Bravoについてメモ(fab Blitz)
はじめましてのひとははじめまして、YU-KIです。
FLESH AND BLOODというカードゲームを最近遊んでいるのですが、日本語で情報を得るのが難しいと感じているので、自分の使っているヒーローについて記事を書いて、少しでも日本語情報の増加の一助になればと思い、投稿します。
前回はKassaiという最強ヒーローについて書きましたが、今回はBravoについてメモ書き程度で置いておきます。というのも、BravoはKassaiほどは使い込んでいないので。でも、自身の忘備録も兼ねて枯れ木も山の賑わいとなればと思いまして投稿します。
fab以外では、MTGなどのカードゲームもプレイしております。しかしながら、fab自体はTCGの体裁をとっておりますが、どちらかというとボードゲームなどに近く、そういう意味では新しい体験ができて良い感じです。
Bravo
陽気なおっさんのような感じですね。フレーバーテキストなどによると、とても人気のある御人のようで、女性に囲まれているように見えますね。
Bravoとは?
Bravoはヒーロー能力で、Dominateという効果をアタックカードにつけることができます。これは相手の防御を制限する能力で、元々高い攻撃力を持つガーディアンアタックとの相乗効果で相手のライフを削ることが得意です。しかし、これが大きな落とし穴です。Bravoはあくまでガーディアンヒーローであり、実際には防御よりの戦い方をする方が安定します。
また、ガーディアンの特性ですが、アタックアクションはCrush効果を持つものが多く、これは4点以上のダメージを与えると追加効果が得られます。ヒットするだけではダメですが、Bravoの能力でDominateを与えると達成しやすくなりますね。
これがBravoの必殺技ですが、2枚ハンデスは非常に強力です。Dominateをつけてこれを当てれば、それだけで勝てる試合もあります。勝てなくともそこから優位に立てるのであとはウィニングランです。当てればね・・・
Bravoの強いところ
Dominate自体が相手の防御を制限する強い動きなので、それ自身はBravoの強いところです。しかし、ガーディアンである彼は、防御力が高く、長期戦も可能で、禁止されてアリーナを去ったOldhim(読み方はオールディムもしくはオルディム)ほどではないですが武器防具も良いものが揃っています。
これが非常に強いですね。SeismicSurge生産能力とライフ3点分です。ガーディアンアタックはコストが大きいのでサージを使えると使えないでは大きな差が出ます。ただし、CCでは長期戦を見越してTunicを着る場合はあるでしょう。
AnothosがBravoの本体です。これが最強です。強いです。Kassaiもそうでしたが、武器が強いと動きに安定性が出るので下振れに強いです。ただし、マッチアップによっては盾を持つ必要があるのでその場合は諦めてTitan'sFistを使います。具体的には対Dashにバックラー、対Kanoにランタンですかね。
Bravoの弱いところ
何をするでもコストが重いので、何かをしようとすると莫大なコスト(リソースやライフやカード)を要求されます。そのため、不要な場面で動くととたんにジリ貧になります。前述のCripplingCrushは非常に強いですが7コスト、Dominateをつけると9コストも必要です。そのため、必然的にデッキには青のカードが増えて、赤が少なくなり結局防御的に動くとカードを使わずにAnothosを振るだけになります(が、それがいい)
また、構造上、Dominateに依存する場面は多いのでディフェンスリアクションをアーセナルに置かれることがあまり好きではありません。Dominateをつけるコスト込で9コストのCripplingCrushが手札とアーセナルからリアクションされて不発に終わるとそのアドバンテージ損で一気にジリ貧ですからね。あとは、サージこみでリソース管理が最適化されているのでIceに弱いです。ここでもIyslander(とOldhim)が消えたことが追い風になっていますね。
Bravoをプレイする
