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パスタの国からの刺客、してやられた僕

こんにちは。皆さんお元気でしょうか。
この前街に出たら半袖の人やサンダルで歩いている人をまだちらほら見かけました。例年よりも暖かい日が続いていましたがさすがに僕はもうそんな恰好は出来ません。寒さにめっぽう弱いんです。そろそろヒートテックや長袖のサーマルをひっぱり出そうかななんて考えています。しかも面倒なことに暑さにも弱いんですね、いやあ生きづらい!!実は僕は日本の中でも暑い所の出身なんです。でも暑いもんは暑いし寒いもんは寒いです。せめてどちらかには強く生まれたかったなあ、、、

ということで今回紹介するのはとある古着屋で出会った白パンツのお話です。この服に出会うまで僕は白パンはほとんど履いたことがありませんでした。なんか手が出しづらいというか着るの難しそうだな、なんて思っていたんです。なんかイタリアのイケてるおじさんが履いてるイメージがありました、ジローラモ絶対大好きでしょ白パン。ありますよね?そんなイメージ。え?あるよね?そう、あるんです。(無いとは言わせない)
今回はそんな伊達男の国、イタリアからやって来た(であろう)パンツなんです。

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ブランド名が読めなかったので、誰か読める方はなんてブランドか教えて欲しいです。お店の方に聞いたらおそらく70sか80sあたりのイタリアのデザイナーズブランドじゃない??とのこと。その頃のイタリアはデザイナーズブランドがあまりなかった時代らしいです。やっぱりイタリアから来てたのか!?と僕の頭の中には白パンを履いたジローラモが仁王ラモしていました。
次はお待ちかね、正面の写真にいきましょう。

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はい、ドン。どうですか??これはちょっとまずいでしょう。
どこから触れていいのでしょうか??まるで連休最終日の関越自動車道のように魅力がトラフィックジャムしています。
その古着屋を一通り見て、これ見て帰ろうと思った最後のラックの最後から2番目にかかっていました。一目惚れです。頭を重たい物で殴られたかのような衝撃を受けました。う〜ん、中華鍋あたりでしょうか。
そのまま僕は間髪入れずにそのままの勢いで
「これ、試着してもいいですか??」
そして遂に関越自動車パンツに足を通してしまった僕は、さらに魅力に取り憑かれる事になるのです。

1発目からいってしまいましょう。この度肝を抜く素材の切り返し。オーバーオールがそのままパンツにくっついたような感じです。この前衛的なデザインのパンツがもう僕が生まれる何十年も前に誕生していたなんて信じられないです。誰が思いつくんですかこのデザイン。しかもデザインに引っ張られ前目にあるポケットのせいで若干モノを取る時に前に手を伸ばさなきゃいけないんです。その少しの苦労さえ愛おしい…この気持ちはなんですか???? まさかこれが...???

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横はこんな感じ。この綺麗なテーパードがもう自分好みなんです。しかも着画は載せていませんが履くとくるぶしあたりで丈が止まるんです。そのスッキリしたシルエットが白という色も相まってとても上品に見えます。でも素材の切り返しが入っているから上品過ぎない、みたいな。いい塩梅。

そして上の骨盤らへんから伸びてくるラインはただスーッと伸びるだけでなくテーパードしていくのと一緒に細くなっていきます。ったく、粋なことしてくれるぜ…

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最後は後ろ。前のオーバーオールのような部分の素材が横のラインから切り返されてまたやってきます。後ろだけ見ても上と切り返してるんだな、としかなりませんが前を見て横を見てその後に後ろを見るといかにこの服がスーパーミラクルかがわかるかと。しかもですよ!しかも!お尻のポケットが目立たないように縫製とかぶるように付けられているんです!このパンツの雰囲気を邪魔しないようにって事ですかね!!(興奮)
だとしたら相当このパンツをデザインした人はキレたセンスの持ち主ってことになりまさあ!!(鼻息)

書いていると履きたくなってきてしまったので、一刻も早く休日になっていただけるとこちらもご機嫌が上々、気分はノリノリにならざるをえません。
革靴でも、スニーカーでも、なんならサンダルでもばっちりハマってくれます。春夏秋冬、どの季節に履いてもバッチグーでございます。
イタリア人と一緒で、本当に気が利くんですよ。これから活躍し続けてもらうつもりです。

長々と書いてしまいましたが、このパンツの魅力がジャムっている事が少しでも伝われば嬉しいです。こんなコーディネートどう??やこのパンツを見ての感想、その他ご要望などありましたらコメント欄までお願いします。

さてと、このパンツ履いてピザでも食べに行きますかね。
なんて言いながらアマルフィに思いを馳せるのでした。

じゃ、また。

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