【#22】 ウイスキーフェイスティバル in 東京 レポ①
概要
2023年12月2-3日に開催されたウイスキーフェスティバル in Tokyoに行き、沢山のウイスキーを試飲したため、今回からシリーズとして試飲したウイスキーを紹介する。
3時間の中で40杯の銘柄を試飲したため、5銘柄ずつ紹介し、計8回のシリーズでお届けする。
今回は1-5銘柄を紹介する。
1. カバラン ディスティラリー セレクト No.1
カバラン ディスティラリー セレクト No.1は、台湾の金車(きんしゃ)という飲料メーカーが販売しているシングルモルトウイスキーである。カバラン特有のトロピカルフルーツの香りが漂い、木とバニラの風味がする。
また「カバラン」の由来は、2005年に台湾の宜蘭県(ぎらんけん)に蒸留所が設立されたのだが、宜蘭の旧名が「カバラン」であるからとのことだ。
2. グレンファークラス12年
グレンファークラス12年は、スコットランドのスペイサイド地方にあるグレンファークラス蒸留所で作られているシングルモルトの12年である。グレンファークラス蒸留所の特徴はガズバーナーによる直火焚き蒸留とオロロソシェリーを用いた100%シェリー樽熟成である。
グレンファークラス12年は、シェリー樽熟成の特徴がよく表れた、リッチでバランスのとれた味わいである。
3. THE ONE ファインブレンデッド
THE ONE ファインブレンデッドは、イングランド北西部湖水地方に誕生したレイクス蒸留所から展開されているブレンデッドウイスキーである。レイクスのシングルモルトと、選び抜かれたスペイサイド、アイラのスコッチグレーンとモルトウイスキーを使用した唯一無二のウイスキーである。
新鮮なフルーツや糖蜜、かすかなスパイスとピートスモークアロマが織りなす複雑でバランスのとれた香りである。
4. ジュラ12年
ジュラ12年は、スコットランドのアイランズ地方に含まれるジュラ島に唯一ある蒸留所のジュラ蒸留所で作られているシングルモルトの12年である。ジュラ島は淡路島と同じくらいの大きさであり、人よりも野生のアカシカの数の方が多いことでも有名である。
ジュラ12年はハチミツやレモン、シトラスフルーツの香りが特徴的である。また少しスモーキーさを感じる。バーボン樽で12年熟成したあと、シェリー樽でフィニッシュする。
5. M&H クラシック
M&H クラシックは、2012年にイスラエル初となるウイスキー蒸留所として設立されたM&H蒸留所のエントリークラスのシングルモルトウイスキーである。M&H蒸留所は温暖な気候な場所に位置しているため、熟成の天使の分け前が通常の地域より多く、蒸発量が多いというデメリットがある一方、短い熟成年数でウイスキーの品質が上がることが見込まれるメリットがある。
M&H クラシックは最上のバーボン樽と特別な赤ワインSTR樽で熟成された原酒から構成されており、ライトでバランスが良いのが特徴である。
最後に
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