プレイの方針はふたつあります。端的に言うと、短期決戦を挑むか長期戦に付き合うか、です。相手の防御が硬いと、とくにディフェンスリアクションが多いと、Dominateが通りにくく長期戦になりがちです。また、プレイ中にも方針が切り替わるタイミングもあるので、プレイ自体は簡単な方とは言い難い印象です。それでも、難易度の高いヒーローよりは、ゲームの終端点が見通しやすいので簡単な方だとは思いますが。
一周目で相手が傷つき倒れる場合
デッキ一周目で相手が力尽きることが想定される場合は、短期決戦モードとなります。この場合は、赤アタックアクションを積極的にDominateで投げることになります。防具が薄いとCrushの妨害効果を伴いながらライフを削っていけるので相手は押されたまま押し返せずハンマーで潰されることになります。
とはいえ、相手も歴戦の戦士なので現実にはそう簡単にはいかないです。相手の攻撃が強力な場合は防御に徹して受け続けて二周目を考えるほうが良いのですが
こういうのがうっかり当たってしまうと、形勢逆転し、その後のドローで後続が続くと20点のライフはすぐに消し飛びます。そうでなくとも、CripplingCrushやTearAthanderのようなハンデスで相手の動きが鈍った直後に強めの攻撃ができるとイケイケモードに入る場合があります。
二周目に向けて
さて、一周目が終わって、いままでピッチしたカードが再び手札に帰ってくるときですが、ライフの少ないブリッツでは、長期戦を見据えてもどちらかのライフが尽きてる、もしくはほぼ尽きており決着はついている場合はあるものです。しかし、そうでない場合のためのプレイを考えましょう。二周目が訪れる場合に考えておかなければならないことがあります。
スタッキング
スタッキングという概念ですが、ピッチしたカードは全部その順番がわかっているはずですよね?とはいえ、この高難度のゲーム中にすべてを覚えているのは簡単ではないので、ピッチするときの順番を少しだけ考えて二周目をより良いものにしようという概念です。だいぶ簡単に話しましたが骨子は間違ってないでしょう。
Bravoはいくつかのカードの相互作用があり、気をつけるべきスタッキングがあります。また、コストが重くリソースが必要になるので赤カードは続けてピッチしないようにしましょう。(二周目で赤赤赤青とか配られるとそれだけで死んでしまいますぞ)
また、ディフェンスリアクションは強いのですが手札に2枚来ると窮屈なのでこれも続けてピッチしないようにしたほうが良いですね。如何にUnmovableやSinkBelowが強くとも、両方ハンドにあると防御しかできないですからね。
Palverizeも10コスト必要なのでこの周辺も青で固める必要があります。きちんと青で固めるとヒーブしてから青3枚でDominateをつけて相手の残りのライフを吹き飛ばすことが出来ます。青Pal青青青青青みたいな感じにしておきましょう。
難しく考えると難しいのですが、とりあえず、赤いカードとディフェンスリアクションをピッチするときに気をつけましょうって理解で良いと思います。しかし、一周目で全ての赤を失うと後々後悔するので、赤いカードをピッチして二周目に残すこと自体は意識しましょう。
スタッキングとRouse
Rouse the Ancientというカードは特殊で、これの周りは攻撃力のある青のカードで固めつつ、可能なら1枚赤を放り込みたいです。理想は、Rouse青青赤(青は3コスト以上)で赤は8~攻撃力があり、青は6~あるので、Rouseの条件は満たします。青ピッチでRousu(7点)を撃ちさらに青ピッチでAnothos(6点)で、アーセナルに赤アタックをふせて次ターンの布石になります。13点のタックをノーガードで受けれるわけもないので、次のターンの相手の攻撃は減るのでカードをディフェンスにまわしてもアーセナルの赤アタックがDominate付きで撃てるという寸法です。しかしうまくいくことは少ないので二周目に上手く積んでやることで確率をあげていくことになります。
Bravoをさらにプレイする
表現価値とBravo
ここでの表現価値とは、ハミルトンによる表現価値のことで、詳しい記事は
などを参考にしてください。
