母が守りました! 流産誤診の妊娠判定

ちょっと長くなっちゃいましたが
英雄な私を読んでほしい!という気持ちです。

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胚盤胞移植をしてきました。

手術は無麻酔で簡単なものだと聞いていましたが
採卵手術とはまたちがう怖さがあり震えが止まらず
先生の「消毒から行います」という言葉にも
お返事できませんでした。

終わってみればあっけなく、
ものの15分で痛みなどもなく終わりました。

すでに卵がお腹の中にいる高揚感をもちつつも
病棟から聞こえてくる他の赤ちゃんの声を聞き
うらやましいような、なんともいえない気持ち
を感じて ずっとお腹をさすっていました。

10日後の結果まで
ちくちくとした腹痛など、少しの体調不良すらも
お腹に赤ちゃんが宿っている可能性と奇跡に感動し、
かみしめ、愛おしく思いながら過ごしました。

フライングですが、
薬局で購入した市販の検査キットで
移植5日後から毎日朝 検査しました。

薄い陽性反応が日毎に濃くなり
気持ちは高まるばかりです。
確定ではないとわかっていたけど
さすがに期待しちゃう。

そして10日後 病院で尿検査。

結果は陰性。

驚きました。
先生の言うことだし確実だろう、と頭では理解しているもののなかなか納得できず「本当ですか?」と聞いてしまいました。

今までの人生で1番つらい日となりました。
こんな気持ちになったこと1度もない。

あの痛みさえも愛おしく
お腹で大切に守った数週間の赤ちゃんは
もうここにいないのか、と心苦しく
どんなにおいしいものを食べても味はせず
楽しいことを考えても満たされず
少しの時間が涙を簡単に流させる。
子どもって何にも代え難いんだなと知りました。

泣きながら自宅に帰り、
再度 市販の検査キットで試したところ陽性です。
不思議に思い病院へ電話をして問いました。

病院側は 不思議に思ったのか、それとも
諦めなさいよ、とでも思ったのか。
あちらの気持ちはわかりませんが
もう1度通院し血液検査をしますか?と
提案してくださいました。もちろん!

するとhCG(妊娠していたら出る数値)が200。
「本来妊娠4週目で4桁は欲しい」と先生。
可能性がないこともないため来週 再検査に。
移植後から処方されている膣剤と貼り薬が継続となりました。

先生の言うことは正しいと思いますし
私が納得してこの妊娠を終えるための1週間
という期間である、と認識しました。

そして検査の日。
なんとhCG200からhCG1616まで上がり
妊娠判定!小さな小さな胎嚢も確認できました。
妊娠5週目です。

あの日、検査キットで試したり病院へ訴えたりしなければお薬の処方は中断されて、赤ちゃんが育つ可能性すらありませんでした。

私は赤ちゃんを守れたんだな、と
どこか当たり前のような、それでも誇らしいような気持ちになりました。少し母になれたでしょうか。

そして嬉しいのも束の間。本当に前途多難。
出血が止まらず今流産の危機にさらされています。

私はどれだけ痛くても我慢しますから
どうかどうか赤ちゃんを守ってください。
 ー こんなこと初めて思いました。

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