ご両親のお庭をリフレッシュ!鎌倉の景色に溶け込む至極のエクステリア空間
施工前の状態。
ご両親の他界により、敷地内に建つ家を解体することとなった古田様邸。
敷地内には子供時代、遊び回って親しんで来られた懐かしいお庭がありましたが、これを機に思い切ってすべて整地することに。
そして、こちらが完成したエクステリア。
上品な素材づかいと大胆なセットバッグにより、街並みに贅沢な潤いを
今回のリフォームでは、お庭だけではなく駐車場や古い門柱や塀などもすべてを一新。
リフレッシュした門まわりは、鎌倉らしい趣のある街並みに映える、優雅な空気感が漂います。
土地柄、観光客が行き交うことも多い古田様邸。
その目線をカットするためクローズタイプとした外構は、高さのある塀が道路に沿って続きます。
とはいえ、ほとんど圧迫感を感じさせない理由のひとつは、その上品な色や素材づかい。
天然石と漆黒の割肌タイルの絶妙なコンビネーションは気品に溢れ、素朴な存在感を放ちます。
門まわりは基本的には直線的なデザインですが、そのハードな印象を和らげるのが、木々の根元に据えられた味わいのあるゴロタ石。
大きく温かみのあるそれぞれの表情が、周囲の野趣溢れる景色に溶け込み、侘び寂びすら感じさせるしつらえです。
驚かされるのは、この接道がとても細い路地にも関わらず、それを感じさせないこと。
ゆったりと感じられる外観の秘密は、大胆にセットバックされたレイアウトです。
3つ目のリクエストである、「狭い道路でも停めやすい駐車スペースの確保」の実現のため、道路から大きく後退した塀の際には、シンボルツリーなども植えられ、四季を感じさせる潤いのある景観を生み出しています。
問題の駐車場は…というと、2台分の縦置き駐車ができるスペースを確保。
メインの門扉まで続くセットバックにより、切り返し等も行いやすい設計です。
お庭の面積は少し切り取られるものの、日々使うことも多い車庫環境を改善し、快適な使い心地とデザイン性を併せ持つ外まわりが完成しました。
リクエストの絞り込みにより、要望をクリアに。
家を建て替えたり、庭や外構を作り直したりする時には、既存物が残っているとなかなか思い通りのプランが描けないもの。
新たな暮らしを手に入れるには、思い切って古いものを取り除く勇気を持つことも必要になります。
一度まっさらにした敷地は、白いキャンバスのようなもの。
可能性が一気に広がっていきます。
さらに、古田様がリガーデンを具体化するために行ったのが、「やりたいこと」の取捨選択。
あれもこれもと散らばりがちな希望を、シンプルに3つに絞り込んだことで、プランナーにも思いが伝わりやすく、スムーズに打ち合わせが進んだようです。
打ち合わせが進んで行くにあたっても、ご夫婦間で意思の疎通がしやすかったのではないでしょうか。
お手入れのしやすい「美しさが続く」仕掛けづくり
そのリクエストの1点目に置いたのは、ご夫婦が年齢を重ねてからもお手入れのしやすい、いわばローメンテナンスのお庭とすること。
雑草を抜いたり、木々の剪定をしたり…といったお庭の管理は、若い頃でも骨が折れるもの。
年老いて来れば尚更のことです。
そこで、一部の植栽スペースを除いた敷地は、ほとんど土を見せない舗装に。
土の露出が少なければ、汚れにくく、雑草のお手入れなどの手間もほとんど無くなります。
まずメインガーデンは、奥行きのあるテラスとゆとりのあるステップを張り出し、主庭の半分近くをカバー。
テラスを降り立った先には、緑鮮やかな人工芝を。
耐用年数も高い製品なので、永続的に美しさが続きます。
最近の人工芝はクッション性や水はけ等も大きく性能が向上しているので、いつまでも綺麗なだけでなく、傷みやへたりにも強く、長く安心してそのメリットを享受できるはずです。
もちろん、テラスのお手入れはタイルの汚れた部分を軽く拭き取るだけでOK。
簡単に綺麗な状態が続く、ということはストレスフリーな毎日にも繋がりそうですね。
さらに、主庭から裏庭へ続く通路には、砂利と平板を据えて完全舗装。
雨の日も足元を汚さず、雑草に悩まされることもありません。
ご夫婦が2点目に挙げたリクエストは「ガーデニングが楽しめる適度な植栽スペース」。
「庭いじりもそれなりに楽しみたい」、そんな思いにお応えして設計されたテラスの両サイドの花壇は、作業のしやすい高さに設定。
地面にしゃがまなくても植え替えができます。
この花壇は、お部屋からもよく見える位置なので、季節ごとに草花の植え替えをしたりと、気軽にガーデニングが楽しめそうですね。
斜めラインによって生み出される、寛ぎに満ちた景観
駐車スペースにより、少し面積が小さくなったはずのお庭側はなぜか、それが気にならないほど優雅な空気感に包まれています。
その謎を解くヒントとなっているのが、ダイナミックに引かれた斜めのライン。
テラスや花壇は建物と平行ではなく、道路との境界線のラインに合わせて設計されています。
そのため、建物に沿って設置されたサンルームからはテラスが斜めに張り出し、不思議なほど広がりのある景色を生み出しているのです。
平行なラインや垂直のラインは、凛とした緊張感のある空気感を生み出しますが、斜めのラインが創る景色は、ゆったりとした気分を演出してくれることに気付かされます。
海からのやさしい風、美しい山の稜線…。
このお庭で楽しめるものは、どれもが贅沢そのもの。
施主様にとっては、幼い頃から「そこにあった環境」かとは思いますが、広々としたお庭やテラスで、改めてそんな気持ち良さを堪能して頂けているのではないでしょうか。
その他の写真はこちらからご覧いただけます。
〈公式ホームページ〉
https://www.yu-kikobo.com/
〈公式Instagram〉
https://www.instagram.com/yukikobo_official/
〈公式facebook〉
https://www.facebook.com/yukikobo.exteria/
〈公式Twitter〉
https://twitter.com/yukikobogarden
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?