表現価値はアクションの価値をカード1枚あたりの点数で表現してより効率よくアドを稼ごうという概念です。しかし、Bravoのアクションはコストが大きく、表現価値で表すとかなり大きくなるアクションもありますが、コストの支払い分のカードを残すためにライフを失うので表現価値が全てではありません。高い表現価値のアタックアクションがあるからといってやみくもにプレイすべきではないのです。ライフは命であり、大事にしなければなりません。
CripplingCrushは7コストで11点さらに相手のカード2枚を捨てさせるので、表現価値的には17点でカード4枚でDominate込で1枚辺り4以上あります。かなり優秀ですが、カード4枚必要となり、その前に相手の攻撃をライフで受けていると、価値は目減りしますし、もしCripplingCrushがヒットしなければ・・・。
ガーディアンはアクションが大ぶりで失敗した時にその失うアドバンテージは致命で行動に対するリスクが他のヒーローよりはるかに大きいです。そのために、都合の良い展開だけを想像していると勝てるものも勝てません。
Bravoにおいて、最もリスクが少ない優秀な行動は、カード3枚を防御に使い9点、自分のターンはAnothosで4点のあわせて4枚で13点の行動です。これは一切のリスクを排除した行動で、Bravoはこの最低保障があるゆえに強いのです。
これが皆を魅了するBravoのパフォーマンスだ
では、細かな価値を考えてまいりましょう。まず、Bravoに与えられた素晴らしいシステムがSeismicSurgeです。これは、前のターンに1リソースでSurgeを出しておけば、このターンのガーディアンアタックアクションカードが1リソース分軽くなるというシステムです。
これが最も活用できるタイミングは4cの赤アタックアクションが3cで撃てるので青カード1枚ピッチだけで動けるようになります。このために、4cの赤アタックアクションはアーセナルに置きやすいのです。
また、2cや5cのアタックアクションは1リソース余らせることが可能ですので無理なくSeismicSurgeを作れます。
ZealousBeltingはこれと6p以上の青と何かの青の計3枚から、ZealousBeltingで5点与えながらSurgeを生み出してAnothosで殴ってさらに6点とやりたい放題できます。一周目でも結構決まりますが、二周目に使う場合は意識してスタッキングすると良いでしょう。
また、Surgeを使うと5cの赤アタックアクションにDominateを付与する場合に青2枚で済んだりと便利です。表現価値的にも無駄なリソースを有効に活用するので数値を底上げできます。
命令して支配する、そしてパモ
Kassaiの記事でも触れてますが、私は高いカードは使わなくても良いと考えている人間です。デッキには強いカードや高いカードを入れる隙間なんか存在せず、必要なカードだけで埋まると思っています。
しかし、BravoはCommand and Conquer(以下CnC)からは逃げられません。
BravoのDominate戦術は誰もが知っています。その対策にディフェンスリアクションがあるデッキは、アーセナルにそれを置きがちです。そこに放たれるCnCは文字通りゲームを決めます。カード2枚(これと青ピッチ)で6点、相手のアーセナル破壊、Surge作成で、最大価値が10点となり破格です。しかも、Bravoが恐れるアーセナルのディフェンスリアクションを割れるとなれば、採用しないわけにはいきません。
しかし、相手もアーセナルを守るためにカードを2枚切ることも多く、ヒットしなければ、価値はただの7点で弱くはないけれど程度にしかなりません。そこで、必要なのが
これでヒットさせましょう。相手がこれを警戒して万が一防御に4枚投げてきたらそれはそれで価値的には高いし、次のフリーターンをパモ絡めて暴れるだけですので問題ないですね。なお、Pummel(発音はパモゥが近い)込だと、CnC、パモ、青、青でSurgeこみで価値は17点(打点10点アーセナルと手札1枚破壊とSurge)になりえらいこっちゃですよ。実際には一周目に狙うのは運良くまとまってきてくれたときぐらいですので、二周目に即撃ち込んで形勢逆転を狙いましょう。
Bravoが斃れるとき
Oldhimほど防御は高くないため、意外とライフを守れず倒されるときがあります。アグロの猛攻を耐えられないこともしばしば。ディフェンスリアクションを多めに採用すると、これらが重なってきたり、赤アタックアクションが重なってきたりで動きが鈍って、優位を取られてそのまま押しつぶされる場合もあります。
