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生活保護受給者は怠け者だから抜けられないのか|受給者の厳しい現状
おはようございます。昨日は親会社のアニスピホールディングスで年内出版予定の「絶対失敗しない 障害者グループホーム開業マニュアル(仮題)」の打ち合わせでした。
親会社にはオフィス内に犬・猫が普通にいます。キャットタワーもあります。
キャットタワーの横に会議室があるのですが、打ち合わせ中も上から猫がのぞきにきてました。「にゃーん」と聞こえるたびに編集さんと「かわいい!!」となってしまい何度か中断。かわいすぎる!!
私が生活保護を受給していた話はあいである広場で書いていますが、この記事は「生活保護受給者の鏡!」みたいなコメントを多くいただきました。
正直、私はそう言われるのは嬉しいですが、本意ではないんです。じゃあ、生活保護を抜けられない人は怠けているのかという話になってしまうので。
私の場合、子どもの事情で生活保護受給をしました。親族の誰にも頼れないという状況ではなかったんですね。両親は離婚していましたが、母子自立支援施設の入り口までは入れたので、交流がありました。
もちろん周囲にも生活保護を受給しているお母さんたちがいたのですが、ほとんどの人は親族との交流がなかったです。なので、両親が面会にきたり、友達が遊びにきたりする私は特殊でした。他にも支えてくれる人の存在がありました。
そういう人が皆無な状態だとどういうことが起きるか。
就職したくても、部屋を借りたくても、保証人がいない。今は保証人を代行する会社もありますが、それでも企業も大家さんもやはり血縁関係のある保証人を求めます。そこで行き詰ってしまう人も多くいます。
特に子どもが小さいうちは、保育園・幼稚園や行政の支援がバッチリかといえば違います。残業や子どもの発熱時に電話一本で「任せて!」と言ってくれるのは親族くらいなものでしょう。このご時世に「残業は一切できません」「子どもが発熱したので休みます」と言っていたら、せっかく決まったパート先や就職先でも居づらくなってしまいます。
もちろん「一生、生活保護で生きていくからいい!」と開き直っている人も一部いるのは事実です。
だけど、多くの人は「抜けたいけど抜けられない」のが現実です。私が元いた母子自立支援施設では2年間で自立する(退所して民間のアパート・マンションに住む。就職する)という計画を最初に立てました。ですが、一緒に入居していたお母さんの中には、今でも退所できない方もいます。知っている方ですが、怠けているわけではないんですよね。自分に障害や病気があったり、子どもにあったり、学歴や職歴がなかったり…そういった事情で挫折をし続け、諦めてしまっている方もたくさんいます。
そんな生活保護ですが、今日は朝10時に村田らむさんの「生活保護はホームレスを救うのか? それともダメにするのか? 河川敷に住む野宿生活当事者の意見は?」という記事を公開します。
ぜひ、読んでみてください。
では、週半ばの今日、頑張りすぎず頑張りましょう!
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