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Photography Journal #10 | 丁寧なスナップ撮影日

先日仕事帰りにスナップを撮った時の写真たちです。
同じ場所を繰り返し撮るとより深い視点から写真が撮れる気がするし、景色の違いや気候の変化に気づけるので季節をより肌と心で感じれる気もします。

カメラはいつもの Sony α7CII に FE 16-35mm F2.8 GM II + CPLフィルターをセットしています。


まずは東京タワー周辺を散歩しながらスタート。赤い鉄骨のその塔はいつ見てもアイコニック。

松の木の間から見上げた一枚。撮るときはどうしても草木が視界に入ってしまい、タワーにピントを合わせることができるカメラだからこその視点。

タワーの近くではずっと上を見上げがちだけど、下にも注目。おけに水が溜められていたのでうまく角度を調整して撮った。ピントを合わせるのが少し大変。

水面に映る東京タワー。広角でなければ捉えられなかった。

東京タワーから赤羽橋に向けて歩いていく。やっぱりタワーが好きなので「塔が見えないときは小休止」になってしまいがちだけど、きょろきょろと辺りを見渡して歩くと意外にいい写真が撮れたりする。

こちらは何が特別ってわけではないシンプルな写真なんだけど、なんだか気に入っている。

ビルを下から。うまく伝えられないんだけど、空とビルの比率・配置がとても好み。広角を活かした一枚だと思う。

ずっとタワーはある程度視界に入っているので、タワーを主体に使わない写真も撮りたくなる。色と形で存在感は抜群だけど。

「芝公園」の地名が東京タワー感を出してる。

近くの公園を少し散策。この公演も何度もきているので何か特別な視点で辺りを見渡しなくなる。そんな中影の形が面白かったのパシャリ。

なんで今まで撮らなかったのかな?と考えたけど理由はおそらく時間と時期。影の伸びる方向や距離は、いつでも同じではないのだ。

タイトルは「キリン」。子どもが考えそうな視点。これも広角レンズが活きた一枚。

駅に近くなると、それこそ本当に見慣れた風景になってくる。だけどここがスナップ写真の醍醐味。見慣れた風景でも、気になる視点と撮れる

写真はいつも違う。

黒い焦げ跡と切り傷が強烈的だった。どんな理由でこうなって、なぜ取り替えないんだろう?
小さなミラーにあいつがいるのに気づいた。雲がほとんどない青空だったのも、見つけた要因だと思う。

スナップ写真を撮るときに交差点はひとつのシャッターチャンスだと思う。無条件で「止まる時間」になるので、余計に何かを探そうとする。

東京タワーの赤色以外は無機的な景色だったけど、映える緑が突如現れた。これもお気に入りの一枚。

電車に乗り、新宿へ向かう。電車の中は怪しい人にならないように気をつけつつ、そっと脇で写真を見返す。


舞台は新宿へ。夏も本気を出してきていたのでジェラートを食べることにした。

ジェラート屋さんの受付。カラフルさに惹かれて撮った。
ピスタチオとカシューナッツ。好きなものの組み合わせ。なめらかで冷たくて香ばしい至福のひととき。

南口の広場を少し散策。暑かったからかそんなに人は多くなかった。新宿もよく行く場所のひとつだけど、撮る写真はいつも別物。

普段は素通りしている建物の壁が、この時は普段より輝いて見えた。多分光のおかげで、物理的にも。

あまりまじまじと見たことはなかったけど、石のモザイクがとても魅力的。反射のおかげで単調な写真にならずに済んだ。
ガラスに映った歩く人。忙しそうに動く人の姿や影は「都会」って感じがする。
階段の下の小さな通路が印象的だった。広角で撮っているときは目の前の景色を自分も「広く」見ている気がする。

上記の写真を撮り通路を歩くときも、遠くの建物ではなく「遠くと近くのセット」で見るようになっている気がする。広角レンズを使っているときは。だからこそ次の写真が撮れた。

半分を天井、残りを新宿の TIMES SQUARE に。ピッタリと端に合うように後で微調整した。

この日感じたのは、撮りたい視点をうまくその時のレンズの画角で表現するってことも大事だけど、持っているレンズのおかげで自分の視野も変わるなってこと。

そのまま広場をふらふら。草木も少しあるので、「都会の中の緑」にも注目したいところ。昼間〜夕方はいつも特に影に注目している。

真下に伸びる様子と、それを表す影に惹かれた。これもかなりお気に入り。
ぶーんという音に呼ばれて青空をパシャリ。撮った時は望遠レンズがあればな〜と嘆いていたけど、今見ると結構いい写真だな。
飛行機のおかげでビルを再度見上げることになった。雲がまったくないのも落ち着くかもしれない。ビルに対して真っ直ぐ別のビルの影が入るのは結構レアでは?

次に面白いと思ったのはベンチとか影模様。夕方の時間だから、斜めから入る光でこの絵ができたんだよね。偶然と必然。

機械的なところが素敵だったのでなるべく真横から写せるようにしゃがんで撮った。
こちらも「緑と影」。この草の特徴的な真っ直ぐなつんつんさが現れていて非常に良い・

さっきの写真も踏まえてひとつ別の気づき。「植物 × 影」は特別な魅力がある。

私にとって植物は自然的で、柔らかくて、穏やかな感じ。一方で写真は無機的で(ある種対象の形的なコピーだから)、はっきりとしている。

だからこそ対比的な組み合わせはいつも私を魅了するのかもしれない。

そのまま東口の方へ向かう。

みんな大好き (?) 北村写真店。時間がなかったので1階だけちらっと見た。
フィルムが飾られていたので反射を少し入れつつパシャリ。

また今度じっくり眺めようと思った。

信号に向かいつつ上を見上げると鏡になっていた。これも広角の広さを利用して斜めに真っ直ぐ伸びるように。

赤茶のレンガ調の地面が反射内に色を与えていて良いアクセントに。

久しぶりにゆっくり落ち着いて撮れたスナップだったので、写真も多めでした。
note にまとめたことでいい振り返りになって良かった。


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