3.有効なチャート形を理解しよう

　前回の記事では、二つのチャートの組み合わせについてまとめました。
　前回の記事の内容までが理解できていれば、基本の基本は押さえられたと言えるでしょう。
　今回は、さらにローソク足の数を３本に増やし有効なシグナルを理解して、より正確に相場を読めるようにしましょう！

＃前回の記事はこちらから。

　・以下に紹介する三つには全てに陽と陰の２パターンがあります。

1. 三兵

　・赤三兵

　下降トレンドが続いた末に、小陽線が立て続けに３つ並ぶチャート形。
　上昇トレンドに転換したシグナルとなる。

＊注意点として、このシグナルはいつ出ても良いわけではない。

　下降トレンドが長く続いた後に出現したもので、しっかりと出来高を伴っていること。
　陽線出現３日目に、株価の上抜けを抑えるような売りが入っていないこと。

　この上記のことを意識することで、誤った判断を防ぐことができます。

　

　・黒三兵

　株価の高い位置（天井）と思われる位置に、陰線が立て続けに３つ並ぶチャート形。

　下降トレンドに転換したシグナルとなる。

　注意点は前述の赤三兵と同様（陽と陰が逆転）です。

2. 明星

　・明けの明星

　初めに大陰線が出現し、下にギャップ、窓を作って小さな陽線or陰線を作り、次にもう一度ギャップ、窓を作ってから大陽線が立つチャート形。

　この形が低値圏に出現すると、買いのシグナルと捉えられる場合が多い。
　

　・宵の明星

　明けの明星の逆の形。

　大陽線が出現し、ギャップ、窓を作って小さな陽線or陰線を作り、次にもう一度ギャップ、窓を作って大きく下げた大陰線が出るチャート形。
　
　基本的には売りのシグナルになる。
　

3. 三法

　・上げ三法

　上昇トレンドの中で大きく陽線（強い買いの勢い）が立ち、そこから三日程度の陰線が出現。

　三日間の足踏みの直後、下げた分の値幅を抜くほどの大きな陽線が出現するチャート形。

　これがしっかり読めるようになると、上昇相場に上手く乗れるようになります！

　・下げ三法

　下降トレンドの中で陽線が連続で出現し、一見相場が好転したように見える。
　
　しかしその直後に株価を大きく下げ、大きな陰線が出現している。
　引き続き下降トレンドにあると言えます。

　連日で少しずつ戻していることで騙されないように気をつけましょう！

　今回の記事はここまでです。

　これで一通りチャートの基本は終わりになります。

　わかりづらい箇所はありましたか？

　もし、質問等がありましたらコメントして頂けるとありがたいです！

　ご覧いただきありがとうございました！