それってできないんじゃなくて、したくないだけなんじゃない?
「介護の仕事をしています。」
と自己紹介なりで伝えると、よく「凄いですね!」と声をかけていただけます。介護は底辺の仕事なんて言われてた時代もあったみたいですが、介護職への理解が進んでいるんでしょうか?そうだといいですね。
こういう時、もう1つ付け加えて出てくるのが、
「私には絶対できない仕事なので。」
というニュアンスの言葉。
これに関して僕は、介護職が大変だということを理解した上で、その仕事に就いている人は本当に尊敬しています、といった感じになんとか解釈しています。
でも、これを言われた時に率直に思うことが1つ。
「できないじゃなくて、したくないんだろうな…」
って。
ひねくれてますかね?
いや、でも間違ってはないはずです。
もしも、僕が超絶技術を駆使して、最強のプログラムを作成し、日本を守っています!とかだったら、わかります。
が、介護の仕事を知ってる人ならわかるんですけど、無理なことは絶対にないんです。利用者とコミュニケーションをとったり、食事や排泄、入浴を介助したりすることは、身一つさえあればできます。
細かいADLを理解したり、人それぞれに合った介助を行うには、それ相応の知識は必要ですが、できないことはないんです。ので、未経験の方で専門知識がなくても始めやすい仕事です。
誰にだってできる仕事、なんて馬鹿にされたことがある仕事ですが、あながち間違ってはないです。簡単ではないですがね。本当に。
ので、本音は、別にやろうとは思えばできるけど、キツいし臭いし、なにより賃金が低い仕事に就くのが嫌。でも、やりたくないっていって馬鹿にしてるとも思われたくないから、できないって言っとこう。
みたいに深読みしてしまうんですよね。困ったことに。
純粋に労ってくれている人もいるとは思うんですが、介護の仕事に就いてから拗らせてしまったのか、こんなひねくれた考えをしてしまっている自分にショックです。
それもこれも、給料が低いせいです。給料が低いせいで、自己肯定感が下がっているんだ!
………。
あーあ、もっと給料あがらないかな。