試用期間終了と混沌の先
6月30日 私の所属する会社で新人の試用期間が終わった。
終わる少し前から個々で面談があった
私はこの機会を今か今かと待っていた。
私のとあることに関して。
出向
私の会社には出向という働き方がある
それぞれのクライアント先で仕事をするものだ。
基本的にはテレビ局がメインで様々な場所に人材派遣的な感じである。
4月 本来なら私はその出向に向かっているはずだった
遡ること入社式の2週間前の3月中旬
私は専門で学んだ照明を生かしホール管理の出向へ向かう予定で話が進み 日々を過ごしていた。
なかなか所属先のホールが決まらず悶々とする日々だったがその日を持って全てが崩れ落ちることとなる。
「コロナの影響でイベントの規制があまり緩まない 中止や延期もまだ多い いま改修工事中のホールが再開するのは7月なのでしばらくは映像部署で分からないが1年程働いてもらう」社長は淡々と口にした。
私は呆然とすることしかできなくなった。
そちらの提案に乗ったのにダメだった?何を言ってるんだろう。とりあえず「はい わかりました」しかいえなかった学生時代の私。
そして入社して今に至る
「仕事慣れた?」
「それなりに~」
本当は慣れるどころかやりたくなくなってる
「どこの課に行きたいの?」
「まだはっきりとしてませんね~」
どこにも行きたくなんてない
というか映像の仕事がしたいわけじゃない
自分が腐り切る前にどこかしら逃げ道を
この辛い日々の 突破口が欲しい
まだやりたいことがやれそうな
可能性がある世界であって欲しい
だから伝えた
私の拙い言葉で
弱々しくなったメンタルで
まだ照明がやりたいと諦めてなんかないと
行けるものなら行かせて欲しい と。
結果から言うと9月から
行かせてくれるらしい
お試し 1ヶ月
めちゃくちゃ言われた
「貴方自身を見られる」と
どんな人なのかどの位できるのか
ここで働くことに見合う人なのか
もう耳にタコができているし
向こうも口もかなり酸っぱいだろう
まだ時間はある
やれる事はやる
時には諦めもいる
そしたらまた探す
やりたいことをやらせてくれる世界を。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?