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擁壁と乱形石に包まれた癒やしのセミクローズエクステリア

せっかく日当たりの良いお庭があっても、隣地や道路からの視線が気になってはゆっくりくつろぐことは出来ませんね。
山崎様邸には目隠しとして植えた植栽がありましたが、年月を経て害虫や病気などでお手入れに手間がかかるようになっていました。
そこで、植栽の代わりにデザインウォールを造作し、プライバシーを確保できるエクステリアにリフォームしました。

施工前の状態がこちらです。

そして、こちらが完成したエクステリア。

デザインウォールの内側は乱形石で彩られたテラスが広がっています。

プライバシーをプラスするデザインウォール

既存の土留の上に幅の広いデザインウォールを造作することで、プライベートな空間が生まれました。
人の通り、隣地からの視線を意識して、右側のデザインウォールはコンクリートブロック2つ分高く設定しています。
白いデザインウォールはそのまま90度に曲がって隣地境界線もカバーしているので、完全にお隣を意識せずにお庭でリラックスできますね。

デザインウォールが白一色ではのっぺりした印象になってしまうので、メリハリをつけるために方形の自然石のタイルシートとガラスブロックでデコレーションしました。
シンプルながらも、飽きの来ないデザインになっています。

デザインウォールの手前のデッドスペースはピンコロ石でしっかりと区切り、細長い花壇状に仕上げています。
色とりどりの草花が育てば、既存のコンクリートカラーの土留も目立たなくなることでしょう。

玄関周辺の気になるポイントもデザインウォールでカバー

デザインウォールは道路側だけではありません。
玄関の周囲にもデザインウォールを設けたことで生活環境が向上しました。元々玄関のドアを開くと目の前に隣地の窓が見える状態でしたので、お互いの生活環境を分かつために道路側のデザインウォールと同じものを造作。
敷地奥の空間も同様にコンパクトなデザインウォールで視線をカットしました。

玄関のステップも転倒の原因になりかねないので、壁と手すりをご用意。
手すりがあるだけで、生活が一気にしやすくなりますね。
高低差のある敷地なので、転落防止のために駐車場裏手も手すりをプラスしています。

既存のアプローチの土の部分はフロアービーズで埋めて、一部を植栽スペースとして残しました。

シンボルツリーのすぐ隣にはスリムな立水栓を取り付けてあるので、水やりにはちょうどいいですね。

色鮮やかな乱形石によって生まれ変わったメインガーデン

今回のエクステリアリフォームのメインは、何と言っても美しい乱形石で作られたテラスです。
お住まいの外壁の色と合わせるためにピンク系を選択しましたが、大正解ですね。
乱形石で作られたテラスは、植栽をいじるスペース確保のため、フロアービーズを上手く組み込むために印象的なアールを描いています。
カーブしたテラスの側面もちゃんと乱形石をあしらっており、職人の技術の高さがうかがい知れますね。

乱形石のテラスの上には、ロールカーテンタイプのオーニングを取り付けました。
オーニングが影をつくることで、日差しの強い時もお庭でガーデニングを楽しめるだけでなく、リビングルームにも涼しさを提供してくれます。
棒状のハンドルは使わず紐で開閉するタイプなので、面倒もなく簡単にお庭のイメージを変えられるのも大事なポイントですね。

隣地側に立てたデザインウォールは左官仕上げではなく、ボーダー状の擬石を貼り付けた豪華なデザインに。
擬石がつくり出す陰影が飽きの来ない楽しみをもたらしてくれます。
重厚感と特別感が感じられて、お庭に出るのが楽しみなりますね。

シンボルツリーや水回りもセットしてあるので、自然を手軽に感じられる空間になりました。

デザインウォールのコーナーからガーデンスペースを照らす夜の光

既存のライトが十分な光を放っているので、お庭にはコンパクトなポールライトを1基のみセットしました。
デザインウォールのコーナー部分に取り付けたライトの光は、デザインウォールに反射して十分な明るさをお庭に与えていますね。
凹凸のあるデザインウォールに反射した光は、不揃いの影を空間に表現しています。

夜の光に照らされた乱形石のテラスも、昼とはまた違った美しさが感じられますね。

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