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妊活ママが知っておきたい!〜妊娠中に気をつけたい感染症〜

はじめに

ここ最近、ニュースでも話題になっているように梅毒の感染が拡大しています。国立感染症研究所からは、梅毒に感染している妊婦から胎児へ感染する「先天梅毒」の子どもの数が過去最多になったことを発表しており性感染症をはじめとする妊婦への感染に注意しなければいけない状況となっています。
今回の記事では、そんな梅毒をはじめとした妊活ママが知っておきたい、注意したい性感染症についてお伝えします。

〈このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です〉

性感染症

妊娠中における性感染症は妊娠しているママをはじめ、お腹の赤ちゃんにも影響を与える可能性があります。また、妊娠中における早産や流産、胎内死亡のリスクもゼロではありません。妊娠を考える際には、妊活を始める前にも必ず性病検査を受けて必要であれば治療をしっかりと行なってから進みましょう。

クラミジア感染症
クラミジアは自覚症状が乏しい感染症で、クラミジアトラコマティスの感染で発症します。主な症状はおりものなどが増えたり、軽い痒みや痛みを生じます。黄色いおりものが出る場合もありますので症状が続く場合には検査をお勧めします。
しかし、そのほとんどが自覚症状がありません。オーラルセックスなどでも感染する場合があります。

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淋病
クラミジア感染症と似ており、早産や子宮外妊娠の原因になります。産道感染により感染しやすく、出産前に抗生剤などで治療を行います。出産時に感染してしまった場合には、失明や関節炎の原因になり命に関わる場合もあります。

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性器ヘルペス感染症
この感染症は、一度身体の中にウィルスが感染すると体内に住み続けて体調により何度も感染症状をぶり返してしまいます。基本的には症状がない場合も多いですが、性器に小さい水ぶくれやただれが起きることがあります。それは激痛のため、排尿困難や歩行困難を生じる場合も。体力が落ちた時や疲労が強い時には同じ症状が出現することがあります。

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尖型コンジローマ
外陰部にいぼのようなものができた場合、尖型コンジローマを疑割れます。
性行為や似たような行為によってこちらも感染します。尖型コンジローマに感染すると、免疫力が低下することからHIV感染率も高まると言われています。
そのため、感染ししているかもしれないと考える場合にはすぐに病院を受診されることをお勧めします。

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トリコモナス症
一般に女性が強い症状がでます。強い悪臭がするおりものや、黄色の泡状のおりものが大量にでます。また、陰部の痒みや痛み、排尿時痛なども出現します。これは、性交渉がなくても感染するので誰でも感染するリスクがあります。妊娠中に罹ってしまうと早産のリスクもあります。

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性器ガンジダ症
ガンジダはカビ(真菌)の一種です。性交渉で感染することが多いですが、健康な人でも体内に持っていることもあります。感染したからといってすぐに発症するものではなく、抵抗力が落ちた時などに発症します。

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梅毒
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌に感染することで発症します。梅毒は皮膚や粘膜から体内に感染し時間をかけて全身に広がっていきます。感染すると性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が現れたりしますが一旦消えるため症状がなくなったと間違われることがあり発見が遅れてしまうケースもあります。
検査や治療が遅れると脳や心臓に重大な合併症を引き起こすことがあるので注意が必要です。また、梅毒に感染することでHIVの感染リスクを高める可能性があります。

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東京都の梅毒患者報告数
東京都の男女別・年齢別梅毒患者報告数

梅毒の経過

梅毒はⅠ〜Ⅳ期に分かれ、それぞれ症状の出現が違います。
早い段階での治療であれば、妊娠中であっても治療をして対処することが可能です。


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おわりに

性感染症はママと赤ちゃんの未来にも大きく影響を及ぼします。だからこそ、妊活を始める前にしっかりと検査・治療を行い、身体の状況を整えてから妊活を行いママも赤ちゃんも健康な状態で過ごせるようにしていきましょう。


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