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医学生こそスタートアップでインターンをしろ

はい、どうもつい最近まで医療スタートアップでインターンをしていました。
takeです。2年半という長期間、スタートアップでインターンをした僕だからこそ皆さんに言いたい。



医学生こそスタートアップでインターンをしろ




なんか聞いたことある声が聞こえてきそうだな・・・




なんで医学生がインターン?

読者の皆さんの中には理解が追いつかない人もいるのではないでしょうか?
医学生=医者になる学生
なわけですから、そう思うのは当然です。
なんならインターンって、就職活動のために行うことがほとんどで、医学生が、ましてや創業まもないスタートアップで働くなんて、意味不明ですよね。



僕もはじめはそう思ってました。




じゃあなんでインターン?




それはインターンだから学べることがたくさんあるからです。




この記事では、僕がインターンを始めた理由、インターンで学んだこと、おすすめする理由を順番に紹介していきます。




インターンを始めた理由

僕がインターンを始めた理由は、3つありました。

  1. 医療の世界に入る前に、ビジネスの世界を知ってみたかった

  2. ビジョンに共感した

  3. 社会に貢献したかった


どれもありていですね。



理由その1.医療の世界に入る前に、ビジネスの世界を知ってみたかった

医学部を卒業して多くの人は医者になります。僕もその1人です。
医師になってからビジネスの世界を知る機会はあまりありません。そのうえ、一般的なアルバイトでは、経営の裏側やセールスなど、ビジネスがどのように成り立っているのかを深くから見ることは難しい。医師として働くうえではビジネス的視点は不要かもしれません。でもだからこそ、もしかしたら一生接点を持つことがないかもしれないからこそ、学生のうちにビジネスの裏側を学ぶことは価値があると思い、スタートアップでのインターンをすることに決めました。


理由その2.ミッションに共感した

私はコントレア株式会社という、患者さんと医療者をつなぐプラットフォームMediOSを開発している会社でインターンをすることに決めました。
それはひとえにコントレアの作ろうとしている未来を僕もみたかったからです。
テクノロジーの力で、医療者が本当にするべき仕事に集中できるようにする。最高じゃないですか。そんな世界で働きたい。

いつの時代も医療の中心は患者さんだとおもいます。けれども医師の仕事が忙しすぎるがゆえに、患者さん1人あたりに使える時間が限られる中で、どうしても丁寧に診療することができなくなっている実情が個人的には課題感としてありました。「医者が冷たい」って言葉を何度聞いたことか・・・
MediOSが広がれば、同じ診療時間でもコミュニケーションの質が上がると思います。そんな未来をみたくて、インターンをすることにしました。

理由その3.社会に貢献したかった

一般的な学部に比べて医学部は6年間と大学生の期間が長いことが特徴的です。「人の役に立ちたい」そんな思いで入学した医学部ですが、なかなか社会と接点を持つこともなく、早くだれかの役に立ちたい、という思いが募っていました。そこで、インターンという形なら、学生である自分でも医療に関連してバリューを提供できるのではないかと思うようになりインターンをしてみようと考えました。




そんなこんなで始めたインターンですが・・・




結論から言うと、たくさんのことを学ぶことができました!
最高の2年半でした!




いくつか学んだことを以下にまとめます。



インターンを通して学んだこと

マニュアルが有るのが当たり前じゃない

僕は今までマニュアルがあって当たり前の生活をしていました。どの電化製品を買ってもマニュアルが付いてくる、勉強方法にしたって正攻法と言われるやり方がある。そうやって、マニュアルがあるのが当たり前の生活をしていた僕にとって、マニュアルがないことは超超超衝撃的でした。
入社当時、コントレアは創業約2年、スタートアップもスタートアップで超カオス。ほとんどの仕事が定型化されておらず、マニュアルは最低限しかありませんでした。とはいえ、自分で考えながら仕事を進めていくのもけっこうおもしろくて、仕事を進めていきながら、チーム全体で質のいい仕事をできるように、マニュアル化できる業務は全部マニュアル化していきました。
スタートアップでインターンしたからこそできた経験だったと思います。


