劇団PU-PU-JUICE 第26回公演 「新・罪と罰」

東京芸術劇場シアターイースト
4月25日(木)〜4月29日(月)
25 (木) 19:00~
26 (金) 19:00~
27 (土) 13:00~
28 (日) 13:00~ 18:00~
29 (月) 12:00~ 16:00~

作・演出 山本浩貴

探偵:影山孔明 役

自分は初日&二日目を見れなかったのですが、その時点での前評判がめちゃくちゃいいのも実際の舞台を観て納得しました。完成度が滅茶苦茶高い。

主演じゃないのに、こんなにフルスロットルな芝居を観せて貰えていいんだろうか、と初回観劇の時点で虫の息になった。

声音を操り、長台詞をよどみなくこなし、視線で、指先で、背中で「影山孔明」を作りその背景を立たせている。仕草に声音に気持ち悪さと優雅さが同居していて、なのにニッコリ笑うと誤魔化される程の美人。彼の全部を生かしに生かしまくったハマり役だったと思う。
相棒の「楓」との掛け合いもその間合いも絶妙で、親密さすらもうかがえるのもよかった。お互いを信用しお互いができる仕事を持ち寄って犯罪に近づく、という二人が求める未来が同じに見えるのもとてもいい。

観ないと損するよ、という言葉はあまり言いたくないのですが、今回こそまさにそれ。こんなに凄い当たり役、果たして今後あるのだろうか。

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