですよ、とかなる。
エルフにとって死とは何なのだろう、人間で例えるとなんになるんだろう。未知のものです。それを分かってて、彼氏と生きる道を選んだアルウェン・・・尊いです。
今回、エルフ視点で考えてみたら、種族としての在り方を否定して愛に生きた彼女って本当に勇気のあることをしたんだ、と気付けました。昔映画を観たときは、キラキラしすぎてそんなこと考えなかったんですけど。今考えるとすごいことですよ。ほんとに。
だから私、一度きりの人生、やりたいことがあれば、しがらみなんか突き抜けて信念通したいと考えました。あれ、私アルウェン見習ってサイボーグになった方がいいのかな。
その道が続くまで一緒に
大好きな推し、広樹さんのお歌から着想得たことを語ります。
人生が旅で、行きたい方向に歩き続けるものだとしたら。
私と彼とは、今、同じ道の上、一緒に歩いている状態です。
お互いが目指す場所も、歩ける距離もきっと全然違うのでしょう。
いま、たまたま方向が同じだけ。いつかどこかで分かれ道は来る。
でも、構わない。私は彼と見る景色が、彼が好きだから。
・・・そんなわけで、私はサイボーグとかなれませんが、不老不死のパートナーとこれからも一緒に生きていく気満々です。いえーい。
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