深川不動尊と天ぷら『いもや』
原田ひこさんの『古本食堂 新装開店』の中に、神保町の天ぷら『いもや』さんで食事をするシーンが描かれています。
読んでいて情景が浮かんできます。
途端に食べたい衝動に駆られました。
11月5日は、酉の市ということもあり、深川不動尊に熊手を交換しに行く予定もありましたので、先に神保町まで足を延ばしました。
お昼まで仕事をしましたので、どんなに急いでも13時過ぎにはなります。お店は昼の部は14:00までです。なんとか、時間に間に合いましたが、既に10人程並んでいまして、30分程待ちました。
店内は、7席のカウンターのみです。
メニューは、『天ぷら定食』と『海老天定食』にお芋や牡蠣等追加メニューもありました。
小説の通り、お豆腐がたくさん入ってる味噌汁、魚は公魚でしょうか(聞けば良かった)身がふわっとしていて「サクッ」とする音が食を進ませます。
ご夫婦(多分)で切り盛りしてるこのお店は、2人の息がぴったりでして、全ての道具や材料が計算し尽くされたかのように配置されていて、だから2人の動きに無駄がない、多分70代以上でいらっしゃるのに、声がものすごく若い。待ってる間(5分くらい)、ショーを観ているようでした。
又行きたいので、末永く続けて欲しいです。
原田ひこさんの『古本食堂・新装開店』は、前作『古本食堂』の続編でして、前作も神保町を舞台に描かれています。読んでいて食べたくなるメニューがたくさん出てきます。
1つずつ制覇して行こうと企んでいます。
こういう聖地巡礼みたいなこと、私好きです。
それから、この小説は、古本屋さんのお話ですから、もちろん小説もたくさん出てきます。
未読の小説もたくさんあり、こうやって自分の世界が広がるのは楽しいです。
続いて、深川不動尊に行きました。
私は、熊手はここお不動様でいただいてます。
ここは、幼少の頃毎月参拝しに来ていた場所だからです。結婚して何十年も遠退いてしまっていました。
ずっと突っ走ってきた人生が一段落し、ふと引き寄せられるように再び訪れた時、なんて表現すれば良いのでしょうか、ものすごく安心できたんです。
ここで私は、育ったんだ。
お不動様に護られて生きてきたんだ。
護摩の火をみて思いました。
それからというもの、迷った時には、お邪魔させていただいてます。
それにしても、近頃の交通網のすごいこと、路線図みてても理解できないです。本当に便利になりましたよね~便利にはなりましたが、ずいぶん前ですが、『大手町』で迷子状態になり、それから『大手町』を避けています。
今は、道案内もとても分かり易いし、大きく表示されてるので大丈夫かな?
今度機会があったら挑戦してみます。
お付き合いありがとうございましたm(_ _)m