Bravoを倒すには、アーセナルからのディフェンスリアクションや防具でここぞというときのDominateを通さない、Anothosの4点に惑わされず、強い意志でBravoを叩き続ける辺りが有効です。あと、BravoがピッチするPummelやCnC、赤アタックには気をつけて見てたほうが良いですね。Pummelの無いCnCは防御しやすいですからね。
各カード雑感
大事なカードについてはだいたいすでに触れてありますが、触れてないカードについて少しだけ
ShowTime!はだいたい防御に使います。これは撃っている暇はほとんどありません。また、スタッキングが崩れるので二周目のプランを失う可能性すらあります。これは先手の価値を高めるためのカードで、ShowTimeは初手にある場合に、だいたいPalvrizeを持ってくるために使います。ブリッツでは、PalにDominateをつけて殴るとまあまあ勝ちです。ただし、これはデッキの中に青が多めのリストかCrown of Providenceを頭に被っている場合に限ります。永遠にPalがアーセナルに残り続けるとそれは死ぞ。一応、ShowTimeのドローがあるので、5枚で7リソース捻出できればギリギリセーフなので、青赤赤赤赤までは耐えられないわけでは無いのですが、青多めでないと防御のカードが無いのでライフが厳しいことになるのは間違いないです。
また、Imposing Visageもほぼ同様です。いずれも、スタッキングが失敗している場合などはシャッフル目的で撃つ可能性はあります(そんな暇があれば、だけど)
効果がブレッブレなのがTearAsunderです。これと青2枚で、Anothosが7点Dominateでヒットすれば手札を2枚捨てさせるという、表現価値的には3枚13点のバケモノアクションです。しかし、ヒットしないと、3枚で7点というもはやこれ以上もないアド損となります。7点は手札から3点とアーセナルからSinkBelowで完全に防がれるため、相手のSinkBelowが残っている間、アーセナルがあるときはこれを狙ってはいけません。ガーディアンと相対している相手がSinkBelowがあれば、Dominateを警戒してアーセナルに入れるのは定石に近いので、それに突っ込んで玉砕するだけです。カード3枚は意外と用意するのも大変なので素直に噛み合ったときだけにしましょう。
Macho Grandeは8点DominateでSurgeがあれば他に青2枚で動けます。これが重要で、最後の最後の決め手になる場合があるので、なるべく防御に回さずピッチに回しましょう。そして、最後に撃ちましょう。終盤は意外と撃てます。Macho Grandeの赤を1枚入れたリストで回していたときもあったのですが、青の枚数確保のために抜けました。でも、今は1枚ぐらい入れても面白そうだなとは思っています。
終わりに
これが私のデッキリストですが、青多めディフェンスリアクション多めですので、Staunch Responseを赤Chokuslumか赤Buckring Blowに変えるのは有効だと思います。また、私は減価償却のためにPalverizeを1枚、Heart of Fyendalにしていますが、これは全くオススメできません。私は宝石に防御値がないことで死に、コストが無いためにAnothosが4点から増えずに死に、パワーが無いのでZealousBeltingにGoAgainがつかずに死にました。
fabの問題点はカードや情報がほぼほぼ英語しかなく、情報を得にくいことにあると思います。誤解を恐れずに言ってしまうと、日本語wikiや有志のサイト、ブログなどはありますが、全く情報量が足りておらず、更新もなされていないサイトが多いです。それは仕方のないことなのですが、まずは自分のできることをコツコツとするしかないので、とりあえず、何かの足しになれば良いなと中途半端ですがBravoの自分のための忘備録も兼ねて記事にしてみました。
fabはまあまあ面白いゲームなので流行ればいいなと思っております。
乱筆乱文失礼いたしました。最後までお目通しいただきましてありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?