【#4】 お酒を分類した際のウイスキーの立ち位置について
概要
今回は「ウイスキーとは何か」について、他のお酒と比較することで立ち位置を明確にしていこうと思う。
お酒の分類方法
まず、お酒は製造方法によって、醸造酒・蒸留酒・混成酒の3つに大別することができる。
醸造酒と蒸留酒は"原料"をアルコール醗酵して作られる。
ここで、アルコール醗酵とは、微生物の酵母がブドウ糖などの糖分を食べて、炭酸ガス (二酸化炭素) とアルコール (エタノール) を出す反応のことである。
そして、蒸留酒は、簡単に言うと醸造酒を蒸留したものである。
また、混成酒とは、既成酒 (醸造酒・蒸留酒) の酒に、糖分、アルコール、果実や香料を加えたものである。
以上の内容は、ブルーバックスから出ている「日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技」を参考にした。日本酒について学ぶことで、ウイスキーとの違いが明確化し、また本の内容自体も日本酒の文化や詳細な作り方が記載されていて面白かったので、是非一読していただきたい。
醸造酒・蒸留酒・混成酒の具体例
次に、分類別でお酒の名称と主な原料について具体例を表にしてまとめる。
この表から読み取れることとして、
同じような原料を使っている醸造酒・蒸留酒がありそれぞれ対応しているということ
ビール→ウイスキー、ワイン→ブランデー、日本酒→米焼酎
混成種は既成酒 (今回は醸造酒) に果物を加えたものであること
の2つがある。
ここで注意点として、上記に挙げたお酒の名称が全てではないこと、原料について、他の原料も必要であり今回は代表的な原料を記載したということを明記しておきたい。
まとめとして、ウイスキーは「蒸留酒」であり、主な原料は「大麦、とうもろこしなどの穀物」であることがわかった。異なるお酒の間で違いを確認することで、ウイスキーの立ち位置が明確になれば幸いである。
最後に
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