デスゲームで崖のたまごを作った〜Dead or AliCe「16JAcks」イスタ:キャラ設計編〜
すげえタイトルだな。
1月くらいからゆふのTwitterを知っていた方は「デス」とか「デスゲーム」とか「デスインタビュー」とかそういうような、なんだか物騒な言葉をツイートの中に見かけたことがあるかもしれません。
あるいはなんか気が狂ったように正方形の枠の中に絵を描いてアップロードしまくってるところを見た方もいるんじゃないかな。
あのなんか茶色いうさみみの……女の子かな? 男の子かな? とにかくなんかこども。あれはなんのキャラ?
それの話です。
TRPG? デスゲーム?
TRPG(テーブルトーク・RPG)という、複数人のメンバーが1人1キャラずつオリジナルキャラクターを作って持ち寄り、予定を合わせて集まって、ダイスを転がし、その転がしたダイスに何か意味を見出して、みんなで文章を書いて物語を作って楽しむ……
……みたいなことをする遊びがあり、それをやっていました。(詳しくはググったり聞いたりしてください)
TRPGにも色々な種類があり、今回は同人TRPG「Dead or Alice」というシステムで遊びます。
舞台は不思議の国のアリスの世界……滅びかけてるけど。そこに異世界転生した「救世主」と呼ばれる存在が、猟奇、才覚、愛の力で、その滅びかけた世界「堕落の国」を救ったり、救わなかったりするゲームです。
今回はメンバーが20人いて、そのうち16人がプレイヤーとして参加する超大規模セッション。
2人組を8ペアつくり、その8ペアでトーナメント戦のデスゲームを行う、というルールで、
デスゲームなので勝ち残った1ペア以外は全員負けて死ぬか永遠に石にされてしまう、みたいな感じのおはなしになっています。
またこのシナリオの特殊なルールとして、この2人組というのが、異世界から呼ばれてこの世界にやってきた「救世主」と、元からこの世界に住んでいて救世主が世界を救ってくれることを待っている「末裔」のペアであること、が条件になっています。
平たく言っちゃえば主従関係みたいな……そういうペアで挑むデスゲームです。
気になった方はぜひ読んでみてください(参加したし、運営のお手伝いもしたし、こうやってサイトにリプレイログをまとめたりもしたので、読んでいただけるといっぱいうれしいです)
まぁ、軽い気持ちで読んで! って言うにはちょっと量が多すぎるけども……。メインの試合が4+2+1試合あって、そこからさらにエキシビションとか、前日譚とか、幕間とか、いろいろあるので……
というわけで、この記事はこのリプレイの内容を含みます。まっさらな気持ちでリプレイを読みたいって人はリプレイを読んでから来てね。
読まなくても多分大丈夫……なように書きたいです、頑張ります……。
あと以下の話は全部私が勝手にいろいろ考えて勝手にやってることなので、こうしなきゃダメってこととかでは全然ないし、どっちかというと縛りプレイ的なヤバさのある話だし、ロールプレイはもっと気楽にやっていいやつだと思います。あんまり真に受けないでね。
キャラメイクやってくぞっ
このゲームの本質情報
デスゲームって言われると目の前の敵を殺さなきゃ……というマインドになりがちですが、つまりはこれは、1話には16人、2話には8人、3話は4人が参加できる、最大全3話のキャンペーンシナリオ、ということになります。
難しい話すぎる。難しい話すぎるけど要するにたぶんこう。
「1話で綺麗にたたむことを想定して、1話内で物語を完結させられる(アクションできる力がある)」ようなキャラを作り、
なおかつ「1話でポテンシャルを全て出し切っても2話以降も話を展開できる(新たな問題を持ってくることができる)」ようにして、
さらに「2話以降、1話で当たった人の話の流れを引いていける」
みたいなキャラを作るとよさそうということがわかります。
このあたりのことを考えつつ、てとりさんの救世主キャラ案を見てみましょう。
てとりさんはずっとゲームを作り続けている物語うまマン。私は物語なんもわかんないけどてとりさんの胸を借りる気持ちでいって、てとりさんに合わせていけばたぶん大丈夫!
