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なぜ人は殺してはいけないの? 女王の教室の名場面から考えた

女王の教室というドラマをご存知だろうか?
私が小学6年生の時にどハマりした、学園もので、哲学的なドラマだ。
度々起こるクラスの問題に対し、先生が哲学的な話をする物語である。
まるで教室が、裁判所のようだ。罪を犯した物や、真面目に取り組まないものには、それ相応の罰がくだされる。
子どもながら、非常に興味深いドラマだった。
ある生徒が、以前先生が再教育センターにいた。という噂を聞き、何故そんなところにいたのか?と尋ねる。
先生は1人の生徒をボコボコにして、再教育センターに送られたそうだ。
ある生徒は、イジメっ子で「なぜ人を殺してはいけないの?」と尋ねたそうだ。イジメられた側の痛みがわからない、なぜ人を傷つけてはいけないのか分からない。
これを聞いた先生は、痛みをわからせるため、その生徒をボコボコにした。
私は感動して涙が出た。
先生が、このことを大人が答えられないことが分かっていて、この質問をしたんでしょうね。と言ったが、
たしかに、何故ダメなのか?言語化するのが、むずかしいと思った。
何故虫を殺すことは許されて、動物や人間はダメなのか?一部の動物は殺処分されることもある。
何故この地球上で、1番人間が価値があるのだと認定されているのだろう。
人間には感情があるから。それが理由なのだろうか?
人間は、色んな権利を主張しながら生きている。
選ぶ権利がある。自己主張する権利がある。プライバシーが守られる権利がある。など、その権利は何のために存在するのか?
人々が平和に暮らすため?人を傷つける権利は誰にもない。と言った。たしかにそうだ。
傷つける、殺す権利は、誰にもない。
自分がされたら嫌なことは、人にするべきではない。
痛みを分からなければ、人に痛みを与えてしまうかもしれない。
自分が傷ついたり、嫌な気持ちになる事が、いつか人に痛みを与えない人になるためになるとしたら、そんなにネガティブな出来事ではないだろう。
傷ついたことが多い人ほど、人に優しくできるのかもしれない。
痛みを知り、人に優しくなれるが、むやみに人を傷つけてはいけないし、人の痛みを想像できる大人になりたい。

まとめ
何故人を傷つけてはいけないのか?
誰も人を傷つける権利がないからだ。傷付くと痛いからだ。悲しいからだ。
誰にも人の未来を奪う権利はない。


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