【白い巨塔】第1.2.3話 ~財前五郎のカリスマ性と野心~
こんばんは!
子供が寝ているので、リラックス中のゆうです!
先ほど、大好きな「白い巨塔」のあらすじと見どころをご紹介させていただきました。
が、素晴らしさをまだ半分も伝えきれていません!
これから、「2003年 テレビドラマ版(唐沢寿明主演)」の各回のあらすじと、素晴らしいポイントについてお話しさせてください!
ネタばれも含みますので、これから見る方は気を付けてくださいね。
■「白い巨塔」第1話~再読~
物語の舞台となる浪速大学医学部第一外科の様子が描かれ、主人公・財前五郎(唐沢寿明)の野心や人物像が浮き彫りになる重要な回です。
・あらすじ
浪速大学医学部第一外科の准教授である財前五郎(唐沢寿明)は、天才的な外科手術の腕前を持つ医師であり、信頼も厚い一方、一部の人間からは冷酷で野心的な人物として見られています。
物語の始まりでは、浪速大学病院で大阪府知事・鶴川の食道がん手術が行われています。執刀医の財前は遅れて現れ、手術を速やかに進行させ、大動脈まで浸潤したがんも手際よく取り除きます。財前が大手術を成功させるシーンからは、彼の圧倒的な実力と同時に、出世を第一に考える冷徹な姿勢が感じられます。
一方、財前の同期で親友でもある内科医・里見脩二(江口洋介)は、患者の命を最優先に考える温厚で誠実な人物であり、財前とは対照的な存在として描かれます。
第一話では、里見は医学部長の鵜飼(伊武雅刀)が診た患者・みどり(河合美智子)への診断に疑問を感じ、財前に相談。財前の診断でみどりのすい臓がんが見つかります。
・見どころ
• 財前五郎のカリスマ性と冷徹さを垣間見せる大手術シーン。
• 里見脩二との友情と価値観の違いが強調される場面。
• 教授選挙に絡む派閥争いの始まりと、それが今後の物語の軸となることを示唆する展開。
・次回への期待
第1話は、「白い巨塔」の壮大な物語の序章として、キャラクターたちの立場や関係性を丁寧に描き、視聴者を引き込む重要な回となっています。
主人公「財前五郎」と、「里見脩二」は、正反対の人物として書かれていることが印象的です!
■「白い巨塔」第2話~贈り物~
・あらすじ
財前五郎(唐沢寿明)は、内科医・里見脩二(江口洋介)から依頼されたみどり(河合美智子)のすい臓がん手術を、一度断わります。医学部長の鵜飼(伊武雅刀)が初診を担当した患者であるため、手術をすることで「誤診」を指摘するような形になると、自身に悪影響が及ぶ可能性があると考えたためです。
ですが、その後、東教授(石坂浩二)の出張時に“緊急オペ”として手術すれば、鵜飼誤診を悟られずにすむと考え、里見(江口洋介)に手術を引き受けると申し出ます。
里見は、東の許可を得ず手術をすることに疑問を覚え、財前に反発しますが、財前は手術を強行します。
物語の中盤では、財前が主導する大規模な手術が描かれます。彼の卓越した技術に周囲が感嘆する一方、手術の成功が自分の地位を高めるためのパフォーマンスであることが暗示されます。
その後、東教授は次期教授候補として財前を推すか、それとももう一人の候補である菊川昇(沢村一樹)を支持するかで迷います。東の妻や周囲の人物たちも巻き込まれ、選挙をめぐる派閥争いが激化していきます。
エピソードの終盤では、財前がさらなる支持を得るために手段を選ばない姿勢を見せ、周囲の不信感を募らせます。里見との関係にも徐々に亀裂が生じ、二人の友情に暗雲が立ち込めます。
・見どころ
1. 教授選挙をめぐる駆け引きの本格化
財前の策略と派閥争いが明確に描かれ、物語が動き始めます。
2. 里見と財前の対照的な医師像
価値観の違いがより鮮明になり、二人の関係性が物語の中核として浮上します。
3. 大規模な手術シーン
財前の技術の高さが描かれる一方で、彼の目的が名声や出世にあることが暗示される重要な場面です。
4. 東教授の苦悩
後継者選びに悩む東教授の葛藤が描かれ、派閥争いの裏にある人間ドラマが深まります。
・次回への期待
第2話では、物語の舞台となる大学病院や派閥争いの構図が一層明確になります!
また、財前と里見の対立の種が蒔かれ、今後の展開に向けた伏線が多数登場します。
教授選挙や患者との関係がどう動くのか、続きが気になる回です🤔
⬛︎「白い巨塔」第3話~土下座~
教授選挙に向けた争いがさらに激化し、財前五郎の計算された行動が際立つ中、東教授の後継者選びの葛藤が描かれます。物語は政治的駆け引きと人間関係の緊張がますます高まっていきます。
・あらすじ
教授選挙が目前に迫る中、財前五郎(唐沢寿明)は、自身が次期教授にふさわしいと周囲に認めさせるための準備を着々と進めます。彼は、医学部長の鵜飼裕次(伊武雅刀)を中心とした派閥の支持を確固たるものにするため、地域の有力な病院や医師会関係者との結びつきを強化します。
その中で、財前は鵜飼を味方につけるため、義父の又一(西田敏行)の提案で400万円の絵を贈ります。だが、鵜飼は「預かっておく」と答え、その真意を明かしません。財前は、この行為がのちに問題になるのではと不安になります。
一方で、現教授の東貞蔵(石坂浩二)は、後継者として財前を指名すべきか、それとももう一人の候補である菊川昇(沢村一樹)を推すべきかで苦悩を深めています。財前の才能と実績を認めつつも、彼の野心的な性格に懸念を抱いている東は、身近な家族や同僚たちに助言を求めます。その結果、東は自分の後任として財前を推さない決意を固めていきます。
さらに東は、みどり(河合美智子)の手術が緊急オペとしてなされたことに疑問を抱き、みどりの担当・里見脩二(江口洋介)を問いただします。正直な性格の里見は、緊急オペをする必要がなかったことを証言します。
財前を潰すチャンスとよんだ東は、財前を査問にかけたいと鵜飼に申し出ます。これにより、学内の派閥争いはさらに激化。これに巻き込まれる形で、財前と里見との関係も徐々にぎくしゃくし始めます。
物語の終盤では、財前が教授選挙に向けた準備を進める一方、里見は患者をめぐる問題に集中し、医師としての使命感を追求します。この対照的な二人の姿が、物語のテーマをより一層浮き彫りにします。
・見どころ
1. 教授選挙をめぐる派閥争いの激化
医療界の裏側で繰り広げられる策略や駆け引きがリアルに描かれます。
2. 東教授の葛藤
後継者選びに悩む東教授の苦悩や、彼を取り巻く家族・同僚とのやりとりがドラマを深めます。
3. 財前と里見の価値観の対立
野心に突き進む財前と、患者第一の理念を持つ里見の関係に亀裂が生じ始めます。
4. 財前の策略と野心の深化
財前が自分の出世を実現させるために手段を選ばない姿が際立ち、彼の冷徹さとカリスマ性が見どころです。
・次回への期待
第3話では、物語全体の軸である教授選挙に向けた動きが一層本格化します!
「財前の野望がどう展開するのか」
「東教授の苦悩の行方はどうなるのか」
「里見との友情がどのように揺らいでいくのか」
次回の展開が気になる回となっています😳