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医学生インターンがSEOやってみたってよ

昨年末から最近まで、SEOマーケティングについてインターン生として挑戦させていただいていました。
今回は、やってみてどうなったのかを中心にnoteを作成してみました。


初めての挑戦! SEOマーケティング

コントレアのリブランディングやプロダクトの立ち位置を再調整、なによりもオーガニックリサーチによってコントレアのプロダクトを知ってもらうために11月からSEOマーケティングを新たに行うことになりました。

まって・・・・・

カタカナ言葉が多すぎて、内なる富澤がでてきちゃう

とまあ、SEOとはなんぞや、オーガニックリサーチって?リブランディングって?みたいな状態化から先行き不安しかない状態で始まったSEOマーケティングでしたが、めちゃくちゃ学びある経験をさせてもらいました。

そもそもSEOマーケティングって?

"SEO(検索エンジン最適化)マーケティングは、デジタルマーケティングの中でも特に重要な手法の一つです。インターネット上でビジネスを成功させるためには、ターゲットとなるユーザーに見つけてもらうことが不可欠です。SEOマーケティングは、検索エンジンのアルゴリズムに沿ったウェブサイトの最適化を行い、検索結果の上位に表示されることで、自然検索(オーガニック検索)からのアクセスを増やすことを目的としています。
現代の消費者は、商品やサービスを購入する際にまずインターネットで情報を検索します。そのため、検索結果の上位に表示されることで、ビジネスの認知度や信頼性が向上し、潜在顧客を獲得するチャンスが広がります。SEOマーケティングは、コンテンツの質の向上や、適切なキーワードの選定、サイトの構造改善など、さまざまな施策を通じてウェブサイトのパフォーマンスを最適化し、検索エンジンからの評価を高めるプロセスです。"
Chat GPTより

つまるところ、MediOSの潜在的ユーザーが、インターネットで検索を行ったときに、MediOSのサイトが上位表示されるようにするってことです。

そんなのどうすればいいんだよ・・・

内なるちいかわが震えだした

初めて過ぎて何から手を付けていいかわからなかったわけですが一旦本を読むところからはじめました。

なんか一昔前の漫画見たいな本で大丈夫かとか思いながら読み進めたわけですが、これがめちゃくちゃエッセンスが詰まっててわかりやすい!
初めての取り組みをするにあたって、本を読んだり、調べるのって大切。

SEOマーケティングスタート!

そんなこんなでSEOについて最低限の知識を入れた状態で、始まったSEOマーケティング。
主に昨年から4ヶ月間かけて行ったこととしては、以下のようになります。


・SEO戦略
・ターゲットの設定
・市場キーワードリサーチ
・記事作成のフロー構築
・制作ならびにスケジュール作成
・記事のレイアウト調整


SEO戦略

SEO戦略を立てるところからスタートしました。
それに際して、まずは私達医学生を中心としたインターンチームがSEO記事を作成するに際しての強みと弱みを洗い出しました。

強み
・クオリティ
インターン生が医学生であり、元医師、看護師が社員にいるため、医療的・現場的なクオリティをある程度担保できる。
・リサーチ能力
インターン生全員がリサーチ能力が高く、厚生労働省や学会など公的機関が発行している最新の文献を元に記事を作成できる。
・MediOSというプロダクトに対する理解
MediOSというプロダクトについて精通しているメンバーが記事を書くことができる。

弱み
・記事の量産は難しい
サービスの根幹となるコンテンツ制作が最優先なので、SEOにフルコミットで人員はさけない。また、インターン生がメインで動かしているため時間的制約もあり記事の量産は難しい。
・SEOライティングのプロではない
ライティングの経験値は浅く、SEOライティングを生業にしているライターにSEOに特化した記事では劣る。

強みと弱みを洗い出し、たどり着いたのは 

「権威ある引用先の情報に忠実でかつ、わかりやすい高品質な記事を3ヶ月間で10本弱作成すること」

でした。弱みは弱みとして受け入れ、量よりも質を重視して自分たちの強みを活かせるような記事づくりをすることにしました。
立ち上げだからこそ、小手先の技術に頼るのではなく、信頼の置けるサイトから引用しながら、間違いのない高品質な記事を書くことにしました。


ターゲットの設定

次に取り掛かったのは、ターゲットの設定です。言わずもがな、マーケティングをするにあたって、誰に訴求したいのかを明確にする必要があります。誰がどのようなペインを抱えており、どんな意図で検索をするのかを明確にし、それを中心にいくつかキーワードにあたりをつけていきました。この部分をブラしてしまうと記事全体の統一性が欠けてしまい、ブランディングにも影響してくるので悩みました。

