GOZEN-狂乱の剣-
脚本・演出:毛利亘宏(少年社中)
出演
矢崎 広 元木聖也 前山剛久 松村龍之介 / 若月佑美
井澤勇貴 松本寛也 井俣太良 廿浦裕介 梅津瑞樹 上遠野太洸
AKANE LIV 山本 亨 波岡一喜
会場・日程
東京
2019年9月12日(木)~23日(月・祝)
サンシャイン劇場
大阪
2019年9月27日(金)~29日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
興津清順役
主人公の家臣であり親友(幼なじみのように見える)ただただ主人公である八弥斗が大好きで、よかれと思って様々助言したり、かっこいい八弥斗であってほしいがために嗾けたりしている。今回は腹の底まで真っ正直かつ含みを持たせない芝居だったせいもあって、とにかく可愛い。
なかなかドストレートにそのキャラを演じることは珍しいかなと初見では思っていたんだけど、19日に見たときは少し闇が垣間見えていた。もしかしたら演じ手が疲れてたのかもしれない。東京千秋楽にはストレートな清順に戻っていたのでなおさらそう思う。
和物、殺陣舞台、と未知のなか、あそこまで彼のビジュアルを生かして貰えたのはファンとして喜びしかないし、感想を探してみても彼を褒める言葉ばかりなのも嬉しい。数ヶ月前の板の上では殴りたくなるぐらいドクズ男だったのに、さすがだなと思った(褒めてます)
今回はアフタートーク参加の2公演とも観ることができた。15日は本当に喋らなかったけど(笑)演出の毛利亘宏さんのプランと真逆に役を作ってきてでも演出を納得させるぐらい魅力的に成立させた、という話を毛利さんから聞けて嬉しかった……それを聞いてた本人は怒られてると思っていたのがまた面白い。観客として舞台前情報見てイメージしておいても、まず彼の芝居の方向性を当てられることが今までなかったし、今回の舞台でも前情報とまるで違うキャラに仕上がっていた。
大阪公演は配信の大千穐楽を観ることしか叶わなかったけれども、東京公演よりも更に八弥斗への矢印がわかりやすく大きくなっていて、休演期間中の数日の間に修正していったのかと思うとまた凄いなとしか言葉がない。今回もとても素敵なキャラクターをその板の上で演じ、魅せてくれたことに感謝しかない。
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