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答えを外に求めない

何か困ったことや悩むことがあった時
自分の外に答えを求めようとすることがある。
友人に話を聞いてもらったり、
参考になりそうなSNSや動画を見たり
関連のありそうな本を読んだり
占いを見たりする。

でも例えば友人に相談していると分かりやすいのだが
自分の中での答えや「こっちがいい」みたいなものは予め決まっていて
心の中で密かにそう言ってくれるのを待っていたり
望んでいる答えをくれそうな人やものを探しに行ったりすることも多い。
その時に「相手や対象に何かを期待している自分」に気づくのだ。
気づければまだいい方で
自分で望んでいることを気づかずに
そうではない答えが出てきた時に
「あの人が言っていることはやっぱり的外れ」とか
「この占いは当たらない」とか
半ば八つ当たりのように他の人のせいにしたり
その不満を聞いて欲しくてまた別の誰かに頼ったりする。

だから「答えは常に自分の中にある」と心得ていた方がいい。
それが自分で意識できるレベルまで上っていなくて
顕在意識の方に隠れていたり、
はたまたうっすら気づいていても認めたくなくて
気づかないふりをすることもある。
でも「答えは自分の中にある」ことを常に意識していれば
たとえそれらが顕在化していなかったり
今はまだ認められないことだったりしても
欲しい答えが得られた時に
「やっぱり!」と思う感覚や
少し胸が高鳴る感覚に気づけるはずだ。
反対に、期待外れのことを言われたり見た時には
ちょっと落ち込んだりがっかりしている自分を感じることができる。

そうやって少しずつ自分が望んでいるものが細かくなってくれば
途中から「ああ、私はやっぱりこれが好きなんだな」とか
「人に反対されてもこっちに目がいっちゃうのは事実なんだな」とか
認めざるを得なくなってくる。
最初はそれが怖く感じられるかもしれない。
自分が何かからはみ出すようだったり、
レールを外れていくような
そしてもう二度と戻ってこられないような感覚があるかもしれない。
怖かったら戻るのも良いと思う。

ただ、自分が何を望んでいるのかは自覚しておいた方が良い。
じゃないと自分が諦めたのか人に諦めさせられたのか、
その境目が曖昧になってしまう。
自分の人生を「他人のせいで諦めた」と思い込むことほど
悲しいことはない。

私はどの瞬間でも人には常に2つ以上の選択肢があると思っている。
たとえ2つある方の片方が到底不可能な選択肢に思えても
「選択肢」としてはそれは物理的に存在していて
ただそこに「選べない(選ばない)自分」がいるだけなのだ。
自分の人生を人のせいにしないためにも
そのことは常に意識した方が良いなと個人的に思っている。

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