文化をつくるということ

コントレアでインターンをするなかで一番学びになったことが、文化を創ることの大切さを学ぶことができたことです。
コントレアはフルリモートで勤務可能です(社員は週に2,3日出社)。オンラインが主な勤務形態なので、顔を直接あわせたことがない人もたくさんいます。けれども、コントレアは組織として強いし、みんな仲が良い。
それは、チアーズという、バリューに沿った行動を行ったメンバーを称賛し合う文化を作ったことにあると思います。
実際、チアーズを導入する前と後でメンバー同士のつながりが大きく変わりました。自分の仕事だけでなく、周りのメンバーの仕事にも自然と目が行くようになり、1人で仕事をしているのではなく、みんなで仕事をしている、そういった一体感みたいなものを感じるようになりました。(オンラインなのに不思議)
また誰かから称賛されるのは嬉しいもので、自然とバリューに沿った行動を取るようになっていました。
この文化があったからこそ自分のすべての仕事に誇りと自身を持って取り組むことができたと思っています。
なによりも文化づくりの大切さを感じたのは、仲間が増えたときでした。良い文化があるところには良い人があつまります。こうやって強い組織が作られていくのかとたくさんのことに気付かされました。


透明性って大事

コントレアでは、インターンであってもほとんどすべてのチャンネルを閲覧することができます。これによって、自分が所属している部署以外でどのようなことが起こっているのかをリアルタイムで知ることができました。その他、社員インターン生関係なくスラック上で、自分のつぶやきチャンネルを創ることが可能で、社長や幹部の人たちが今何を考えているのか、どんな本を読んでいるのかを知ることができたのはめちゃくちゃ勉強になりました。
そのほか、プライバシーに関わる連絡以外のすべての連絡がオープンチャンネルで行なわれるので、心理的安全性が保たれる&情報の共有漏れがなく全くストレス無く働くことができました。
透明性が担保されることの重要性を学べました。


0から1を創る経験

まだまだ創業期のスタートアップということで、新しい取り組みにチャレンジする機会もたくさんもらえました。新規インターン生のオンボーディングをしたり、SEOマーケティングをゼロから形にしてみたり、スタートアップだからこそ普通だとなかなか経験できない経験をすることができました。
自分ひとりの無力さを知り、チームの仲間を巻き込みながら形にしていく楽しさと難しさを学ぶことができました。


誰しもトライアンドエラーの繰り返し

当たり前かもしれませんが、何事もトライアンドエラーの繰り返しです。会社経営も同様でした。スタートアップでインターンしたからこそ、その様子を間近で見ることができました。社長がいろいろな仮説を立てて、それを検証して、勝ち筋を導き出していく。ときには失敗するし、ときには成功する。なんとなく社長は間違った判断はしないというイメージがあった僕としては衝撃的でした。ただ、打率を上げるための情報収集や努力は死ぬほど刷るし、誰よりも働いていたのも社長でした。会社に対してすべての責任を負っている人間の背中ほどたくましいものはありませんでした。めちゃくちゃかっこよかったです。自分もそうありたいと心の底から思いました。



2年半という長期間に渡るインターンをさせていただく中でたくさんのことを学ぶことができました。
前出した内容はその中のほんの一部です。多分というか、間違いなく、医学部の講義室で、病棟で、バイト先で、サークルで、部活では経験できないor学ぶことができない経験をたくさんすることができました。

いやほんとに、2年半前の自分、良くエントリーシート出した。よくやった!


医学生こそインターンをしろ

医学生は将来医師として働きます。別にビジネスに触れることが無くても多くの人は困ることはありません。
でもそんな医学生だからこそ、自分のコンフォートゾーンである大学から飛び出し、資本主義ど真ん中のスタートアップでインターンするという経験を積んでみる価値はあると思います。
少なくとも僕はこの2年半の経験はかけがえのない経験をすることができました。経験と一緒に、たくさんのかけがえのない仲間に出会いました。
少しでも気になった方はぜひコントレアでインターンをしてみてください。コントレアじゃなくてもいいので、とにかくインターンをしてみてください。


ちなみにコントレアはインターン生が超活発で激アツなので、以下の記事もぜひ読んでみてね。


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