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【#8】 ウイスキーにおけるオフィシャルボトルとボトラーズボトルの違い


概要


今回はウイスキーにおけるオフィシャルボトルとボトラーズボトルの違いについて説明する。

普段、皆が目にするウイスキーボトルは主にオフィシャルボトルであるが、ボトラーズボトルの奥深さを知るとさらにウイスキーに対する愛が深まるであろう。

オフィシャルボトルとボトラーズボトルの違いについて

オフィシャルボトルとボトラーズボトルの違いはずばり、販売元の種類が異なる。

オフィシャルボトルは、ウイスキー製造メーカー (e.g. サントリー、ディアジオ) が、製造・瓶詰め・販売まで行うボトルのことをいう。

スーパーやコンビニエンスストアで置いてあるウイスキーの99%はオフィシャルボトルであろう。(超高級スーパーにもしかしたらボトラーズボトルがあるかもしれない、、)


一方、ボトラーズボトルとは、インディペンデント・ボトラーズ(独立瓶詰め業者)が、ウイスキー製造メーカーが保有している蒸留所が製造した原酒を買取り、独自で瓶詰め・販売を行うボトルのことをいう。

ボトラーズボトルの魅力は”独自性”にあり、樽をより長く熟成させることができる・樽を変えて熟成させることができる・複数の蒸留所の樽をブレンドすることができる点が挙げられる。

また、ボトラーズボトルは、販売時に使っている原酒の蒸留所名を非公開にするという契約を蒸留所と結んでいることも往々にしてある。

さらに、あるモルトウイスキーに他の蒸留所のモルトウイスキーをほんの少し (ティースプーン1杯程度) 混ぜてブレンドモルトウイスキーと称して販売するティースプーンモルトウイスキーというウイスキーもある。

ブレンデッドモルトウイスキーに関しては以下の記事が参考になる。

筆者が飲んだことのあるボトラーズボトルについて


筆者もまだまだボトラーズボトルに手を出して日が浅いのだが、
飲んだことのある銘柄について2つ紹介する。

ビックピート:ダグラスレイン社から販売されているブレンデッドモルトウイスキーである。スコットランドのアイラ島にあるアードベック蒸留所・カリラ蒸留所・ボウモア蒸留所・ポートエレン蒸留所の原酒を用いている。
ボトルのラベルも印象的であるため一度調べていただきたい。

クラシックスペイサイド :BB&R社から販売されているブレンデッドモルトウイスキーである。こちらはスペイサイド地方の蒸留所の原酒を用いているが、具体的な蒸留所名は公開されていない。どの蒸留所の原種を用いているのかを想像するのも楽しい。他にも「クラシックアイラ」・「クラシックピーテッド」・「クラシックシェリーカスク」が同シリーズで販売されている。

最後に


この記事は「wednesday whisky weblog」というマガジンに含まれます。このマガジンの他記事も見ていただければ幸いです。

このウイスキーブログは筆者がウイスキーについて学んだアウトプットとして作成しています。そのため、間違いがあった場合はコメントで指摘していただきたいです。よろしくお願いします。


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