どの季節にも吹く風
あなたには黄金の瞬間がありましたか?
僕の中での"それ"は、文句を言いながら汗水垂らし毎日毎日部活に打ち込んでいた時だったり、あの子に振り向いてもらうためにあくせくしている時間だったり、いつもふざけてるあいつが真剣な顔で相談してくれた夕日の眩しかったあの帰り道だったりします。
つまり輝いていたと感じることです。
つまり戻れないあの時です。
考えました、戻りたいとすら思えるその一瞬ははたしてなんなのか。
とてもありきたりですが、本気だった時なんじゃないかと思います。
今その時にしかできないことに全てを注いでいたあの時です。
さて、今の僕は果たして本気でしょうか。
あなたは今の僕を見てどう思いますか?
あとでふと思い出した時、今は黄金の瞬間になっているでしょうか。
つい先日僕の運転する車で友人は夢を語っていました。
照れも恥じらいも一切見せず楽しそうに語るその顔を見て、ああ、僕はまだまだ足りなすぎるんだなあと思わされました。
その時の感情と、強く握ったハンドルの感触はまだ手にハッキリと残っています。
その友人はきっといま黄金の瞬間を歩いているんでしょう。
人生、生きていて気付かされる事ばかりです。
その度に自分は未熟だと猛省し、終わりのないアップデートをし続けます。
ver.1.0から始まった僕のアイデンティティは今どこまでいったでしょうか。
自分なりに、自分らしくとはとても都合のいい言葉ですが、自分なりに考えたことに自分らしくを忘れないよう生きていきたいと常に考えています。
でもそれは少しの誘惑や妥協、失敗や自分の弱さでいとも簡単に崩れてしまうものです。
僕はその度にそれを積み上げ直し、崩れる前よりもほんの少しでも高く積み上げようとしています。
一見すれば2歩進んで1歩戻るような効率の悪いことに思えますが、僕にはこれしかできなさそうです。でも、最近はそんな自分すら好きになれてきています。
僕はその友達にお礼を言いたいです。
これでまた大事な物をほんの少し積み上げられる気がします。
そして、どうかそのそばに暖かい黄金の風が吹いていることを信じています。
ところで黄金といえば英語にするとGOLDですが、身近に黄金を感じられるものといえば満場一致でこれだと思います。
僕が人生で1番好きなパンです。
ミニスナックゴールド。
ちなみに父はまるごとソーセージ。
名前にゴールドが入っています。
何かの偶然だと思いますか??
ヤマザキさんのHPから調べてみると、
"スナックパン界の“金メダル級大ヒット!”を願って命名された逸品。"
と書いてありました。
どうりであの形、あの味、あのボリュームなわけだ。
パンを愛しあわよくば愛されたい僕にとっては、あなたは間違いなく金メダルです。
ゴールドってついてるからってこじつけすぎる、って言いましたか?そこのお前
実はちゃんとした証拠もあります。
まずは食べればわかる、この美味しさ。
そして満足感、その次に価格。
本当にどの年齢層の方にも愛される要素が揃っています。
しかし一方でカロリー、脂肪、飽和脂肪酸、コレステロール。これはほぼ小爆弾と言ってもいいでしょう。
この2つの側面から導き出された答えは
良いことばかりではなく悪いこともある。
このパンにはその表裏一体、両面が含まれているということです。
黄金の瞬間だってそうです。
酸いも甘いも両方あるはずです。
これが紛れもない証拠です。
菓子パンという姿に形を変え、ゴールドという名を冠することで僕たちの人生に彩りと気付きを与えてくれる。
これがどれだけ素晴らしいことか。
小麦ラバーもといグルテンモンスターを自称する僕は無理やりにでもパンと人生を繋げたいと思っています。ゴメンネ
結局僕が知りたいのは皆さんは何のパンが1番好きなのか?ということです。
コンビニにおいてメロンパンはセブンが1番です。
チョコチップスティックならファミマ。
ローソンには濡れあんぱんが売っています。
会って話すことでもないのでzoomで話しましょう。
背景は自分の好きなヤマザキの工場で。
たらたらとどうでもいい話をしすぎましたが、今までのは全部忘れて下さい。
ミニスナックゴールド、僕は1番好きです。
顔ほどもあるサイズ、好きです。パンはデカけりゃデカい方がいい。
白いシュガーの部分、もちろん好きです。
ポロポロ落ちて人目を気にせず拾っているあの時が1番生きていると実感します。
そして丸が外に広がっていくようなあの形状、大好きです。
渦を彷彿とさせるあの形状はミニスナックゴールドの渦に飲まれもう出ることはできない、という暗示なのでしょうか。違うのでしょうか。
これからも僕のそばにいて欲しいパンの一つです。
ミニスナックゴールドを食べて
ミニスナックゴールドであおいで(デカいし)
風を吹かせていきましょう。
またにぇ。
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