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Random Thoughts #4 | 言語学習

ふわっと考えていたことをさらっと書く。

言語学習 / 習得において大事なことのひとつは「普段からどんな視点や考え方を持って英語に触れ使っているか」みたいなところ、だと思う。

だからそれを教えるのも、他人を真似して勉強するのも難しい。表面的には同じに見えるから。


AさんとBさんが新しい単語を10単語覚えるとする。

Aさんは「正しいスペルと発音、和訳」をせっせと覚える。別に悪いことではない。それぞれ重要な要素。辞書を使い、音声を使い、機械的に端的に取り組む。

Bさんの思考(この単語は接尾辞が..だから名詞だろうな..よし正解!そういえば..って単語となんか似ているな?調べてみよう..。語源が同じだった!なるほど!そう言えばどんなフレーズで使うんだろ?辞書で用例確認。えー!!こんな意味でも使うんだ!これ自分使う!そのまま覚えとこ〜。ん?よく見たら派生形知ってるじゃん..!!やれやれ)


まず誤解を生む前に説明すると、この両者はどちらが正解というわけではない。より短期間で最小限の知識獲得を、という観点であればAさんの方が効率が良いだろう。

ただここで私が話したいのはこのBさんの思考。単語学習に限らず「こうした - 出会った情報と既存の知識を組み合わせてより広く意味を捉えようとするような -考え方を持って普段から英語に触れている人」が言語を習得しやすいんだろうな、と思う。

上記の両名は同じ単語学習、やっていることは「単語帳を開いて辞書も使って勉強」、同じ。
ただ頭の中は全く違う。


このBさんの思考は一応明示的に説明することもできる。
接頭辞・接尾辞を意識する、派生形を調べる、語源を考える、フレーズを確認する、等。*これ以外にも単語学習において重要な要素は当然存在する

ただこの問題を難しくするのは「これらのひとつひとつの要素が全て常に重要」というわけではないところ。

当然出会うすべての単語に対して、すべての情報を調べることは不可能。接頭辞・接尾辞を調べることがより効果的な学習につながらないこともあれば、専門用語などフレーズで捉えなくても十分に価値を発揮できる単語も存在する。

よって指示として「このリストを毎回すべてやろう」と明言するのが難しく、あくまで「たまたま出会った情報に対して思考をめぐらせ自分の持っている知識や考えと結びつけれる」マインドセットを持っているかが鍵。

英語を教える立場として、どうやってこの思考を身につけてもらえるのか、大きな課題のひとつ。


ふわっと書き始めたにしては一応区切って書き切ることができた。Well done!! Bye!

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