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2023年9月 定宿訪問【長野県青木村 沓掛温泉 叶屋旅館】

9/26~9/27にかけ、何の予定も立てることなく優れた定宿に泊まるだけに長野県青木村へ出現。そのちょっとした記録です。
なお、幾度となく訪れている関係上使い回しの写真がある為、ところどころ季節感がバグっていますがご容赦下さい。

2022.3 撮影

夜勤明けに全線高速課金で宿へ直行。予定より30分押しで到着すると、オーナー今井さん夫婦が暖かく迎えてくれた。

今回通されたのは2名から宿泊可能な7.5畳の「薬師」。窓から薬師堂を臨む良好なロケーション

ボードに希望の入浴時間を記入。今回は初の素泊まりなので、食事時間の干渉を受けず好きなタイミングで沈没することができた

2022.6 撮影

16:00の入浴を終え「デリシア 上田川西店」にて夕餉を調達。叶屋旅館に投宿する度、何かと世話になっている

宿に戻り、炊事場よりグラスを拝借。新調された冷蔵庫はキャパも十分

ローカルスーパー夕餉。宿食が続くと時々このスタイルに立ち帰りたくなる

2022.3 撮影

ひとしきり飲み食いしたのち、2度目の入浴。21時を回り、程よく空気が冷え込んできた

外の冷え込みに反して湯の温度は安定しており、ほんのりとあたたかさを感じる最も素晴らしい塩梅を保っていた。
心身が溶解しそうな心地の中、1時間以上ぬる湯と一体になっていた。終浴後即寝

深い眠りから覚めた朝。地元民の営みが奏でる環境音を聞きながらまったりと朝餉

朝風呂。この湯に沈没したら最後、「がんばって」上がらないといけません

毎度お決まりの流れながら、チェックアウトの時間まで蒲団の上で蠢く。帰りたくないと駄々をこねるなどした

チェックアウトしてすぐ温泉街の日帰り入浴施設へ赴くも留守だった為、叶屋旅館隣の「小倉乃湯」へ

撮影禁止ですが番台の女性に快く許可を頂きました。

200円で味わう極上のぬる湯。最も好きな共同浴場のひとつ

奥の加温浴槽は40℃前後。基本的に自分は終始ぬる湯浴槽に沈没している

洗い場にアメニティー類は無く、持ち込み前提の用具置き場が設えられています。

アー

湯上がりに叶屋旅館の裏手を歩く。オーナー今井さんの手によって、訪問する度に景観が変化している

参道の横の石垣補修に精を出すオーナー今井さんのもとを訪問。趣味の領域とはいえ、業者の技かと思うほどの出来

地元民は「今井さんはすごいね」と口では言いつつ、何となく呆れ顔なのだそう。なんてことのない話を暫し楽しみつつ、再訪を誓い別れた

年々予約の取りづらい宿になっていくが、それもリピーターが増えている証拠。心身に無理が生じても、叶屋旅館に投宿すれば救われるという安心感はとても大きい

沓掛温泉を発ち、「蕎麦屋 やまさん」へ。金属加工の工場をリノベーションしており、ひと目見ても蕎麦屋とは思えない外観

白黒をベースに改装された店内は落ち着いた雰囲気。床は工場時代の前世が垣間見える

「やまさん御膳」をいただく。青木村特産の「タチアカネ」を使用した蕎麦は歯応え十分で風味抜群。副菜も充実しており、全てが美味しくヘルシー

食後にいただいた蕎麦湯。茹で汁の上澄みを取り除いているので凄まじく濃厚

千葉から婿として青木村に移住してきたという旦那。リノベーションされた店内がお洒落だと伝えると
「僕はもう全然…。地元から友達呼んでやってもらっただけです。今井さんは本物ですよ」と笑っていた

腹ごなしに軽く店の裏を歩く。田舎に住んでいる身である自分が見ても精神が安らぐ風景が広がっていました。

訪問する度に移住したくなる気持ちがわかる。今後も定期的に訪問したい

白河市「いげたや」にて恒例のワンタンメンを喰って帰還。また次回


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