2.ローソク足の組み合わせを知ろう
今回は、第一回の記事でまとめた基本的なローソク足を組み合わせた形をまとめます。
ローソク足1本ごとの意味を覚えても、相場を読むことにおいてはあまり意味がありません。
ローソク足を2本、3本と組み合わせることで相場の勢いを読んでいくのです。
今回からの数回は、ローソク足の複数組み合わせ形を覚えていきましょう!
#前回の記事はこちらから。
・今回はその第一歩として、2本の組み合わせを覚えましょう。
・この先の学習にあたっての注意
ここから紹介するローソク足の形は、いつどのタイミングで出現しても良いわけではありません。
株価の高値圏、安値圏の位置によって、以下の記事で紹介するローソク足の組み合わせの意味が変わります。
分析対象の銘柄の株価が現在高値圏なのか、それとも安値圏なのかを意識することが大切です。
それに加えて理解しておくべきことは、『必ずしも分析通りに株価が推移するとは限らない』ということです。
これらを念頭に置いて、本題に入りましょう!
・1.はらみ線
2本目のローソク足が1本目のローソク足の本体(前日の始値〜終値)の範囲に収まっている形。
高値圏に出現すると売り、安値圏に出れば買いのシグナルとなる。
・2.つつみ線
1本目のローソク足(前日)が2本目のローソク足の本体(始値〜終値)の範囲に収まっている形。
高値圏に出現すると売り、安値圏に出れば買いのシグナルとなる。
・3.たすき線
高値圏で「陽・陰」(左図)と出現すると売り、安値圏で「陰・陽」(右図)と出現すると買いのシグナルとなる。
・4.切り込み線、差込線
安値圏に出現すれば買いのシグナルとなる。
どちらも似た形だが、異なる呼び名が付いている。
厳密に覚える必要はないが、「陰・陽」という並びで前日の陰線の本体に陽線の本体が下から食い込むような形とでも覚えておくとよい。
・5.かぶせ線
高値圏に出現すると売りのシグナルとなる。
4と同様に、こちらも似た形だが異なる呼び名が付いている。
こちらは「陽・陰」という並びで前日の陽線の本体に陰線の本体が上から食い込むような形と覚えよう。
・6.空(窓、ギャップ)
2本のローソク足の間に差が生まれ、前日と値動きの範囲が被っていないチャート形。
高値圏において下げの局面で出現すれば売り、安値圏において上げの局面で出現すれば買いのシグナルとなる。
今回の記事はここまでです。
ここまで理解できれば、基本的なチャート形のマスターまであと一歩です!
次回の記事では、さらにローソク足の本数を増やした有効なチャート形の理解についてまとめます。
是非そちらもご覧ください!