よーし見てみるぞ。見て……アア〜
もうめちゃくちゃだよ〜
いやめちゃくちゃ気が狂い……私はこの相方PCについて考えている時は常に気が狂ってる。気が狂っています。名前はプルネウマさんっていうんだね。かわいいね。デス初見の方は今日はこの名前だけでも覚えて帰ってください。
めちゃくちゃ気が狂ってるんですが、プルネウマさんの要点は以下のとおりっぽいです。
長いこと生きてる風の神霊。
人間に管理されて実験体になってた。(よわよわになってるけど生きてる)
人間のことがだいすき。
人間になりたい。
「まことの愛」がほしい。
元の世界では人間が滅んでいる。
あれっこれ素直に元の世界に帰ってもこのひとダメなんじゃない?
ただ帰るだけではたぶん無の世界に帰って永遠に無をやることになってしまうので、このデスゲーム中になんらかの物語的な働きかけが必要な気がします。
開始時点で想定できる結末としては、「まことの愛を見つけてなんかうまいことなる」「死ぬ(プルネウマさんをちゃんと殺してあげる)」の二択がとりあえずぱっと思いつくかな、となりました。
というわけで、そのあたりをクリアできそうで、なおかつ成長できるやつ、をコンセプトに、この救世主と生死をともにする末裔キャラを組んでいきましょう。必要なのは「プルネウマさん(救世主)を殺せる末裔であること」「成長可能性があること」。まことの愛についてはまだわかんないので保留。
心の疵つくるぞ〜
このあたりを考えつつキャラメイクをします。
あとキャラメイク時に2つ設定する「心の疵」(キャラの異常性とか、トラウマとか、そういう脆弱性ポイント)も同時に作っていきましょう。
末裔を作る上では末裔の種族がキャラに結構関わってくるんですが(種族ごとに性格の傾向が違ったりとかするので)、データ面の話とも関わってくるので、まぁとりあえずいいかな。種族決まったらその種族に寄せればいいし?
とりあえずベースになる部分をやっていきましょう。
成長性は「世間知らず」とか「未熟」とかのルートでやっていくとよさそうです。子供キャラがいいな。手癖なので。デスゲームに持っていくキャラはやっぱ手癖がいいよ。地獄の限界デスロールプレイ界隈では速度が求められることがままあり、そうなると手癖キャラが一番速度を出しやすいからです。(※諸説あり)
子供キャラだと救世主に対して反抗的にもなれそうでお得です。基本的にこの末裔ってやつらは救世主に従順で救世主を崇めたりとかしてるイメージがあるんですが、プルネウマさんは元世界で神霊だったのでなんか人間に敬遠されたりとかして孤独そうだし、始めから距離感が近いというか、上下関係? 知らんが? みたいなキャラの方がたぶん攻略しやすいと思う。たぶん。
ただしプルネウマさんからの好感度初期値がそんなに高くなさそうなので、反抗的ではありつつも、こちらからプルネウマさんに対しての好感度は最初から高い方がいい。
プルネウマさんのこと好きだけど全然態度に出せないキャラがいいな、というわけで心の疵の一つ目が「ひねくれもの」に決まります。
で、プルネウマさんを殺せる末裔であること。
殺し方は色々あると思うんですけど、今回てとりさんと加虐被虐合わせやろう!(これはてとりさんの手癖が加虐でゆふの手癖が被虐だからなのと、この卓のレギュレーションがR18Gなのでせっかくだし……となったからです)という話があり、
被虐されるのが好きでプルネウマさんを殺せるってなると、人と自分の血を見るのが好きな猟奇のこどもなんじゃない? と思えてきました。うーん才覚に寄ったやつも一応考えておくけどやっぱ猟奇のこどもなんじゃないかな……猟奇救世主に猟奇末裔やりたいな……
まぁいずれにしても、血を見るのが好きなので「退屈嫌い」とかを二つ目の心の疵にしておくとよさそうです。とにかくスリルジャンキー、危険で楽しいことがすき。
退屈嫌いなのでいろんなものに興味を持って関われそうな気がする。いいですね。
このゲームでは、対戦相手に「心の疵を抉る」という行動をする必要があったりなかったりするので、相手に興味を持てる造形にできるとめちゃくちゃやりやすい。かなりいい感じの心の疵なんじゃない〜?
