Addictone はカスタムショップ
ちょい長めの投稿です。暇でしたらお付き合いください^^
Addictoneでは最近70万、80万を超えるようなスペシャルな仕様のギターを連発してリリースしていますが、けしてハイエンドギターを作りたいとか高級路線にしたいという意図は全くもってありません。
ギターブランドにはよく”Custom Shop”と言われるディヴィジョンが設けられることがありプロミュージシャンや契約しているアーティストが使う楽器を専門に作ったりカスタマイズする部署だったりします。メーカーによってはレギュラーモデルに対してその上のモデルを作る部署的な位置付けのこともあります。
例えばIbanezやYamahaは日本のブランドですがそれぞれ80年代、90年代からアメリカにカスタムショップの部署を持っていますしFenderのカスタムショップはちょっと意味合いは違いますが契約アーティストやミュージシャンのために特別に作る職人が(今でいうマスタービルダー)というのいたりします。
Addictoneというブランドで僕やりたかった事はそういうブランドやメーカーで言うところの”Custom Shop”の部分だけを最小の単位でやることでした。
工場生産のプロダクションモデル(市販モデル)とは違う1本1本に手間をかけてミュージシャンやアーティストが実際にそのままライブやレコーディングで使用するための実用的なギターを作るということやりたかったのです。ハイエンドギター=高額ギターという意味ではなくちゃんとしたプロレベルの楽器が作りたかったのです。
商材としての楽器ではなく、プロが演奏するための楽器を作りたいと考えています。
設計、製作、セットアップ、ミュージシャンが実際に使う、アフターフォローまでが一つになっているのがカスタムショップと言えるのではないかな思っています。
ただそれを一部のプロミュージシャンのためだけに作るのではなくAddictoneを欲しいと思っている人であれば誰でもが買えるようにしているのです。
なぜそんなことがやりたいかというと僕自身が若い頃にそういった特別なミュージシャン向けに作られたカスタムショップ製の楽器に強く憧れていたからというのが1番の理由です笑
市販品のアーティストモデルは購入できても本人が実際に使っているのは別のところで特別に作られている楽器というのを知った時は
あぁそうなんだ。。とショックを受けたもんです。笑
当然市販モデルとは値段は全然異なりますがそういうプロ向けに作っている楽器でそれに見合った妥当な値段をつけているつもりではあります。
Addictoneはそのクオリティの楽器が30万円ほど買えますが希少な材や、元々高い材を使用したものになれば当然それにプラスして値段もそれなりに高くなってしまいます。
それでも高すぎるということはないクオリティとサウンドは確保できていると思います。
なので今月リリースした何本かの楽器はその中でも特別な材を使用しているのでちょっとだけ値段が高めにはなっていますが
そんな材を使ったギターばかりを今後も作るわけではありません。もちろん欲しい人がいればそれに合わせて製作はします。
もちろんこの先10万円台、もっと安く売れるモデルを海外の工場に作らせてお店にどんどん卸していけば一般的には多くの人に知られるブランドということにもなるかもしれませんが
あまりそういうことがしたいわけではないので多分やりません。
国内でもOEMで1から完成まで作ってくれる工場もありますがそれもあまり興味がありません。愛情が薄まる気がして、、、、^^;
もしかしたらそうした方が儲かる可能性はあるのかもしれませんが。。
とはいえブランドとしてステップアップもしていかなければならないですからね今までと全く同じようにやるというわけでもありません。
もっと需要が増えていくように努力はしていきますしミュージシャンが必要としてくれるような良い魅力的な楽器をどんどん作っていきたいと考えています。
Addictoneの最新情報は
Twitterやインスタで検索してもらえたらと思います。