かげきしょうじょ!! シーズンゼロの1話目で感じてしまった「残念だな」の理由

概要

本文は漫画の研究です。

とあるセミナーで課題図書として、かげきしょうじょ!! シーズンゼロを読むべく必要があり読んでみたもののシーズンゼロの主人公の奈良田愛(以降、奈良っち)に「なんかな?」と感じてしまったのでその理由について述べます。

なお、あくまで30代男性の主観的な感想です。人によっては傑作だと感じられるということも当然理解はしております。

理由

私が奈良っちに「なんかな?」と感じた理由を端的に述べると以下2点です。
一貫性のなさ
思慮の浅さ

以下それぞれについて記載しておきます。

一貫性のなさ

漫画、キャプチャしないのでテキストで説明します。
1話目の最初の流れはこうです。

アイドルを辞めた奈良っち、元ファンに肩を触られる

(男性不審のため)逃げる

男性(のちにおじさんだとわかる)に抱きつき、慰めてもらい手をつないでどこかへ行く

作者がかげきしょうじょの本編の方読んでいる前提で話を作られたのかどうかわかんないですが、なんかねって感じです。

男性不審なのは、下巻の回想エピソードもあり、わかります。
でも直後に、おじさんとはいえ、男性と手を繋ぐか?
親しくするのはいいと思います。ただ、親類にしても、手を繋ぐっていうのはコミュニケーションとして親しすぎると感じています。

男性不審で直後に手を繋ぐ一貫性のなさ、それが「なんだかな」と思った理由です。

思慮の浅さ

もう一点、奈良っちの行動を読んで消えなかった疑問があります。

男性不審なのになんでアイドルになったんだよ? お前

わかります、アイドルグループの秋葉原が大好きなおじさんの家に近かったとかそういうのは。

でもさ、男性の眼差し鬱陶しかってたじゃん。男性に媚びるようなフリフリの衣装着る未来は予測できるわけじゃない?

にもかかわらず、なぜアイドルになったのか?

そこがあんまりわかんなかったです。

まとめ

多分自分はこの漫画の読者ターゲットに入ってないですし、もともとこの漫画のサブポジションだった子を主人公にしたことで生じる歪みみたいなのもわかっているつもりです。
(実際本編の方見たらいい動きするなって思ってた渡辺さらさちゃんが主人公っぽかったです)

ただ、エピソードゼロについては、問題起こすのが大体男性だったりするものあんまりだなと思うポイントでした。

当然違う意見があるというのもわかっております。

もしよろしければこちらのかげきしょうじょ実際に読んでみるのはいかがでしょうか?


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