ゆふは才覚のキャラが好きなんですが、才覚のキャラって頭が良さそうなロールプレイしないといけないことがわりとあって、ゆふはそういうロールプレイするのに結構時間がかかりがちです。脊髄で子供ムーブやるなら猟奇かもしれないな。猟奇キャラあんまりやったことないけどなんだかすごく出来そうな気がするな。うーん、猟奇で考えてみるか……
そんな感じで、猟奇の末裔にしたいなーと思いながらデータ面を考えます。
末裔が使える末裔技能ってやつ、個性豊かで面白いな〜。種族ごとにいろんな末裔技能が使えるんだけど、このグリフォンの末裔の「おいで!」でめちゃくちゃ相方の攻撃力を上げつつ自分も強い威力で殴るやつをやりた……あっ才覚で判定なの? うーんできて2回戦以降だな。
1回戦から使える猟奇の末裔技能、なんかないかな? うーんとりあえずてとりさんと相談してみよ……
てとりさん「この麦藁の冠逆鱗ってコンボやばくないですか?」ゆふ「さ、三月兎を!?!?!?」
三月兎の末裔っていう……三月兎が一体どういうやつであるかは後述するとして……そいつの末裔技能「麦藁の冠」と「逆鱗」を組み合わせるとめっちゃ面白いんじゃない? って話が出まして。
えーっと、これは、
自分の「心の疵」が抉れていれば抉れているほど自分へのダメージと相手に与えるダメージを増やす技能(→逆鱗)を持ちながら
攻撃する前のタイミングで、自分の「心の疵」を自分で1つ抉って、相手にダメージを与える(→麦藁の冠)
というコンボです。
Twitterで解説したことあるな。やばい。
やばいため大盛り上がりし(ここで大盛り上がりできるところがてとゆふペアの相性のいいところだと思う)、これでいこう! となって三月兎の末裔になりました。
じゃあそれに合わせて、ざっくり組んでたキャラの設定とか諸々を調整していくか〜。
三月兎ってどんな末裔だっけ? ルールブックを見たりググったりしてみよう!
うーんとんでもないことが書かれてるな〜。
三月兎、これは原典の不思議の国のアリスでは「三月のウサギのように気が狂っている」という英語の言い回しからうまれたキャラクターであるとされているんですが、三月のウサギって何かというと、つまり発情期のうさぎということらしく。
公式のルールブックにも「三月兎の末裔をナンパしたいならセックスで釣れる」とか書いてあります。やばすぎる。いいのか?
いや確かに私の手癖には「なんらかの性的な要素を含む被虐児」みたいなやつがあって……あるから手癖すぎるくらい手癖でやれるんですが…………いやでもそういえば今回性別曖昧野郎を作るって言ったな……うさぎって性別曖昧野郎できるのか? あっ、うさぎって結構大きくなるまで性別見分けつきにくいんだ? じゃあ性別不明の発情期のうさぎができるのか……!? 未熟で性別不明なのに発情期とかそんなことできるの!? バグ技すぎる そんなヘキが許されていいのか!?!?
合法で性のにおいがする未熟性別曖昧刹那主義こどもを!?!?!?
いやでもあまりにヘキすぎるヘキだし加虐被虐合わせだからメインはR18Gの暴力だからっ 添えるだけでっ 「セックスふつうにうまかったし荷物運びよりマシだったけど人を殺す方が楽しい」くらいの塩梅でどうですか!?
というわけで物語面というか、キャラの設定の話はこのあたりでおしまい。
全体的に、イーブイにしておけばストーリーに合わせていろんな進化ができていいよね、という感じで柔軟に対応できるように作った気がする。
そういえばデータ作った当時のことなんも覚えてないな
色々ありすぎてなんも覚えてない。なんか当時のスプレッドシート(まだドキュメントじゃなくてスプレッドシートに書いてた!)があったのでそれだけ貼っておきます。
冠位置自由ってことは数字枠に置いてもいいってこと!? ってウキウキで冠を数字枠に置いたけど今考えるとヤバすぎるな。短期決戦するつもりだったのか? そうだね……(11R続いた裁判)
というわけで以上がキャラメイク編になります
ロールプレイ編に続く!!!!!