キーワードリサーチ

キーワードのリサーチでは、どのキーワードがどれくらい検索されているのか(キーワードボリューム)、またキーワードごとの競合がどのような記事を書いているのかを分析しました。
キーワードボリュームのみならず、ターゲットの検索意図に沿っているのかも重視しながらキーワードに優先順位をつけ、どのような記事を作成するのかを確定させました。

記事作成のフロー作成

SEO対策として、オウンドメディアそのもののターゲット設定を行うと同時に、各記事の記事作成においてもペルソナを設定しました。
記事の量産をできないからこそ、記事作成においてもペルソナを設定することでニーズを明確にし、クリティカルな記事を作れるようにフローを構築しました。
また、校正も担当のインターン生が複数回目を通すようにし、最終的に社員チェックも挟むことで、時間はかかるものの、一つ一つの記事をじっくりと仕上げられるように工程を組みました。

スケジュール

正直ここがもっとも難航しました。初めての試みであることもあり、記事を書き上げるのにかかる時間や手間を推測するのが難しく、かなりタイトなスケジュールを組んでしまいました。
SEOマーケティングに挑戦させてもらうまでは、すでにスケジュールが組まれている中で仕事を行っていたので、スケジュールを組んでマネージメントする難しさをここで学びました。また、何よりもコンテンツ制作業務もありながら、記事執筆タスクを並行して受け取ってくれたインターン同期には感謝しかありませんでした。

記事のレイアウト

コンテンツの質もさることながら、レイアウトも読者からすれば大切です。いくら内容が良くても読みづらくては読む気が起きません。役員のアドバイスもあり、おそらく現時点で最もストレスが少ないレイアウトを構築することに成功しました。

SEOをゼロから立ち上げてみての感想

SEOマーケティングをゼロから立ち上げさせていただいて一番感じたのは、一言でSEO対策をするといっても、その裏には様々なステップがあり一つ一つステップを踏んでいく必要があるということ。なんとなく始めるのではなく、ゴール設定をきちんと行い、それに向かってスケジュールを立てて進んでいく必要があるということを学ぶことができました。
なによりも、仕込みや考えるところにめちゃくちゃ時間を使った経験は初めてで、一つのプロジェクトを動かすのにこんなにも時間と手間がかかるのだとしれたのはとても良い学びでした。
とはいえ、実験的な側面が強く、具体的なコンバージョン率などを目標には据えることはできませんでした。オウンドメディアをローンチしてみて、その後のデータ分析やデータを元により伸ばすための施策を打つなどもしてみたかったです。


SEOマーケティングの結果は?

SEOマーケティングの成果はだいたい4ヶ月くらいしてから結果が目に見えるようになると言われています。
今回記事を1月から3月の3ヶ月間に合計9本リリースすることで、以下のような変化が起きました。

・オーガニック検索のピーク値3倍
・プロダクト指名ではなく、キーワードによるオーガニック流入の増加
・新規ユーザー数が2倍以上
・新規ユーザーの獲得がリフェラル優位からからオーガニック検索優位

加えて、ドメインパワーも上がってる?っていうコメントをいただいたいので、個人的には立ち上げとしてはある程度成功したのかなと思ってます。

執行役員経営企画室の西尾さんからの一言

SEO対策に4ヶ月も時間かけたもんだから、結果が出なかったらどうしようかと不安しかありませんでしたが、この言葉をいただけてめちゃくちゃ嬉しかったです。

右も左もわからない中、チャレンジをしてみて

僕はSEOマーケティングのプロでもないし、社内にプロが居るわけでもない、我流も我流、見様見真似でSEO対策をしてきました。
「一般的に言われているやり方はある、けれども答えはない。正しい道を進んでいるのかは誰もわからない」そんな状態で、ゼロから仕事をしたのは初めての経験で、間違いなく自分の成長につながったと思います。これも、スタートアップだからこそ。

ここまでまるで1人でプロジェクトを動かしてきたみたいな書き方になっちゃってますが、その裏にはバックアップしてくれた社員の方々や記事作成を担ってくれたインターンの仲間がいます。
初めての取り組みで右も左もわからない状況でしたが、多くの人の支えがあったからこそゼロからSEOマーケティングに取り組み、一定の成果を出すことができました。

こんな感じで構築してきたオウンドメディア、興味があるかたはぜひ読んでみてください。


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