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上毛かるたぶらり旅『ち』 ~歴史~
今回の上毛かるたぶらり旅は・・・
『ち』の札
上毛かるたぶらり旅。群馬県の郷土かるたの札を巡る旅となっています。
かるたの絵に近い写真を撮ることもひとつの目的、楽しみとしています。
群馬もよい泉質、風情ある温泉が多数あります。
旅行がお好きな方、温泉を楽しみに旅行される方にも知って頂ければと思います。
舞台は 群馬県
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「つる舞う形の群馬県」そのものです!
上毛かるた 『ち』の札がこちら!
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『力あわせる 二百万』(ちからあわせる にひゃくまん)
今回は群馬県を舞台にお話を進めます。
最初にお断りしておきますね。
ここ「上毛かるたぶらり旅」
かるたの札を手に群馬のスポットを巡って、可能であれば観光で来てくれる方々にも群馬ならではの地を訪れて頂きたいという思いがあります。
しかし、今回ばかりは群馬県の人には多少興味あるかもですが、そうでない方々には退屈なお話かと思ってます。お時間あればお付き合いくださいね。
つい先日のことですが、上毛かるたファンとしては
衝撃なニュースが流れました。
上毛かるた「力あわせる」読み札変更へ
人口減で30年ぶり「百九十万」に
かるたって一度発行したら変更ってあまりないですよね。
しかし、『上毛かるた』ではある条件で更新改訂している札があります。
それが『ち』の札
1947年の初版発行時 群馬県の人口は約160万人
『ち』の札はここからスタート。
それ以降は人口10万人の増減毎に読み札の改訂を実施してきたそうです。
『力あわせる 二百万(ちからあわせる にひゃくまん)』の下の句
「二百万」は群馬県の人口を示しています。
最新版は「二百万」となっています。
この「二百万」が「百九十万」になりそう・・・というニュースでした。
人口が減っているなんて思いもしませんでしたのでびっくりです。
で、群馬県の人口がどうなっているのかを調べてみました。
※以下資料は、群馬県総務部統計課作成 「統計資料4-4-6 群馬県の人口と世帯の動き 2023年9月1日現在」に記載の数値にて独自作成。
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よろしかったらクリック後、拡大してご覧くださいね。
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上毛かるた『ち』の読み札は初版から計4回改訂
160万から170万、180万、190万、200万
現在最新版が『200万』です。
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群馬県の人口は、2004年をピーク(当時二百万)に、以降減少傾向にあります。
そして今年(2023年)9月1日の人口が1,901,375人になったそうです。
そう、ほぼ190万人。2023年年内にも190万人を割る可能性が出てきて上毛かるた『ち』の読み札を変更することを検討しているみたいです。
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さらに2029年(令和11年)には「百八十万」になるかもと・・・
一番には人口が減ってきているという事実にびっくりしました。
我が家はいわゆる「閑静な住宅街」とよばれているあまり住宅のない地域にあります。聞こえはよい(笑)
その住宅街にここ数年で、たくさんの新しいお家が建ち並び、地元では人口増加傾向に。全体でみると逆に減少なのかとさらにびっくり。
群馬では上毛かるたの上の句を読むとすぐに下の句を答えるという不思議な現象があります。
また、「力あわせる~」と読んで、下の句を聞くと、その人の年代がわかるという年齢診断法も実在(笑)
今回の人口減少で改訂されると私もまたひとつ昔の人になりそうです。
さて 上毛かるたぶらり旅
「かるたの絵札に近い風景を撮影する」
という重要なミッションがあります!
こちらが 『ち』の絵札
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上毛かるた 許諾第04ー01100
絵札は群馬県の人々が大きな大きな「群馬」を
人々は力を合わせて持ち上げている・・・二百万人で!
って感じです。
今回はさすがに企画して人集めでもしないと無理なショットと思いました。
ってことでミッションは省略させて頂きます。
でも何かやってみたい気も・・
先日、上毛かるたの初版、改訂版、現行版を展示するイベントを訪問させて頂きました。
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上毛かるたの貴重な初版をお持ちの「田村聖志」さんとSNSを通じて繋がることができました。初版の上毛かるたも初めて見ることは出来てよかったです。
彼は上毛かるた研究家でして上毛かるた及び郷土かるたを広める活動をしている群馬県としては貴重な若手エースと思います。
そんな田村さんの投稿記事では各年代の上毛かるたを紹介しており、大変興味深いです。↓こちら参考に。今回の『ち』の札についても執筆されています。
これによると今回の『ち』の札
初版、改訂版、現行版と絵札はもちろん、読み札も変わっていきます。
田村さんサイトから少しお借りします。問題あったらご連絡を~
超レアな画像ですので。
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karutalog より借用
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karutalog より借用
現在の最新版は『群馬』を持ち上げていますが
初版、改訂版は『文化日本』だったのですね。
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英語版は「Gunma’s People」でした。
いつの時代も郷土や文化を愛し大切にして、助け合いの心で力をあわせてもらいたいという思いが込められ、3回目の改訂まで引き継がれている1枚なのですね。
ちなみにこの上毛かるたの『ち』の札の人口が変わるというニュース
上毛かるたの大会での影響は?と心配されている方も。
しかし、それは問題ないかと。
『力合わせる』の「ち・・」と読み上げだけで誰もがもう絵札に手をかけているのが群馬県人。
下の句を読む前に勝負はついてます(笑)
いつ頃改訂になるのか注目していきます。
今回は「群馬県」の札ということで「♨温泉編」は なしです~
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群馬へおいで~