里親になりたいきっかけは不妊治療と学校での学び
養育里親になりたい。
約1年間 不妊治療を通して
子どもの福祉について考えることが増えました。
きっかけは、「うらやましい」と思う気持ちから。
すでに子どもがいる家庭、友達や芸能人の妊娠、
つらいつわり、イヤイヤ期に嘆く親、
クリスマスのサンタさん、、、
軽い気持ちで目を開くと、
うらやましいものが多い世の中で、
ひとを妬ましく思ってしまわないように
綺麗な気持ちでお祝いできるように
心をほんの少し強く堅く保つ必要がありました。
そんな中、
望まない妊娠についてのポスターや
虐待についてのニュースを見て
「私なら」とどうしようもないことを
浅はかに考えてしまいます。
私は保育士です。福祉の大学では、
望まない妊娠をしてしまった要因、
虐待にいたるまでの親の心や環境、背景
についても勉強しました。
望まない妊娠で、赤ちゃんポストへ預ける
親の手記を読み、泣いたこともありました。
だからこそ、
今、自分の状況にだけフェーズを合わせて
恵まれた私の環境から「私なら」と、
物事を考えてしまう感情的な自分が少し嫌で
愛おしい子ども達のために自分ができることは
なんだろう、と里親について思い出しました。
子どものケアをする側の目線から
里親について考えることはありましたが、
里親という立場から子どもについて考える
機会があるなんて、思ってもいませんでした。